舞台裏日記
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2004/03/30(火) 「リゴレット」初稽古
6月のオペラ「リゴレット」の音楽稽古へ。
僕はこれまでお休みしていたので、今日が初参加でした。
ザーッと通していったのですが、特に直されることもなかったのでホッとしました。
ここからしっかり作りこんでいこうと思います。

2004/03/29(月) オーディション
今日は某オペラ団体のキャストオーディションを受けてきました。
結果は1週間以内に郵送、ということなのでまだ何とも報告できませんが、
全力で歌いましたので・・・いい結果が出るといいな。
結果が出ましたら、いずれにしましても報告いたします。
ダメだったら皆さん慰めてね(^_^;)

2004/03/28(日) あああ・・・また泣いた
今日はテレビドラマ「砂の器」の最終回でした。
ラストシーンは泣かされました。
ドラマそのものは全体的にすごく作りこんでいるなぁって感じで。
ただどうしてもっと「音楽」の世界をしっかり取材しなかったんだろう・・・コンサートのシーン、音楽家の私生活・・・などウソが多すぎたなぁ。
多々リアリティに欠けたのがもったいない、と思ったのは僕だけでしょうか。

2004/03/27(土) 「愛の妙薬」初稽古
7月の「愛の妙薬」稽古に参加しました。
今日は合唱の稽古だったのですが、顔を出すだけでも、と思ってお邪魔しました。
まだ音取りの段階。
イタリア語の読み方、楽譜の読み方など一つ一つじっくり丁寧に指導されながら、少しずつ形になっていく様子はとても良かったです。
まだ合唱さんの人数が不足しているそうで、
もし良かったらこれを読んでくださっている皆さんも一緒に舞台に上がりませんか?

2004/03/24(水) お客さんの評価
今日はママさんコーラスの練習でした。
先日の「アンドレア・シェニエ」に来てくださった方もいらして、本番の感想を聞かせてくれました。
僕がこだわっていた部分とかもきちんと観て下さっていて、すごく嬉しかったです。
そして公演全体に関しては、細部にいたるご指摘をいただいて・・・ああそんなところも見られているんだ・・・とても参考になりました。

素晴らしいお客さんがいるってことは演じる僕らもやりがいがあります!

2004/03/23(火) また泣いた〜
ドラマ「僕と彼女と彼女の生きる道」の最終回、また泣いてしまった。
このドラマは前作「僕の生きる道」でもそうだったが、毎回妥協のない作り。
映像のリアルさ、美しさ、セリフ・演出も無駄がなく本当にすばらしい。役者さんたちは力の差は多少なりともあっても、一人一人が真剣にドラマに取り組んでいるのがヒシヒシと伝わってくる・・・。あぁいい現場なんだなぁ。

本当にいいドラマでした。
ぜひ「道」3部作で、同じスタッフによるドラマを見たいです。
ここ2クール(6ヶ月)の「白い巨塔」「僕の生きる道」「僕と彼女と彼女の生きる道」は後世に残る傑作ですね。
「砂の器」もすごく力が入っている力作だけど・・・僕自身が音楽家ですから・・・どうしても主人公(音楽家)の生活がウソだらけのリアリティに欠けるのが納得いかなくて個人的にダメです。他の部分がとてもいいだけに悔しい!

これからはドラマもエンターティメントのみではなく、クオリティが問われていくといいですね。真剣に作っているものが評価される・・・っていうのがいいな。
オペラも同じ。
どんなに小さな舞台でも演者やスタッフの意識が高ければ、クオリティのあるものができて、それを求めて観に来てくれるお客さんがいて・・・変わっていくといいなぁ。

2004/03/21(日) オペラ「アンドレア・シェニエ」公演終了!
前日の雪も溶けすがすがしい空気の中、朝11時に会場入り。
昨年11月に同じ演目で演じたフレヴィーユ役を今回も演じました。
前回よりもいろんな意味で余裕があったのと、より深い部分でこの役をつかみたいという意欲があったので、前回以上に集中して舞台にのぞむことができました。

終演後、お客様たちを送り出すためにロビーへ。
たくさんのうれしいお言葉をいただきました。
ありがとうございました!

2004/03/18(木) 涙もろい・・・
「白い巨塔」の最終回を見て久しぶりに嗚咽するほど大泣きしてしまった。
最近いいドラマが作られていてうれしいです(そうでないものも多いけど・・・)。
「僕の生きる道」と同じシリーズの「僕と彼女と彼女の生きる道」も毎週欠かさず見ています。
本気で妥協のない作品って大好きです。
オペラも真剣に妥協なく作っていきたいです。

2004/03/17(水) いい感じ
今日は勤務先の学校の仕事納めの日。
成績も全部つけ終わり、ホッと一息です。

お昼からはマザーコーラスの練習。
夜は「アンドレア・シェニエ」の稽古。
稽古は全体の通し稽古で、共演者の鳴海さんからいろいろアドバイスをいただきとてもうれしかったです。
自分の中でどうしても解消できていなかったことでもありましたし、もう一段階明確に芝居をしたいと思っていた部分をテクニックとして指導していただけたので、まさに目からウロコでした。
通し稽古自体もとても集中することができました。

個人的にはもう一息。まだきちんと埋めきれていないシーンが1つ残っているんです。稽古はあと1回。
最後まで頑張ります!

2004/03/16(火) あと少し
「アンドレア・シェニエ」本番まであとわずか!
今日は全幕の荒通しでした。
キャストもそろってはいなかったので、全体的に抜きながらの通し。
僕も全力から1つ力を抜いたところで大きな流れだけ1つ1つ確認していくことができました。
もう少し!もう少しなので最後の仕上げに妥協なく頑張りたいと思います。
ここからはコンディション調整です。
風邪をひかず、本番の時に一番集中できる精神状態を作っていきます。

2004/03/13(土) 「アンドレア・シェニエ」稽古順調!
今日は合唱団も入っての熱のこもった練習になりました。
キャスト同士もコミュニケーションを取り合い、ディスカッションしていきます。
やっぱりオペラって「作り上げていくもの」だな、って改めて感じました。
いいものを作るためにはどうしたらいいか。
そこに自分はどう関わっていけばいいか。
この数年間で一番学んだことはこのことかもしれません。

2004/03/12(金) どら焼き
妻が台所で何かやっているな・・・と思ったら
なんとどら焼きを作ってしまった。
すげー!

2004/03/11(木) 「アンドレア・シェニエ」という作品が僕達に問いかけること
●鳥インフルエンザの問題で、ある養鶏所経営者が自殺しました。
数年前から何度も取り沙汰されている問題ですが、
どうも日本人は誰か問題を起こすと徹底的にその人を叩く傾向があります。
あの養鶏所の問題が出たとき、もう少し前なら議員の学歴詐称問題などの
マスコミの取り扱い方はまさに「村八分」。
一度かみつかれたら、その人の人格は全く無視でよってたかって・・・。

◆フランス革命については歴史の教科書などで勉強しましたが、歴史の授業では「市民が自分達の力で勝ち取った自由」みたいな英雄伝的に扱われていますよね。
でもフランス革命の本当の悲劇は、人間はどこまで狂気になれるかを物語っていることだと思います。
何かあれば次々に処刑、処刑・・・。
市民が「処刑」に狂った時代・・・それがフランス革命です。

●僕はフキエ・タンヴィルという実在の人物も演じるのですが、彼こそは無実の罪でアンドレア・シェニエに
死刑判決を下す裁判の検事です。
そのフキエも後には民衆によって処刑されます。

人間の狂気って怖い・・・フキエを演じていて感じます。
3幕:アンドレア・シェニエの裁判のシーン。
最後はフキエの「Morte!(死刑!)」という言葉で終わります。
この一言に「人間の狂気」が凝縮されていますので、お越しくださる皆さん注目していてください。
あなたの心の中にもフキエと同じ「狂気」が潜んでいますよ。

2004/03/10(水) 父の誕生日
父の誕生日。
いつまでたっても若い父ですが、このところ声にさらに磨きがかかってスゴイです。
「歌を通して自分がどこまでできるか知りたいんだ。」
と語る父。
言葉を確実に実行にうつしている父は僕のもっとも尊敬する人物です。

僕は今日は「アンドレア・シェニエ」の通し稽古でした。
すごく疲れていたこともあり、無理やりテンションを上げたのが良かったのか集中できました。
第1幕は伯爵夫人の家でのパーティ。
滅亡していく貴族の能天気な様子(そこが悲劇的でもあるのですが)を描いています。
このパーティの主催者である伯爵夫人がこの幕の主役ですが、このパーティの演出を任されているのが僕:フレヴィーユ。
宴会部長みたいなもんですね。
「人生は楽しまなきゃ損ですよ〜!」みたいなことを常に身体中から発していきたいと思います。
・・・イラクでは未だ治安が悪化する中、僕たちはそんなことには全く興味も示さず自分たちの生活ばかり顧みています。
僕たちの生活そのものがこの第1幕で描かれているのかもしれませんね。

2004/03/06(土) 稽古
今日は「アンドレア・シェニエ」の稽古でしたが・・・
どうも今日は僕が全然集中できていませんでした。
本番2週間〜1週間前になると出てくる傾向なのですが、
「これでいいのか・・・もっと他の手があるんじゃないか?」などと自分の芝居を客観的に見てしまうんです。
それが良いことでもあり悪いことでもあるのですが、いずれにしてもそれを稽古場で出してしまうのは他の方に少なからず影響を与えてしまうでしょうからまずいですね。
ここからは集中力。
稽古にむらを作らないように頑張ります。

2004/03/05(金) 「リゴレット」コレペティ稽古
6月の「リゴレット」に向けて先月末にキャスト・スタッフによる顔合わせが行われました。
いよいよ稽古がスタートするわけですが、その前に稽古ピアニストの方に頼んでコレペティ稽古をお願いしました。
コレペティ稽古はいわゆるマンツーマンの形で練習をつけていただくことです。
僕が演じる「マルッロ」という役は歌こそ目立ちませんが、合唱と一緒に歌う部分が多く、非常に複雑で手強いです。
3月中は予定が合わず本稽古にはほとんど参加できないので、もう一度別の日にコレペティ稽古をしていただく約束をさせていただきました。
今回は大学時代の同門の先輩である木村さんとの共演。
とっても嬉しいです。

2004/03/04(木) 試験作る
今日は僕にとっては(金曜・土曜は定休なので)今年度最後の授業でした。
さてさて、中学は学年末試験に音楽も含まれるわけで、僕も試験問題を作成します。
問題は何となく数日前からメモをとっていって出来上がっていたので、その清書。
意外と作るのが大変なのが「解答用紙」なんですよね・・・。
で、それを全部印刷。
うちの学校はすべて冊子の形で配布しなければいけないので、それらを全部折って、折り込んで・・・。
結局9時まで学校にこもって試験問題が出来上がりました。
でもこれで一安心。

2004/03/03(水) 卒業式
今日は非常勤で教えに行っている高校の卒業式でした。
今年は近くに本番がないこともあり、出席しました。

6年前僕がこの学校に来た時、中学1年生だった僕の初めての生徒がすっかり成長している姿を見ていると、こみ上げてくる感情がありました。
卒業式ではしっかりと一緒に歌ってこようと思っていたのですが、「蛍の光」は口を開いたら涙が出そうになってずっとへの字でした。
一緒に歌うのもいいけど、彼女たちの歌を初めて客観的に聴くことができて、改めて「別れ」を感じました。

旅立って行く僕の生徒たち。
僕は彼女達にいったい何を伝えることが出来たんだろう・・・。
口では「おめでとう」と言っていたけど、本当はさみしいんです。


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