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2004/10/18(月)
オペラ「ラ・ボエーム」立ち稽古U
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演出の直井先生による2回目の立ち稽古。 今日は4幕をすべてつけていきました。 基本的に最初は何の指示もいただかずに、演じてみます。 プッチーニのようなヴェリズモ・オペラ(リアリティを重視して作られたオペラ)はト書きをきちんと読み、台詞を読み込めばある程度の動きは必然的に限定されていきます。 今日はとにかくやってみて、うまくいかなかったところは交通整理をしていただくという形でした。
いろんな「ラ・ボエーム」の公演やビデオを見ていますが、 しっくりくるものは未だ一つもないかも・・・。 僕は作曲や物書きをするので(趣味の範囲ではありますが)、 どうしても作品を作る過程というのを考えてしまいます。 特にこの「ラ・ボエーム」は台本作家、詩人、作曲家がこと細かく討論をしながら一字一句、一音符一休符にいたるまで積み重ねていったことでも有名ですので、 とにかく全てに「必然的な内容」がこめられています。 その一つ一つを読み解かない限りこの作品は成り立たない・・・と僕は考えています。 そうやって読んでいくと・・・何とすごい作品であることか・・・。 対訳本を読むだけではわからない絶妙な言葉のやりとり。 これまでの慣習で演じてはいきたくないです。 もっともっと追究していきたいですね。
→「ラ・ボエーム」チラシの裏面。父の写真も載っていますね。
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