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2009/05/14(木)
メモ
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「世界で人気の先端企業などが実際に面接試験で出題する難問奇問 に、スタジオに招かれたタレント、学者、芸人…様々な解答者が挑戦」し、 「スタジオでは、実際に企業の人事担当者が集まり、出演者の合否を直接判断する」クイズバラエティ番組、 ソクラテスの人事というのをみた。
実際に企業が面接で見ている点は、第一に回答の論理性、 第二に発想力、第三に行動力。 他に聞く力、リアクション、答えの具体性。
今回集まった企業は三社(化粧品大手、経営コンサル、玩具大手)だったが、 内二社が最終的に元モーニング娘。の矢口真理さんを指名。 確かに矢口さんは答えに論理性があり、女性らしい優しさ、楽しさもある答えを出していた。
また、私としては見逃せなかったのが「自分のことを考えない」というコメント。 「for meではなくfor you」と番組内では表現していた。
これは、今二周目を読んでいる宮台真司の「日本の難点」にもあった。 「心底スゴイと思える人に出会い、思わず「この人のようになりたい」と感じる「感染」によって、初めて理屈ではなく気持ちが動くのです。… 想像してほしい。利己的な奴が本当にスゴイ奴だなんてあり得るでしょうか。…本当にスゴイ奴は、なぜか必ず利他的です。」(p51-52)。
多分、この通り、矢口さんの利他的な精神性が企業の人事担当者に「感染」した面もあるのだろう。
企業活動も今は社会的利益が求められる時代だし、 公務員として行政の仕事につけば利他的に働くしかない。 如何に今から利他性、パブリシティを身に付けられるかが勝負か。
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