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2010/01/04(月)
バイト、北朝鮮、政治
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何故かシフトの都合で、夕方から閉店までを、本屋の地区長さんと過ごすことに。 地区長になるくらいだから責任感もあるし、テキパキと仕事をこなすし、少し喋れば快活な人柄が伝わるので一緒にいるのは苦ではありません。 それに、いつもの倍くらいきちんと勤め上げるのも、気持ちのいいものです。 ただ、それはそれとして少し気疲れするのも確かです。 だから、帰ってから浴びるお風呂が気持ちいい。
では一通り私の生活について触れたところで、全然違う話をしましょう。 五日に、NHKのドキュメント番組を見ました。 小泉純一郎首相(当時)が二度訪朝して金正日総書記と会談した際の議事録が公開されたとかで、小泉首相と金総書記のやり取りを中心に、外務省の薮中三十二外務次官や佐々江賢一郎アジア・大洋州局長、安倍晋三代議員等へのインタビューも含めて二時間か三時間かの番組でした。 このドキュメントを見るまで、金総書記は、平壌で女を囲って寿司を食べる人で、反米反日を貫く暴力主義者との印象でした。 けれども、意外に常人的な為政者だなという感想を持ちました。 当然、拉致も核開発も、自国民への抑圧的な政策も全て許されるものではありません。 が、それら問題の「根源的な悪」としてしか看做さないのと、「生ける人間としての独裁者」として見直すのとではどちらが冷静な見方でしょうか? 金総書記は米露中という三つの(政治的)大国に囲まれている「世界の中の北朝鮮」ということを理解しているようでした。 アメリカとの戦争も辞さないという一方で、アメリカが対話する気なら乗ると言ったりしたようです。 狂人ではなく、独裁者。 あと、六カ国協議が日本の発案で始まった事を知ったのは勉強になりました。 米朝の二者協議に拘る北朝鮮と、「日本を含めた」ステークホルダーの六カ国で集まることを提案する日本、という構図。
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