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2009/05/06(水)
子供
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アルバイト先の本屋はむしろ連休になると空きます。 その上連休は返本などの作業がないので、 何も仕事がないのでカウンタでぼんやり立っていることになります。 なのでぼんやり時間の経過の遅さを呪いながら立っていると 突如現れた五歳ぐらいの男の子に話しかけられました。 車のおもちゃの沢山載った絵本を見せられて、 「おれ、これぜんぶもってる」という話を全ページにわたって聞かされました。 それを五冊ほど繰り返すと、音の鳴る絵本を持ってきて、 「ぽにょ」の主題歌を太鼓で聞かされて、 次に車情報誌のGooを持って来られて、 「うちでのってるのは、これとこれとこれとこれ」と、 明らかに高級車と一目で分かる大型車を見せつけられました。 私も自動車は好きなので、「これとかこれが格好いいなあ」と口をはさみましたが、全て無視されました。 何故だ…。 そうやって時間を過ごしていてもまったく上司に咎められませんでした。 その子が親御さんの「すいませんと言いたい大人スマイル」と共に連れて行かれるまで、 私のこの不思議な一時は続いたのでした。
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