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2010/02/06(土)
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我がサークルの冬季合宿から帰ってきました。テニスサークルですが冬はスノーボードをしに長野へいきます。八十人以上いるサークルなのですが、集まったのは二十人足らず。内、三回生はほんの三人だけ。
そしてその三回生の私ともう一人とをくっつける作戦(?)が発動されてしまいました。「もう一人」を高橋としましょう。私と高橋がリフトで二人に成るように誘導されたり、座席につけば向かい合ったり隣り合ったり。帰りのバスの車内でも、通路を挟んで隣り合うように仕組まれました。高橋がどう思っているか知りませんが、割とそれは露骨な運動でした。同室になった後輩のKなぞは「ちょっとやりすぎましたかね?」とにやり。
気持ちは嬉しいが後輩よ、私は凄く困っているぞ!君達がそういうことをするから私も意識してしまう。意識してしまうから好きになる。好きになったら告白する。このパターンは一昨年も起こってそして失敗したやつだ!高橋相手に今はまだ最終段階には至っていないとは言え…。
私と高橋はこの三年、単なる友人として付き合ってきました。二人で遊んだことも無く、普段はメールすらもしません。時折、三人以上で遊びに行ったり、大学内で集まることはあります。その際の二人のやり取りや距離感等を客観視すれば「極めて親密」に見えることは承知しています。ナイーブなボディ・タッチや、親しみを確認するような目線の遣り方、少し照れたのを隠すような笑みなど、高橋と私の間には、それを裏付けそうな習慣が幾つかあります。ただ、やはりそれは恋愛関係に基づくものではありません。感情の有無は推し量りかねますが…。しかし問題はやはり周りに人がいる状況でしか「極めて親密」に振る舞っていないが為に、後輩らの誤解を招くということでしょう。
ただ、私は高橋と付き合えるならば、それは歓迎します。主な理由の一つとして、恋人がいるという状態に対する憧れがあることは認めます。二週間で物別れになったあの不幸な恋愛以降、私は昂揚とはほぼ無縁の生活を送ってきたので、充実を与えてくれそうなラヴ・ファクタを生活に噛ませたいと思っているのは事実だからです。しかしそれだけでないのもまた断言し得ます。私は、高橋が好きです(I like T. .)。高橋としても私をちょっと位私を気に入ってはいるでしょう。いまいち踏み込めないのは私も高橋も臆病だからでしょうか。破綻が目に見えているからでしょうか。それほど好き合ってはいないからでしょうか。或いは他にするべきことが多すぎるのか。それとも最も楽観的予測の「どちらも受け身」?
後輩の一人は「絶対成就させて下さい先輩!」と私に言いました。ま、本当に高橋に並外れた執着を感じるようになれば私だって動くし、そうならなければならなかったで放っておいてくれないか。そういう風に心底頼みたい。
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