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2007/01/13(土)
深夜早朝独り語り
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我ながら青臭い題名の日記だとは思うが、しかし仕方がない。 「確か今週の火曜日から学校が始まって、初日から授業が普通に再開して、冬休みが終る前は冬休みが終わることがいやだったけれど、二学期がまだ終ってないかのような、まるで冬休みの二週間をすっとばしてしまったような、そんな感じの新年だった。正月気分もあるけれど、正月なんてなかったような気もする。それで、まあ、私は相変わらず学校に通っている。遅刻をしそうになるくらい寝てしまって、登校を普段一緒に行く人達と行けないということが何度もあったけれど、それでも遅刻はしなかったし。そんな人は大勢居るけど。で、まあ私は二学期の続きみたいだと思いながら学校に通ってはいるけれど、なんとなく学友、というか特定の級友の態度が微妙に変化しているような気がする。違和感がある。元々私は別にその人のことが特別好きというわけでもないけれど、と少し残酷な言葉を使うけれどそれも含めて、私はそんなに高校に入ってから活発に活動していたわけではなく、少ない交友関係の中で誰か一人とでも不仲になってしまうと級内でどうしようもなく浮いてしまいそうなので、義理というか計算半分に付き合っていた。勿論、そうやって一緒に行動している内に私はその人、仮に横原とでも名付けておきますね、その横原にも友誼を感じたりもしているし、まあ悪い人間ではないのだろうと思っているから仲良くやっているのだけれど、私だって顔で笑って心で泣いたりする。でも横原との付き合いは半分計算だし、あまり露骨に不快感を表せはしないので、何を言われてもされても原則的に私は怒っているふりをしているふりをする。そういう私の弱気なところも横原にとっては付け入る隙でしかないのだろう。それでも去年まではなんとかやっていけていた。一度横原の悪ふざけが過ぎて本当に怒って口も聞かなかったこともあるけれども、幾度も謝罪の言葉を口に出されて私は許したという態度をみせざるを得なかったし、まあそれからはあまり酷いことを横原はしなかった。どうも私の他の学級の友人がさりげなくだか直截的にだかは知らないけれど、横原に釘をさしてくれたようでもあるし、横原も幾らかは反省したようで、なんとか私も学校にいる間は殆ど横原と過ごせた。と書くと二人きりで過しているみたいだけれど、基本的にはもう二人いる。書かないが。と、それはまあ蛇足だ。それで、まあ一学期が過ぎ、二学期が終って、三学期が始まると、横原の私に対する態度は悪化していた。なんか色々横原はその背景の事情が複雑なようなので、そういうのが合わさって、その捌け口として、無意識的か意識的かは判断しかねるけれど、多分私を使っている。それが前述の違和感の正体だと思う。口を開けば私が大学に落ちる落ちると言って笑い、私を無視するふりをして私が焦るのを見て笑い、私が不快な顔をすれば懐柔する素振をみせて拒否して笑い、私の話をきかず途中で度話の腰を折り、よしんば聞いてもまともな反応もせず、やはり私が焦るのを見て笑う。まあ最後のものは私の会話が面白くないのかも知れないけれど、じゃあ残りの二つは、という憤りが私にはある。こうして羅列してみて自分の記憶と照合してみると、多分去年まではもう少し情のある会話だった気がする。少なくとも一日に何回もという高い頻度で大学に落ちるなどという予言は聞かなかったはずだ。それに、去年ならそういうことを言われてもあまり気にはならなかった。ただ、間近に迫った今、そういうことを平気で言われると、冗談だろうと分かっても腹が立つ。受け流しながら空想して横原を酷い目にあわしている。どうしてこいつはこの時期にそれを平気で言えるんだ。多分、横原自身が受けている精神的圧迫があって、それは前からあった。家庭環境だの、学級内での私以外のと関係だの。でも去年は私が分野によっては例えば勉強で言えば国語なんかで大きく引き離していたからちょっとは引け目もあってあまり強気に出過ぎることもなかったのだろうけれど、横原は努力の結果として多分私と並ぶ位には実力をつけたと自負していて、私は自尊心を傷つけたくないので確認していないけれど、横原と仲が良くて私より国語の出来る級友に依れば実際国語も出来るようになった様で、自信がついたのだと思う。私に何の劣等感も感じることが無くなって、思う存分横原はその嗜虐的側面を露わにしている。続く。
(2007/01/14 06:17)
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