舞台裏日記
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2005/10/15(土) 千葉:青葉の森公園コンサート終了
2週連続で千葉県でのコンサート。
出身の埼玉県でのコンサートよりも千葉県での公演が多いというのはどうしたものか・・・
(埼玉県人は千葉県に対抗意識を持っている:笑)

冗談はさておき、
朝7時に起きて、8時に出発。10時に千葉駅で集合する。
11時からリハーサル。
床に絨毯が敷き詰められていて、ホールは非常にデッド(=残響がないこと)。
出演者たちでいろいろ検討しながら、ホールのスタッフさんと音響について試行錯誤する。

本番は2時から。
チケットは新聞広告を出した直後に完売したとのこと。
会場前からたくさんのお客様がドアの前に並んでくださっていました。
・・・頑張らねば!!・・・

先週の公演ですごく調子を崩していたので、
今週に入ってから発声の根本を見直し、チャレンジしていたことがあって、
今日はその声で歌おう、と思っていました。

楽屋ではテノールの永井さんとたくさんお話をして、
声についてや、往年の歌手たちの発声法について、たくさんお話をうかがうことができました。
すごく勉強になりました。

本番。1曲目は湯山昭さんの「電話」。
僕のステージに足をお運びいただいた方にはご存知の曲だと思いますが、
今日もばっちり笑いを取れて大成功。
少し客席の雰囲気が和ごむのがわかりました。
2曲目は自作曲「魔法の言葉」。
今日歌ってみて、この曲は手直しが必要だな、と改めて感じました。

そして今日のメイン「知覧の花」。
この作品はバリトンは『語り』役としての役割が重要で、
特攻で死んでいく若者の綴った手紙を読んでいきます。
この作品に向かい合うと毎回悩む・・・というか苦しむことなんですが、
どう想像しても戦争のあったあの時代を生きた人の気持ちにはなりきれない
かといって、理解しているつもりになって演じたくはない。
だから苦しんでいるのですが、そうやって苦しみながら理解したい!と頑張ることが、
一番大事なのではないかな?と感じました。
そうやって戦争のあった時代について思いをめぐらせること・・・。
そのことを伝え継いでいくことこそ、「戦争」というものを語り継ぐことになるのではないか、と思うのです。

今日の公演は音響のこととか、いろいろ心配な要素があったのですが、
自分自身の出来としては、久しぶりに精一杯ステージに立てたな、と思いました。
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今回も読売新聞社の方々がスタッフとして、支えてくださっていたのですが、
公演が終わった後、僕は打ち上げに出ずにおいとましたのですが、
読売の方がタクシーを呼んでくださって、そのタクシーが出発するまでお見送りをしていてくださったことが、
とっても印象に残りました。
ちょっとした心遣いですが、いい仕事場だったな、と感じさせてもらうことができました。
こういうのって大事ですね・・・またぜひ呼んでいただきたいです。


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