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2012/08/19(日)
デートの予定が流れた話
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先週、十三日に恋人の後藤田とデートした。其の時はぎりぎり迄、明石市立文化博物館で開かれていた「ペネロペ・リサとガスパール展」へ行くか迷っていた。NHK教育でペネロペのアニメを見ていたので、興味があった。
しかし結局は、京都市の梅小路公園の鉄道博物館と、世界遺産西本願寺と、京都タワーとを回って、其の儘京都の地価街でうどんを食べて帰った。後藤田は私が興味を持っていると云う点を除けばペネロペも、リサもガスパールも知らなかったので、止したのだった。 私は京都タワー以外はもう知った場所で新鮮味は薄かったが、慣れていた分、後藤田の表情を見遣る余裕も出来たので良かった。
デートも終盤、別れる間際に次のデートの話を私から切り出した。 十八日、土曜日に出勤させられるが、廿日に代休を呉れるらしいので、その日に又会おうと誘った。 今に成って顧みると、其の時後藤田が頷いたのか、曖昧なまま保留されたのか、予定を調べて見ると後回しにされたのか、きちんと思い出せない。 しかし平日が休みに成る嬉しさもあって、私は浮かれてデートする心積もりだった。 二週間も続けて会えそうなのも、私が就職してから珍しい事なので、少しはしゃいでいた。 でもそうはならなかった。
メールに依ると「大した予定ちゃうねんけど、ちょっと都合が悪く成っちゃって。ごめん!」だそうだ。 善人振って、良く解釈し、後藤田の気持ちを想像するならこうだ。 即ち、「デートに行きたいのは山々であるけれど、義理の有る相手から誘いを受けて仕舞った。気乗りはしないけれど、気乗りせぬ事を植田に伝えるときっと心配するだろうから、此処は一つ、言葉を濁して、会えない旨だけを伝えて置こう…」と。
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