舞台裏日記
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2005/11/30(水) マザーコーラス
マザーコーラスでは意識改革と発声改革を行うべく、
これまでにない集中力の必要な練習をしています。

今日などは2時間すべてPP(ピアニッシモ)で歌いました。
音色をノドで作ることを封じると共に、
息の通りとそれを最大限に響きに変えるテクニックを身につけたい。
そのためにも腹式呼吸の徹底をはかる・・・といった練習です。

厳しく・・・心を鬼にして。
この1年を実り多きものにして欲しいという親心だと思って、
みなさん頑張ってください。

2005/11/29(火) IKSPIARI第九 合唱練習 第2回
今日は第九の指導。
やや参加人数が少なかったので、
(近郊で行われているモツレクと掛け持ちの方が今日は欠席)
●前半の復習と練り直し。
●中間部分の表現を煮詰めていき、
●コーダの部分のパート別練習。
充実した練習ができました。

人数は少なくても気合いは十分。立派な合唱でした。
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ところで昼間の高3の授業で「椰子の実」をやったら、
ほとんどの生徒が「聴いたこともない・・・」と言っていました。
・・・
どうなってんだ日本の音楽教育!!

2005/11/28(月) 残せるもの
今日は授業が終わった後、教材用のプリントを作った。
バロックからロマン派中期までの音楽史。
作曲家たちの似顔絵を描いて、時代背景などをわかりやすく、
面白くコメント。
さりげなく多声音楽やソナタ形式についても解説。

・・・出来上がって・・・
いや〜他の自作教材もそうだけど・・・出版できるんじゃね〜かな〜?
作れるだけ作っとこっと。

2005/11/27(日) ダメなとき
ダメなときというのは何をやってもダメだ。
いつか転機は来る。
いまはじっと我慢しながらコツコツと努力を重ねるしかない。
きっと転機は来る。

2005/11/26(土) 新曲
時間が少しあったので曲を書いた。

「馬鹿」という題名。
本当にバカな曲で、ふざけまくってます。
ああ、僕はこんな曲も書けたんだ・・・と逆に感心してしまった。
演技を伴うコミカルなブルースです。

2005/11/25(金) 近頃の授業&ベーレンタール
近頃、授業が楽しい。
時間に余裕があるせいか、自分勝手に授業ができるからかも。
昨日は高3の授業でポップスについてCDを聴きながら講義した(最後の5分間だけだけど)。
今日はプリントを作ってきて、生徒にハサミやノリを使って、
切ったり貼ったりさせた。

僕の授業は「何かを教える」というよりも、
「何かを与え」て、それを使って生徒たちが自分で学んでいく。
こういうのが理想的な授業
のような気がする。

何よりも生徒たちが自分で感じて、自分で自由に考えて、それを楽しんでいる。
基本的に『学ぶ』ことは好きなんだよね、人間って。
ただ「勉強」をするのはあまり好きじゃないかも。
自分が学びたいと思ったことって放っておいてもドンドン勉強して学んでいく。
僕はそこにちょっとヒントやアドバイスをしてあげるだけで、
何かを教える必要はないんだと思う。

ただ「こうしたらもっと面白くなるよ」というヒントのために、
多少の知識や技術は必要。それが『授業(業を授ける)』なんだと思う。

・・・なんてな・・・
これが僕が8年かけてたどり着いた結論
教師としての結論。そして音楽家としての使命。
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今日は久しぶりに熊谷ベーレンタールの指導。
日曜日に陣屋太鼓のステージで歌う「直実節」を歌いました。
そんなわけで今日も午前様。
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↓実家にあったぬいぐるみ(ガーコ)・・・書かれたマユゲに哀愁が漂う

2005/11/24(木) N響
N響の定期公演を聴きにサントリーホールに行ってきました。
今日はBプログラム。
●モーツァルト「フィガロの結婚」序曲
●モーツァルト「協奏交響曲」
●ブラームス「交響曲第4番」
確かにN響は音もアンサンブルもいいのですが、
演奏の集中度がテレビ録画のときとか、指揮者がいいとき以外は低いときがある・・・今日はそんな感じが少ししました。
指揮者はテンポが結構走るタイプの人で、とにかく速い。
危うい箇所が何箇所か目立ち、半拍以上ずれかけたところも。
団員のノリは悪くはなかったのですが、何か内輪ウケみたいなところもありました。

それでも時々グッと集中したときはすごくいい音になったり、
いいアンサンブルをしているところはさすが。
ブラームスの第2楽章では、2ndヴァイオリンをグイっと引き出した部分があり(2拍ほどの長さですが)、
そこが思いがけず素晴らしい効果に感じました。
まだまだスコアを読み込んでいけば、いろんな効果を引き出せそうな、
そんな深い曲なんだなぁと改めて感じました。

2005/11/23(水) 幸せおすそわけ
今日は僕をこれまで温かく見守ってくださった方の、
結婚パーティに行ってきました。
1曲歌うことになっていたので、かなり緊張。
ちなみに「魔法の言葉」を歌いましたが、緊張のあまり歌詞を間違えた・・・。
でも誰も(妻をのぞいて)気づいていなかったようで。。。。
ビートたけしさんゴメンなさい

新郎新婦のお二人が幸せを誓い合い、それを僕たちは証人として、
自らが不利になることがあってもこのお二人を支える誓いを立てなければならない。
・・・と牧師先生がおっしゃっていました。

結婚とはいかなる時も「幸せ」の象徴であり、
その「幸せ」を伝え広げることができれば、世界から武器は消えます。
・・・僕も歌を通して同じことを想っています。
『幸せおすそわけ』
それは世界を平和にする力にもなりうるのだな、と思いました。
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パーティ中に
「僕はアル・パチーノを目指しているんです」と言ったら、
同じテーブルの人に爆笑された・・・。
・・・ボケたつもりはないのに・・・(汗

2005/11/22(火) 「河童譚」のDVD
今年5月のコローレ公演:「河童譚」の録画(DVD)を観ました。
う〜ん・・・今と声が違うなぁ〜下手っぴだったり、
「あれ?今のいい声!」みたいな発見がありました。

今年は発声をしっかり確立しようとしてきましたが、
いまだに毎日悩んでいます。

でも我ながら河童はかわいい・・・。
今ならもっと引き出しがあるんだけどな。
また近いうちに再演したいです。
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↓100円ショップで買ったポテト。びっちりすぎて取り出せず・・・

2005/11/21(月) 完成図
今日は学校だけ。
夜はオフだったので調子にのって歌の練習をしたら、
案の定やりすぎて(4時間歌いっぱなし・・・)最後は声帯が硬くなってしまった。
ダメだな〜自制して休めなきゃ・・・。
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↓昨日の日記でご紹介したモノの完成したもの。スゴイでしょ?

2005/11/20(日) 久々の現実逃避
今日はお昼に3人だけレッスンをして、あとはOFF。
そんなわけで「ジャンニ・スキッキ」終演の後に妻からプレゼントされた、
『SPACEWARP』
を組み立てることにした。
プラモデルのように100を越える沢山のパーツを組み立てて、
レールの上を鉄球がジェットコースタのように転がるバンダイのおもちゃ。
鉄球が2本のチューブで作られたレールの上を転がるだけなのだが、
スピードが出すぎるとレールから飛び出すし、
加速が弱いとのぼりのスロープをのぼれない。
おまけに途中にはシーソーや1回転するループなどアクロバティックな部分もあり大変でした。
完成したものは明日の日記に載せますね。

2005/11/19(土) オペラ「泣いた赤鬼」終演
オペラ『泣いた赤鬼』本当にいい作品ですね。

今回は青鬼役という大役をやらせていただいたのですが、
作曲者の松井和彦先生自らの指揮で歌わせていただけて幸せでした。
ギャラリーUPしました!)

この作品は何度も何度も演じ続けて、もっと練っていければと思います。

会場にはお子さんも来てくれて、大きな声で笑ってくれたり、
一緒に歌ってくれました。
「子供は宝物だ・・・」と胸が熱くなりました。
こんないい作品なんだから、より多くの方に観て欲しいです。
客席がちょっと空いていて残念・・・。
でもお越しくださった皆様のために精一杯演じました。
応援してくださった皆様、関係者・共演者の皆様、
ありがとうございました。

・・・さて、ちょっと本番が続いてノドがガリガリ言ってる・・・。
もう、ちょっと限界。
しばらくはしっかり休養しよう。
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ギャラリー⇒ http://licht.ojaru.jp/akaoni05.html
↓青鬼くんのツノ

2005/11/18(金) 「泣いた赤鬼」最終稽古
ついに明日は「泣いた赤鬼」本番。

今日は衣裳をつけての最終稽古でした。
全身タイツの似合う男:古沢利人です(笑

とにかく頑張ります!
皆さんもしお時間があれば・・・1時間だけの公演ですので、
ぜひぜひお越しください。

2005/11/17(木) IKSPIARI「第九」合唱練習開始!
いよいよ今年も
ディズニーリゾートIKSPIARIカウントダウン「第九」
の練習がスタートしました。

今年はソプラノが多くて、アルトがやや少なく、
テノールが多くて、バスが少ない・・・という珍しい傾向になっています。
特に男声パートで「第九」経験者の皆様。募集しております。
(※詳しくは「出演予定」を)

毎度のことながら僕の指導はねちっこく、
それでいて他の合唱指揮者が言わないようなことを要求するので、
初めての方はとまどったはず。
とにかくコンセプトは・・・
●合唱団同士の関係性をしっかりと持つ
●歌詞の内容をしっかり理解し、ワンシーンごとに演じていく
●演奏そのもの+メッセージを大切にする
といったことです。

休憩明けにはお一人ずつ名前を呼び上げ、皆さんにご紹介しました。
チームワークを大事にする演奏ができたらいいですね。
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練習後に聞いたのですが、毎年ご参加いただいていたテノールのM野さんがおととい亡くなられたそうです。
今日がお葬式だったのだそうです。
名簿にお名前が載っていたのに、今日はいらしていなかったから
「あれ?」とは思ったのですが・・・。
闘病生活の中にありながら、この「第九」には参加したい、と
参加申し込みをしてくださったM野さん。
心よりご冥福をお祈りいたします。

M野さんの想いも乗せて本番は歌います。
どうか天国から僕たちの演奏を見守っていてくださいね。

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先日の北甲斐★音楽祭のCDが送られてきました。
僕の自作自演「魔法の言葉」と「騙されるな」も収録されています。
・・・いや〜我ながら良い曲・・・うっとり(ナルシスト)
「第九」もだいぶ歌い慣れてきましたね。
まだまだ若さあふれますが、ソフトでいい感じ。(ポジティヴ)

2005/11/16(水) 今年最後のオペラ
考えたら「泣いた赤鬼」は僕にとって今年最後のオペラなんですね。

本当に今年はたくさんの勉強をした1年でした。
そういった意味でその集大成がこの「泣いた赤鬼」になるのでしょうか。

この公演はお子さんにもたくさん来て欲しいですし、
それ以上にそのご両親や大人の方にぜひぜひ見てもらいたいです。
「広介・童話」として大人気の作品ですが、
それをまた美しく・楽しい音楽が包んでいます。
本当に物語・音楽ともに【優しさ】に満ち溢れていて、
演じていても、見ていても幸せになります。
大きな舞台で大きな作品を観ることも良いですが、
こういう作品こそ、観てもらいたいです。

・・・まだ客席はガラガラの状態・・・。
皆さんお忙しいとは思いますが、
もしお時間があれば1時間だけゆったりと公演を観に来てください。

2005/11/15(火) 「あなた〜の燃える手で〜」
今日、高校の授業で「愛の賛歌」を教えた。
授業が終わると、よっぽどこの曲が気に入ったのか、
生徒たちが廊下で熱唱していた。
「♪あなた〜の燃える手で〜♪あたし〜を抱きしめて〜♪」

・・・歌詞の意味わかってんのかなぁ・・・(^^ゞ

夕方からピアニストのTさんと合わせをしました。
あまり時間がなかったので今日はテンポ合わせ程度。
Tさんが帰った後も僕は居残って練習。
マーラーの「亡き子をしのぶ歌」や、
ドニゼッティ、ベッリーニのオペラアリアを歌う。
気がついたら9時近くになっていた。
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■今日のおもしろメモ■
「りひと」で検索すると・・・「にがうりひと口メモ」がHITした。

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※ん〜と・・・オペラ「泣いた赤鬼」のチケットの売れ行きがよろしくありません・・・。
皆さんぜひ応援しに来て下さい!!・・・お願い・・・(T_T)

2005/11/14(月) 久々OFF
学校の授業が終わると、今日は久々のOFF。
ここのところなかなか自分の歌の練習ができなかったので、
学校の居残って練習。
少し声帯は疲れているけど、フォームやポジションを確認する。
まだガリガリ言うけど、だいぶ響きも整ってきた。

課題はまだあるけど、来年までにはこの声を安定させるぞ!
まずはそれが試されるのが「泣いた赤鬼」。
久しぶりにじっくりアリアを歌えるので、しっかり声をきかせて行こう。
皆さんもぜひ、聴きに来て下さいね。
早く「声で泣かせる」バリトンになりたいな。

2005/11/13(日) ふがぁ
明日からまた授業か・・・。
今日は早く寝ようっと。

2005/11/12(土) おつかれさま
今日は中学の合唱大会でした。
全てのクラスが一生懸命練習した成果を発表し、
その出来に、結果として出る順位に涙し、歓喜し、
本当にドラマチックな一日でした。

審査員という立場は本当にツライ。できることならやりたくない。
そもそも順位なんてつけたくない。
・・・でも、
優勝という一つの目標に向かって、必死になって練習し、
何よりもクラスを一つにするためにたくさん格闘している姿は、本当に美しかったです。
講評の場でも話したのですが、
世界中、日本国内でもたくさんの紛争やいざこざがあります。
そんな中、各クラスの生徒たち約40人が、
人と人の結びつき、協調に向かってこれだけ努力をして、
これだけ素晴らしい音楽を奏でることができる。
その奇跡が実現できたなら、世界の紛争もいつか必ず無くすことができるはず。

舞台上のみんなは本当に輝いていた。美しかった。
その輝きをいつまでも持ち続ける限り、彼女たちは明るく照らされた未来を歩んでいくことでしょう。
「生きよ!子供たち!」
君たちは僕の、そして世界の宝だ!


とてもいい歌を歌ってくれてありがとう。
僕は本当に君たちに感謝しきれないほど素晴らしいものをもらいました。

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夜は「泣いた赤鬼」の稽古。
一度通してから、返し稽古をしました。
ついつい今日は自分で「演技」をしてしまいました。
リアルな芝居というのはそういうものではないはず。
集中力が足りないな・・・。
後半はかなりいい感じで芝居できたし、歌えました。
声はまだ本調子ではないけど、少しずつ回復しています。
中学生は1000円で観れるし、ぜひ来てね。
(僕は青鬼役・・・全身タイツ・・・?)

2005/11/11(金) いよいよだな
いよいよ明日は中学合唱大会
BBSを賑わせてきた生徒たちも明日がいよいよ本番です。
クラスの数だけ事件や問題を抱えてスタートした練習。
たくさんのドラマをへて、ついに明日そのドラマが完結します。
どうぞ、このHPをご覧の皆さんも応援してあげてください。

今日は前日ということもあり、いろんなところで歌声が聞こえてきた。
放課後もいつまでも練習していましたね。

>生徒のみんなへ。
君たちの苦しみ、努力、涙、笑顔、全てを僕は知っています。
明日はとにかく自分たちがこれまで積み重ねてきたものを信じて、
「自信」を持って歌ってください。
君たちは今すごく輝いています。
その輝きは一生、君たちの心の中に残るでしょう。
いい歌を歌ってください。
明日がいい一日になりますように・・・。
-------------------------------------

学校を飛び出して急いで実家へ。
1ヶ月ぶりに熊谷ベーレンタール男声合唱団の指導に行きました。
「ジャンニ・スキッキ」の稽古でずーっと他の人に指導を代行してもらっていました。
久しぶりだっただけに、新鮮な気持ちで指導が出来ました。
一音一音の声の出し方を細かく、妥協せず。
そういう緻密さを怠っていたなぁと改めて感じました。

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日付が変わって帰宅。
小雨が降っていました。
明日は晴れるといいな。
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↓帰宅時:深夜の無人の電車。僕にとっては嵐の前の静けさ。

2005/11/10(木) 妹の誕生日
今日は妹:ふるさわひかりの誕生日。
妹よ、おめでとう!

中学合唱大会まであとわずか。
いよいよ気持ちも締まってきました。
中1の放課後練習をのぞいたのですが、みんないい表情になってきた。
思わず見ていてウルウル(/_;)
いいよね、生徒たちの一生懸命な顔。

夜は「泣いた赤鬼」の稽古。
作曲者である松井和彦先生の指揮で歌わせていただきました。
今日は赤鬼役の方がお休みだったので、絡みの多い僕は、
ほとんど歌わずに済みました。
風邪がまだ治っていなかったから、よかった。
・・・ホッσ(~o~)

2005/11/09(水) 音楽の原点
今日は学生時代の師匠:バリトンの水野賢司先生のリサイタル、
「WORLD OF KENJI」
に行ってきました。
毎年、行きたい行きたいと思っていながら、稽古などと重なって行くことができず、
念願叶って今日はウキウキ。

・・・

いや〜!!最高でした!!
これまで聴きに行ったすべてのエンターティンメントの中で、
一番すばらしい公演でした!
言葉で説明はしてもたぶん伝えきれないと思うのですが、
一度でも「WORLD OF KENJI」に行ったことがある人はわかると思います。

第1部〜歌曲集「優しき歌」(作詩:立原道造 作曲:淡海悟郎)
淡海さんの作品はどれも大好きで、僕も作曲するにあたって大変影響を受けた作曲家。
とてもロマンティックでそれでいて素朴で、
さらに演奏心理的にもかなり演奏し応えがある曲。
いつか・・・いつか・・・僕もこの作品を歌ってみたい・・・。

歌曲などを歌うとき、
僕のような若造はついつい声を出すことに頼ってしまうのですが、
水野先生は全く無駄なく、ささやくように言葉を語っていきます。
その時点でまず鳥肌・・・すごい世界観でした。

第2部〜「ゴフマン物語」(作詞:水野賢司 作曲:淡海悟郎)
タイトルの通り、「ホフマン物語」のパロディなのですが、
オペラ・アリアは挿入されているわ、「第九」のワンフレーズは出てくるわ、
あげくの果てにはロックンロールと演歌が入り乱れる・・・。
また水野先生自身作詞による最高に楽しい内容。
まさに水野賢司という歌手と、淡海悟郎という作曲家のそれぞれの幅の広さを、
全力で見せつけるすごい作品です。
どんなジャンルでも歌いこなす水野先生。喘ぎ声もリアル・・・(笑
最初っから最後まで会場は笑いの渦でした!

アンコールは水野先生曰く「第3部」。
え〜っと何曲歌ってくれたんだろう?
本当に歌うことが好きでたまらないという感じ。
聴いているこちらまで幸せになります。
オペラ・アリアからカンツォーネ、シャンソンまで、ジャンルも様々。
そして最後は「マイ・ウェイ」でした。
ここまで何でもありのスタイルで歌ってきたリサイタルの最後。
散々笑った僕らは歌詞の中の
「私には〜愛する〜歌〜が〜あるから〜、
 信じた〜この道を〜私は〜行くだけ〜」

の部分で思わず胸が熱くなりました。
・・・あぁ〜このリサイタル・・・先生のこれまでの生き方が集約されている・・・
会場からもすすり泣きの声が・・・。
水野先生も感極まったらしく間奏で少し涙ぐまれていました。
それを見てまたこちらもこみ上げてくる。

終演。本当に幸せでした。
思いっきり笑って、感動して、最後には泣いて。
会場が一つになったコンサートでした。
このところ歌うことが苦痛になり始めていた僕も、
歌うことはステキなことなんだ、と改めて思い出しました。
水野先生に出会って良かった。今日来て本当に良かった。
------------------------
会場には先日「ジャンニ・スキッキ」でお世話になった、
シモーネ役のHさん、
今度の「泣いた赤鬼」の木こり役のIさんもいらしていました。
------------------------
↓終演後:楽屋にて。

2005/11/08(火) 油断したか・・・(汗
今日は朝からノド(扁桃腺)が痛い。
昨夜、マスクをせずに冷気を吸い込んだせいか・・・。
そんなわけで授業もいまひとつ集中できず。
みんな。ゴメン。

合唱大会本番まで残すところわずか。
どのクラスも焦り始めたのか、熱気を帯びてきました。
その結果、クラス内の意見が揃わなくなったり、
ケンカやイライラも始まりましたね。
これはどのクラスも。
・・・この壁にぶつからなければクラスは本当の意味で一つにはなりませんし、
この壁を乗り越えたクラスがいい演奏になるのは必然。
ガンバレみんな。いっぱいぶつかって、いっぱいいい涙を流そう!
---------------------------------
夜は「泣いた赤鬼」の稽古が再開!
9月に別の組の公演があり(日記9/3参照)、
そのとき一緒に稽古をしていたので、
今回はいきなり立ち稽古。
青鬼役の僕はあまり大きな動きはないのですが、
立ち姿で見せる役だから、これはこれでなかなか難しい。

前回の「ジャンニ・スキッキ」でも学んだことですが、
喜劇こそ、しっかりリアルに演じなければいけない、
ということに注意をしています。
特に「自分で」演じていくと余計な動きが多くなったりして、
リアリティを損ない、余計に「冷めてしまう」ことを招いてしまうので、
可能な限り動きを最小限に、リアクションを大きくしていこうと思います。

それにしても青鬼の持ち道具である「こん棒」が重い!
筋力をつけなくちゃ・・・汗

2005/11/07(月) 一夜あけて・・・
今日も朝から授業。
一夜あけて・・・あっという間に現実に引き戻されます。
溜め込んだ仕事をせねば。(-_-;)

よく頑張って生徒たちは歌っています。
聴いている僕の方が感動させられている・・・けど、怒らなきゃ。
「もっともっと君たちには可能性がある」ってことを教えてあげたい。

「ジャンニ・スキッキ」の余韻が頭をよぎる。
それをすぐ打ち消して、「泣いた赤鬼」の音をもう一度取り直す。
オペラというものは終わってしまえば跡形もなく、消え去ってしまう。
そのはかなさが自分の意欲をかきたてている部分もある。

僕はオペラ歌手として生きることを選んだのだ。
-----------------------------------------
↓初日本番の日、楽屋を出る前に撮りました。祭りの後の静けさ・・・。

2005/11/06(日) 「ジャンニ・スキッキ」公演終了
文化庁事業・新人育成オペラ「ジャンニ・スキッキ」が終わりました。
今回はほとんどが同世代の歌い手さんばっかりだったし、
特にオーディションを勝ち抜いてきた人たちでしたから、
みんな上手。
正直、今日は僕はダメダメだったので凹んでいるのですが、
でも改めて勉強を頑張ろう!と意欲も湧きました。

ところで賛助してくださったベテラン歌手の皆さんが素晴らしかった。
〜勉強になりました。
舞台上に出てきただけで華があるんです!
声はもちろんですが、芝居に無駄がない。
いろいろ「すごいな〜」って思いました。
経験を積めば僕も上手くなるのかしら?

今はとにかく疲れました〜。
足もアザだらけ、身体もノドもボロボロ・・・。
まずはじっくり休みます。
ベットさん・・・さようなら・・・。

・・・さ来週は青鬼くんです。

2005/11/05(土) 「ジャンニ・スキッキ」初日終了!
午前中に楽屋入りし、メイク待ち。
メイクとカツラをつけたら6日組のGP。
昨日のダメ出しで注意されたし、冷静に冷静に舞台全体を見渡して演じました。
やや考えすぎてしまった。
・・・その分、段取りを追う芝居になってしまった上に、
声も飲んでしまいました。
GP後はすごく凹んでしまった・・・。
--------------------------------------
集中力を高めて、発声練習もきちんとしていざ初日本番!!
待ち時間のペース配分もうまくいき、いい感じで舞台にのぞめました。
メイクも試行錯誤の末、かなりいい感じに仕上げていただき、
さすがプロだな〜っと鏡の前で感心。ほんと、さすがです。

ステージに立つといつも感じるのですが、
僕らは舞台に立ってお客さんの目に触れるけど、
お客さんの目には触れない多くの人たち(みんなプロフェッショナル)が、
たくさんいるんだなぁって。
舞台の裏方さん、衣裳さん、メイクさん、そして制作の皆さん。
多くの人たちに支えられて僕らは舞台に立つことができるんですよね。
頑張らなきゃ。

本番はかなりいいバランスで演じ、歌うことができたと思います。
声に関してはちょっとわからない(不安・・・)けど、
芝居に関しては満足。
精一杯、力を出し切れたと思います。
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終演後、出演者を客席ロビーに出すという粋な計らい。
新人の僕らはお客さんのありがたみを感じることもできるし、
やっぱり反応ってすごく心配ですから、
お世辞でも褒めていただけると僕なんかは気持ちが楽になります。
「おもしろかった」という感想をたくさん言っていただき、
本当に嬉しかったです!
・・・鼻の下(つけヒゲを貼ったから)がヒリヒリする。
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↓新国立劇場の楽屋の廊下・・・キレイですよね。
 ※明日はギャラリーにいっぱい画像をUPしますね。

2005/11/04(金) 初日組GP
今日は授業変更をしてもらって、午前中に模試の試験監督。
2時間やってから学校を飛び出します。
-----------------------
いよいよ初めての新国立劇場へ乗り込みます。
まずはおっかなびっくり楽屋口に入り、
それからパスを赤外線のセンサーにかざして中劇場楽屋口の扉を開けるのですが、
これがなかなか開かない。
コツがいるらしく、あーでもないこーでもないとやりながら、
センサーの前で悪戦苦闘・・・。
やっとこさで楽屋に入ることができました。
楽屋はさすが「新」というだけあってキレイ。
使い勝手がいいです。椅子が背もたれつきで嬉しい。
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履物だけ履いて場当たり
初めての新国立劇場の舞台です。感激。
思ったよりも圧迫感もなく、広すぎることもなく、
想像以上に居心地がいい感じ。
場当たりは時間削減だったので結構省略されてしまった。
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それからついに問題のメイク
いや〜とにかくすごいメイク。想像をはるかに超えていました。
メイクさんも「やりすぎた」とは言っていたけど、
もはや特殊メイクの世界ですね。人間ですらどうか・・・。
衣裳をつけ、カツラと付けヒゲをつけると、
もはや自分でも誰だかわからなくなるほどの変貌ぶり。
お越しになる方はお楽しみに(終演後ロビーに出ます)。
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ゲネプロ開始。
衣裳をつけたことで動きに制限が出たのと、
とにかく暑い!!ボタボタと舞台に落ちる汗。
またいつも以上にテンションが上がってしまっていたのか、
声も全部つまってしまった・・・。いかんいかん。
芝居も冷静さを欠いていたかも。演出家からもダメ出しされました。

自分でも納得いかない感じだったので、
帰ろうとされていたMさん(大御所の方)をつかまえて、アドバイスを請いました。
「全部の部分で何かをしていると、逆に芝居が流れちゃうんだ。
 自分でもう一回整理して、ポイントを絞っていった方がいいぞ。」
ふむふむ!なるほど!!
知らず知らずのウチに欲張りになっていたというか、
全体像が見えなくなっていたというか・・・。
すごく納得しました。

これからもう一度スコアを読み返して、舞台全体を見渡しながらイメトレしてみます。
明日も早いし、おやすみなさい。

2005/11/03(木) 完全OFF
今日は完全OFF。学校もおやすみです。
明日からの濃厚スケジュールに向けてしっかり休みました。
■明日からのスケジュール■
4日:試験監督→A組ゲネプロ
5日:B組ゲネプロ→A組本番
6日:B組本番

チケットまだありますよ〜。

■持ち物確認■
楽譜
汗とり用Tシャツ(黒)
メイク落とし
タオル
ハブラシ
のど飴・ガム

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↑一日家でゴロゴロしていたからネタがない・・・

2005/11/02(水) オケ合わせ2日目
午前中は学校で授業。
中3は昨日と同じクラス。
昨日、音楽室に来るのが遅かったから、ちょっと注意をしたのですが、
今日は僕が音楽室に早めに行ったら、全員すでに並んでいて、
スタンバイしていました。
すっごく感動!!「こいつら・・・やるじゃん!!」彼女らカッコイイです。

中1は掲示板でもお騒がせしています桃組。
前回の授業とはうって変わって、すっごい集中していました。
集中しているときの彼女たちの顔ってすごく美しいです。
今日は技術的なことや、できていない部分を徹底的に練習。
普通の合唱団なみの指導をしちゃったけど、大丈夫だったかな?
------------------------------------
午後はマザーコーラス。
少し細かいところまで練習できました。
あの難しい曲をもう歌えちゃっているから、すごい成長したなぁ〜。

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夜は「ジャンニ・スキッキ」のオケ合わせ
2日目。
オケとの呼吸も少し合ってきた感じがしました。
僕も昨日できたところは今日もばっちり(ややすべりかけたけど)。
練習終了後、マエストロにも「今日は走らなかったな」と言ってもらえました。
今日はなんと林康子先生が見学にいらしていました。
リヌッチオ役の村越くんがお弟子さんだそうで・・・いいなぁ〜。

さ!後は2回のゲネプロと本番のみ!!
なんだか時が経つのがあっという間だな・・・。
この数日間を素晴らしいものにするぞ!


ここでのチケット予約は明日(11/3)いっぱいで締め切ります。
まだの方、ハヨセナ(-o-)/

2005/11/01(火) 「ジャンニ・スキッキ」オケ合わせ
今日は一段と冷えました。
朝から学校の授業。
中3は合唱の練習。曲の内容を説明したら、驚いていました。
歌詞の裏側にある深く壮大なテーマに気づいてくれたようで。
高3は先日の合奏発表の録画したものを鑑賞。
感想文はB5の紙にびっしり書いてくれました。
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夕方から、いよいよ「ジャンニ・スキッキ」5日組のオケ合わせ
オーケストラは東京ニューフィルハーモニック管弦楽団。
さすがプロの音って感じで重厚で繊細な音楽を織り成していました。

前半のアンサンブル部分がすごく不安だったのですが、
案の定ズレてしまった・・・。
後で副指揮の方やコレペティの先生に聞いたら、
僕が感じていた音楽と、マエストロの表現が違うことを指摘され、
それを何とか読み取ろうと、もう一度スコアとにらめっこ。

幸い、全部通した後にもう一度その部分を返してくださったので、
今度は絶対にマエストロの棒からたくさんの情報を読み取るぞ!
というつもりで歌いました。
そうしたらばっちり上手くいき、マエストロも一瞬
「ニコッ」としてくださったような気がしました。
(すごく嬉しかった!)

ずうっとこの部分がわからなくて、いつも自分の中で不安を抱きながら・・・
だったので、これで不安要素はなくなりました。
あとは思いっきりやるだけ!
明日は6日組のオケ合わせ。明日は一発OKを!!


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