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2009/06/11(木)
寝坊から飲酒へ、そして充足感と罪悪感
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今日は大学の講義をとっていないので休み。 大学で同じサークルの友人二人と遊びました。 同性二人に異性一人の組み合わせです。
京都で遊ぼうかということになって、 十三時半に四条河原町の不二家前で待ち合わせたのですが、 自宅の部屋で目覚めたのが十三時。 私の家からはどう見積もっても京都へは二時間はかかるので、 この時点で大遅刻決定。 ご飯ももちろん食べず、急げるだけ急いで家を出ました。
京都で遊ぶといっても、カラオケに行って御飯を食べるだけなので、 まずはカラオケ店へ。 ちなみに、そういう大阪でも出来ることでも、 街並みのチャーミングさや人口密度等を考えるとたまに京都へ出るのも悪くないと思わされます。 晩御飯を食べるなら木屋町周辺を歩くだけで学生が食べるようなものなら何でも食べられますし。
前から計画してしかもオフの日の午後に集合するのに、 どうして遅刻するんだよあー合わす顔がないと思いながら電車に揺られていました。 気だけを急かしても電車は急いでくれないので、 二周目の「スペインの宇宙食」を読みながら。
さて、京都のカラオケ店まで来て、部屋の前まで来ました。 どんな表情、姿勢で入ればいいんだろうと迷いましたが、 がちゃとドアを開けた瞬間「てめーばかやろー・笑」と受け入れられたので、 「マジすまーん」と笑いながら謝罪しつつ入りました。 和やかで笑いの支配する場に安堵。 もっとも、それでもあまりの遅刻ぶりに気が引けてリラックスはできませんでしたが。
自身のためにピザと、謝罪のために二つのパフェを注文して私もカラオケに加わります。 私以外の二人があまりに上手いので私の立つ瀬は有りませんでした。 それに、私はあまり売れているメジャなミュージシャンの曲をしらないので、 曲選びも毎回難航します。特別マイナな方向で沢山知っているわけでもないし、困る。 オタクの子も一人いましたがもう一人が違うから普通の曲ばかり選ばなければならなかったですし。 地元の友達なら全く知識のない友人の前でもサンホラだって歌えるのですが。 大学の友達はそういうところは大人として気を使う関係なんです。 気安さがないとも言えますし、洗練されているとも言えます。 聞き惚れたり恥ずかしがりながら歌ったり。 私の歌で締めにしてカラオケを後に。 いいのか、私の歌声で締めて。
予定調和的に晩御飯を食べることに。 私は冷えた薄いピザしか食べていないので空腹。 食べるだけでなく、お酒も飲むことになったのは良いのですが、そこから先、食べたい料理の方向性が決まらないので、店も決まらず。 なので、私が以前二度行ったことのある、味と値段と雰囲気がよく調和した小さな地下のお店へ。
十品のコースと二時間飲み放題で三千円程度です。普通ですね。 ウオッカトニック、上海ピーチ、胡麻焼酎お湯割り、 シャンディガフ、バナナミルク、アロエパイン、 林檎酒ロック、柘榴酒ロック、ラムコーク(キューバ・リバ)、 と思いだせないけど一杯か二杯を飲みました。 そういえば今日も締めはファジーネーブルだったっけ。
これだけ飲むと炭酸入りのお酒や焼酎を飲むだけで吐きそうになりそうになるんですが、 これくらいなら酔いのまわり方の緩い性急さがちょうどよくてハッピーになります。 飲み始めた頃から遅刻した気まずさも全て流れています。 (ちなみに、飲んだお酒の名前を書くのは、記憶が飛んでいないかの確認です。 少し忘れているので危ないですね。味わってないし。)
三年目の付き合いなのに新鮮なメンバ構成も、 料理と酒の味も、体調も温度も照明も本当に素晴らしくて、 それはもううっとりする、とろけるようにアッパーな幸福があります。 みんなも私とほぼ同数同強度のお酒を飲み続けていたので、 これがもうへろへろになっていて、 みんなして害のない感じに出来上がっていました。
三人でいちゃこきながらアイスクリームとポテトを食べさせあったり、 こっちおいでとか言って異性の子を取り合ったり、 あほらしく可愛く遊びました。 その子、恋人がいるので(しかも同じサークル内で私も仲がいい)、 背徳的な気分もありつつの馬鹿なロールプレイでした。
しかしファジーネーブルのように曖昧で甘い時間も門限には勝てないので、 店を出て四条の駅へ。 みんな気持ち良く酔っているので、人の行き来の邪魔にならない時は、 掴まったり手を握ったり、素適に密着していました。 それはもう淡くて危険な衝動を抱くほどに。 このまま同性の友人の目を盗んで異性の友達とキスできたらどんなに素適だろう! 実行しないでも頭の中でその光景を想像するだけで夢のような心地です。
流石に電車内では目立ったことはできないので、 乗り換えの時間を携帯で検索したりしながら過ごしました。 まず異性の友達が降り、暫くしたのち同性も降りていきました。
帰宅途中酔いがさめるにつれ、度が過ぎていたような気がして、 というかどう考えても常軌を逸していた行動に、 遅刻したこととはまた違う強い倫理的拒絶が頭を支配するのですが、 それは明日の朝、真剣に考えることにします。
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