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2006/08/29(火)
八月二十九日
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残りが四十八時間もない夏休みに絶望を覚える。 考えてみれば、当初の意気込みは何処へやら、 植田の勉強時間など、まさに砂粒のようなものだ。 小さい小さい。あんなに頑張っていたのに、と自己絶望する。 夏休み最初の土曜日に教師と母と植田の三者で面談があり、 そこで随分と絞られて、相当悔しい思いをして、 悔しさをバネに少なくとも七月中は結構な時間を学習に費やしていた。 しかし、八月に入ってから、やる気の維持が非常に困難になり、 後はもうなし崩し的に勉強時間も内容も減少の一途を辿り、 そして復調の機会を窺っているうちに高校野球も終ってしまい、 いよいよ八月の週末が見えてきたと思っていたら、 もうあがいてもどうしようもないところまで植田は流されてきてしまった。 どうすることもできないのが時間というものである。 そういえばこの日記は時間に関する話題がよくでるように思わないだろうか。 きっとそれだけ後悔を植田は重ねているし、そしてそれだけありふれた悩みだ。
--- 鉄壁の潔癖! 何者も寄せつけないいい!
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