|
2011/08/21(日)
輪るピングドラム、プロジェクトMの考察
|
|
|
※mbsで放送された最新話のネタバレ含む。
本編にて僅か言葉のみが出て来る「プロジェクトM」とは何か。
リンゴが「初夜、初夜」と騒ぎながら、「その先にはプロジェクトMが…」と言ったり、ショーマが「Mって…もしかして結婚!?」と言っていた。 リンゴの「運命日記」には、初夜の先にプロジェクトMについて書かれているらしい。
では本当にMは結婚を指すのか。 分かり易いミスリードであって、marriageのmではないと考える。
Mとは、metamorphosisのMではないか。 根拠として次の事を挙げる。
リンゴが亡き姉との同化を望んでいる事。 或いは「初夜」を経て、今の自分から、(恋人・妻・)母へとなろうとしているかも知れない事。妊娠による心身の変化。(加えてそれは「生存戦略」タイムの腹が膨れる熊のぬいぐるみが先に暗示しているのではないか)
或いは他の案として、 mother,maternity,making loveもなくはないと思っている。 つまり、結婚という身分の変化よりも、母ることや、おとめでなくなる事によってリンゴの内面が変化する事を重視した。
ただ、反論も出来る。 まず、別に結婚で記述が終わっていてもおかしくないこと。 それは、作者が性を扱いたくないからかも知れない(多分これはあり得ないが)。 もしくはリンゴにとって恋愛のゴールが結婚だとされているのかも知れない(もしくは他に、例えば亡き姉が、「運命日記」を用意していればその者にとって)。
いつ明らかになるだろうか。 次の話が楽しみだ。
|
|
|