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2005/10/02(日)
明日は「メサイア」
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今日は東村山市聴覚障害者協会が主催の 俳優:砂田アトムさんの講演会を見に行ってきました。 耳が聞こえないため、手話による講演でしたが、 同時通訳が入っていたし、 アトムさんの手話がそのままシーンを演じているように見えて、 なんだか1本の戯曲を見てきたような感覚になりました。
その表現力の的確さ、切り替えの早さなどに驚きながら、 彼のこれまでの人生を一つ一つ紐解いていきます。 とてもユーモアにあふれていた講演会で、最初から最後まで釘付けでした。
特に印象に残ったのは、一度は忘れかけた芝居への夢を、 もう一度思い出し、仕事も全て捨てたときの話。 ここでは説明しきれないのですが、その感動がこちらにも伝わってきて、 胸が熱くなりました。 --------------------------------------- 夜は歌の練習。 明日の「メサイア」の練習だけでなく、他の曲も練習する。 力まず、のびのび歌う基本からもう一度発声を見直す。 その後はいまだ未完の「ピアノ・ソナタ」のコーダを一応書き上げる。 まだ完成とはいえないけど、今までで一番の仕上がり。 --------------------------------------- 「メサイア」は飢餓などの苦難に陥った民衆が救世主を求める物語。 僕が歌うバス・ソロは伝道師もしくや預言者のような役だ。 最初の曲"Thus saith the Lord"では 世界の終結とその後を予言し、 2曲目"For behold,darkness〜The people that walked"では 救世主(メサイア)の出現を予言。 3曲目"Why do the nation"では 「迷いを持つ民衆の愚かさ」を歌う。 4曲目"The trumpet shall sound" ラッパが鳴り響くと同時に世界は変わる、と希望を高らかに歌う。 特に最後の"we shall be chang'd!"の言葉には想いをこめて歌っています。 「私達は変わることができるだろう!」 世界が平和になりますように。
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