舞台裏日記
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2004/03/11(木) 「アンドレア・シェニエ」という作品が僕達に問いかけること
●鳥インフルエンザの問題で、ある養鶏所経営者が自殺しました。
数年前から何度も取り沙汰されている問題ですが、
どうも日本人は誰か問題を起こすと徹底的にその人を叩く傾向があります。
あの養鶏所の問題が出たとき、もう少し前なら議員の学歴詐称問題などの
マスコミの取り扱い方はまさに「村八分」。
一度かみつかれたら、その人の人格は全く無視でよってたかって・・・。

◆フランス革命については歴史の教科書などで勉強しましたが、歴史の授業では「市民が自分達の力で勝ち取った自由」みたいな英雄伝的に扱われていますよね。
でもフランス革命の本当の悲劇は、人間はどこまで狂気になれるかを物語っていることだと思います。
何かあれば次々に処刑、処刑・・・。
市民が「処刑」に狂った時代・・・それがフランス革命です。

●僕はフキエ・タンヴィルという実在の人物も演じるのですが、彼こそは無実の罪でアンドレア・シェニエに
死刑判決を下す裁判の検事です。
そのフキエも後には民衆によって処刑されます。

人間の狂気って怖い・・・フキエを演じていて感じます。
3幕:アンドレア・シェニエの裁判のシーン。
最後はフキエの「Morte!(死刑!)」という言葉で終わります。
この一言に「人間の狂気」が凝縮されていますので、お越しくださる皆さん注目していてください。
あなたの心の中にもフキエと同じ「狂気」が潜んでいますよ。


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