舞台裏日記
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2004/11/29(月) IKSPIARIカウントダウン「第九」合唱練習
第2回目のIKSPIARIカウントダウン「第九」の合唱練習でした。
今回は前回の宣言どおり体を動かしながらの練習をしました。

●まずは「合唱団」としてお互いにコミュニケーションを取りました。
両隣の方と自己紹介をするよう指示。
これがまず一番大事。
隣の人が他人同士でいいアンサンブルができるはずがありません。
名札をつけるよう昨年から指示したのも同じ意図です。
「第九」を通じて知り合った者同士。同じ音楽を愛する者同士。
仲間意識を持って練習を進めていけたらなぁと思います。

●後半は体を動かしながら音のイメージをつかみます。
言葉で説明するより実際にやってみた方が早い。
「ここはアクセントをつけて・・・」なんて言うより、
「ここで手拍子を打つ」とみんなでやればすぐ体で覚えます。

僕が合唱指導で一番大切にすることは、
「楽譜の音符どおりに演奏する」ことではなく、
その音符によって表現されている情景や気持ちを体験し、演じることです。
だって、言葉だって同じ。言われた言葉のまま受け取るなんてナンセンスでしょう。
「あなたなんか大嫌い」と女の人が恋人に言って、
それをそのまま受け取りはしないのと同じ。
音符そのものではなく、音符によって表現しようとした内容を読み解くのが本当の「音楽」だと思うのです。

多くの場合、楽譜の通り演奏することを最大目標にしていて、
「こう歌わなければいけない」と指導されてしまうのですが、
僕はちょっとスタイルが違います。
もちろん楽譜どおり演奏することは最低限の義務ですが、
その後に「こういうことを表現したい、と作曲家は言っているのです。あなたならどのように歌いますか?」と問いかけます。
『うれしい』という表現にもいろいろあるし、そこには各々のこれまでの体験が反映する。
同じ音を歌っているのに、そこに様々な表現が入り混じっている・・・これが本当のアンサンブルです。

『そろえる』のではなく、『共感』する。
オペラのワンシーンのように、それぞれがいろんな個性を持って一つの音を歌って欲しいのです。

・・・さぁ次回はいよいよ歌詞の奥にある『内容』について触れながら、みんなで実際に演技しながらアンサンブルしたいと思います。
お楽しみに。


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