|
2005/10/03(月)
「メサイア」を終えて
|
|
|
府中の森ウィーンホールでの「メサイア」公演を終えました。 このホールは大きなパイプ・オルガンがあって、 天井が高く響きもやわらかかったです。
合唱は少人数ながら響きを大切にしていて、 見事なアンサンブル。 今まで聴いた「メサイア」の中で最高の合唱でした。ブラーヴィ!! オケもプロの横浜バロック室内合奏団。 表現豊かで反応がよく、歌い手側の求める音楽を瞬時にキャッチしながら、 深い部分で支えてくれていました。 さすが!!本当に歌いやすかったです。
個人的には声があまり飛ばず、ちょっと昔の声のクセが残っていて苦しかった。 自分との戦いでした。 1曲目のアッコンパニャートは暗譜で歌えた分、のびのびと表現が出来たのですが、 他の曲は結構必死(・・・汗)。 やはりその辺の余裕が演奏の表現や声そのものにも影響が出るなぁ、ということを、 改めて思い知りました。 -------------------------- 「メサイア」は非常にドラマチックな構成と表現で、 歴史上まれにみる密度の濃い、傑作中の傑作。 僕自身の技術はまだまだですが、何年も何年も歌いこんでいくことで、 深みや厚みを増していければいいなぁと思いました。
客席も7割ほど埋まり、とてもよいコンサートになったと思います。
|
|
|