舞台裏日記
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2005/12/29(木) オペラ「ジャンニ・スキッキ」音楽稽古
今日はお昼ごろ起きて、うどんを食べて、昼寝をして、
夜は「ジャンニ・スキッキ」の音楽稽古。
欠けているキャストが多いので、いちおう全ての音が頭に入っている僕が、
他の役の部分も歌います。
楽しかったけど、さすがにちょっと疲れた。

他のオペラならともかく、このオペラは一人いないだけで成り立ちませんから、
特に立ち稽古になったら全員そろって練習したいです。
・・・アドリブで何とかなるものではないですよね・・・ほんと。
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明日〜1月1日まで舞浜のホテルに泊まります。

明日は公開リハ。
あさってはカウントダウン本番です。

2005/12/28(水) TEAM 愛妙!! 忘年会
今日はTEAM愛妙(2年半前の「愛の妙薬」公演のメンバー)の忘年会でした。
オペラのキャストさんって、普通公演が終わったらバラバラになってしまうものですが、
このTEAM愛妙は何かあれば召集がかかり、すごく嬉しいです。
またメンバーも素晴らしい先輩方で超豪華!!
前も書いたと思いますが、この中に僕も参加させてもらっていることが何よりも嬉しい。

今日は松山さん、大貫さん、宮本夫妻、塚田さん、重村さんと僕。
遅れて照明の成瀬さんも合流。
沖縄料理のお店「なんた浜」ですっぽん鍋など沖縄料理を満喫しました。
明日もオペラの稽古だし、本番も近いのでお先に失礼しましたが、
とても楽しかったです。

来年はちゃんこ鍋の予定!!
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奥さんの風邪はどうやら治ったようです。
まだご飯を食べていなかった分、体力回復までは時間がかかりそうですが、
ホッとしています・・・というより伝染されないかとハラハラしています。
たぶんまだ家の中にはウイルスがウヨウヨしていそうだから、
年末までは気を抜けないです。
手洗い、うがいを忘れないように。

2005/12/27(火) オペラ「ジャンニ・スキッキ」稽古スタート
今日から2月「ジャンニ・スキッキ」の稽古に参加。
音取りはできている僕は一週間遅れてのスタートでした。
11月の頃とは声が違うのを自分で確認しながら、
一つ一つを入念に歌いました。
ここからスタート。全く新しい「ジャンニ・スキッキ」が生まれるのです。

指揮者の高橋さんとは以前、北甲斐音楽祭(小淵沢)でお会いして以来。
何度かすれ違ったりはしていたと思いますが、現場では初めてです。
稽古の進め方もテンポがよくて、指示も簡潔で的確なのでいい空気で稽古が進みました。

2005/12/26(月) 看病
今日は朝から妻がカゼで倒れた。
お腹にくるカゼらしく、かなり辛そう・・・。
見ているだけでもかわいそうなので、今日は看病に専念。
幸いオペラの練習も急遽トリになったので、夕方病院に連れて行く。

すごく流行っている風邪らしく、かなり強烈らしいので、
皆さんもうがいと手洗いを怠らないように。

2005/12/25(日) メリ〜クリスマ〜ス!!!
メリークリスマス!皆さんどんなクリスマスをお過ごしですか?

今日は朝霞ゆめぱれすでクリスマスコンサートでした。
このホールは僕が大学を卒業してすぐオペラデビューを果たしたホールです。
最初はクリスマスメドレーを二重唱&ヴァイオリン、ピアノで。
フルート独奏、チェロ独奏の後、
ソプラノの永安さんのソロ、その後が僕のソロステージでした。

だいぶ今回のプログラムは曲数が多いのと、会場に子供さんがたくさんいたので、
急遽(?)トークを入れながら歌うことにしました。
僕が歌った曲は「ホワイトクリスマス」と、
自作曲「魔法の言葉」、R・シュトラウス「献呈」の3曲。

休憩を挟んでフルートとヴァイオリン、ピアノのトリオがあり、
その後、永安さんと二重唱。
「魔笛」のパミーナ・パパゲーノの二重唱と「メリーウィドーワルツ」。
ドビュッシーのピアノトリオが最後で、アンコールは会場全員で「聖しこの夜」を歌いました。
お客さまも歌ってくださって嬉しかったです。
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さぁ、これで残すところは大晦日の「第九」のみ!!
最後まで調整を高めていって、今年で一番の歌が歌えるようにがんばります!!
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M-1ブラックマヨネーズ優勝!!おめでとう!!
文句なし!爆笑させていただきました!!

2005/12/24(土) サンタ到来
今朝起きたら枕もとにプレゼントがありました。
サンタが来たらしいです。
青い筆入れと、消しゴムで消せるインクペン(3色)。
ありがたや〜ありがたや〜。

今日は買い物へ。
お昼をいつもの寿司屋へ・・・クリスマスイヴに寿司って渋いでしょ?
その後、ずーっとほしかった革靴を買い、
ケーキを食べ、奥さんの買い物に付き合い、
毎年恒例のクリスマス礼拝へ行き、賛美歌を熱唱!!
(牧師先生に「いい声ですね」と言われてしまった・・・「一応プロなんです」とは言えなかった・・・)
ご飯を食べて帰ってきました。
足が痛い・・・もう年齢を考えて出かけないと。

・・・年賀状を書かなきゃ〜。

※明日はクリスマスコンサートです!

2005/12/23(金) 「第九」オケ合わせ
今日はディズニーリゾートIKSPIARIカウントダウン「第九」のオケ合わせでした。
新浦安駅でソリスト4人待ち合わせ。
ソプラノの荒舩由佳ちゃんとは久々の再会。これで3年前の北甲斐メンバーが揃いました。
テノールの塚田くんの車で浦安市文化会館へ。

この「第九」ではソリストは合唱団の後ろで歌うといく、かなり特殊なパターン。
なんだかさびしいし、響かないし・・・ちょっとつらかった。
とにかく特殊な形なのでマイペースにいつも通り歌えるようにオケ合わせをこなしました。

合唱団の皆さんは仕方がないと言えば仕方がないのですが、
オケ合わせになるとこれまで練習してきたことが吹っ飛んでしまい、
勢いだけで歌ってしまっていました。
あまり練習に参加していなくて、オケ合わせからの参加の人もいますし。
・・・ちょっと気持ちの統一もできていなかったので、リハの前に少し厳しくアドバイス。

その後のリハではだいぶ気持ちが引き締まっていましたが、
まだまだ聴いている人にメッセージを届けるには全然足りない。
今年は敢えてエキストラの助けも借りない訳ですから、
あとはGP、本番が勝負ですね!

2005/12/22(木) サントリーホール「カルミナ・ブラーナ」鑑賞
今日はお昼からクリスマスコンサートの合わせ。
電車が強風で遅れていて、見事に遅刻。
合わせはスムーズに進み、少し早めに終わりました。

その後は夜7時までヒマなので、ファミレスで時間を潰していたのですが、
携帯の電池が切れてしまい、あわてて一時帰宅しました。

いったん自宅に帰り、充電をしてから再び外出。
今日はサントリーホールに「カルミナ・ブラーナ」を聴きに行きました。
その前に1曲目はシューベルトの未完成交響曲。
大友直人さんの指揮は実に簡素でありながら、まるで絵画を描いているように、
様々なタッチで音を積み重ねていきます。
決して派手さはありませんでしたが、深みのある知的な演奏。
東京交響楽団の弦(Vn.)の音がやや乾いていたのが残念・・・
・・・というかサントリーホールはどこのオケが演奏してもそんな風に聞こえます。

休憩中にサンドイッチと紅茶を口にして、
いざ「カルミナ・ブラーナ」。
一転して重厚な音ときらびやかな響き。目が眩むような錯覚。
1曲目は特にラテン語の発音をしっかり立てていて合唱もよかったです(中盤以降ちょっと疲れたか)。
バリトンの成田博之さんの声、大好きです。
確実に無理なく体の周りを響かせて、その響きが心地よい。
音楽的にもいろんな工夫をされていて素晴らしかったです。
大友直人さんは「間」をうまく使う指揮者ですね。
曲と曲の間や、曲中のシーンが変わるところの間がとても有機的で自然。
最初から最後まで爽やかな緊張感が会場中に漂っていました。
また指揮する姿勢が、最初から最後まで身体の芯が崩れなかったのが驚き。
足の位置がほとんど動いていないんです。
これって結構すごいこと。常にクールに振っている表れです。

2005/12/21(水) 近所で子猫が生まれました
近所で子猫が生まれたらしい・・・と聞いて、今日は遠回りをして駅へ向かいました。
・・・ところが見当たらず。どこかで昼寝でもしているのだろうか?
(T_T川

マザーコーラスへ。
今日はとてもいい合唱を歌っていらっしゃいました。
ここのところ個人レッスンを受けられた方もいて、
その成果が如実に見られました。
それともおとといのレディスシンガースの演奏も参考になったのかな?

今年最後の練習はとてもいい気分で終わることができました。
マザーコーラスの皆さん・・・また来年も頑張りましょう!
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その後、学校に残り、
5Fの音楽室に移動して自分の歌の練習。
だいぶつかんできました。
今日は作曲はおやすみ。
あまり多作すると、モーツァルトやシューベルトみたいに早死にしますからね(笑

2005/12/20(火) 15曲目・・・
2日連続で曲ができたのは初めてかもしれない。
・・・なんか恐い・・・大丈夫か、オレ?

15曲目「不安」が完成。
14曲目の「理由」とは対称的に完全な現代曲。
モノドラマ調で旋律の関連性や形式などを全く無視しました。
オペラの1シーンのような雰囲気とドラマ性を重視して書きました。

僕の部屋の中を
得体の知れない不安が充満した・・・
(引用)

目に見えるものでなない、精神的な恐怖感。それに抗う一人の孤独な人間。

突然暴れ出す怒り、孤独、絶望・・・(引用)

僕もありました・・・浪人中に(汗
このまま僕は何かに押し潰されて、世の中から消えてしまいたくなるんじゃないだろうか?
・・・そんな自分自身への不安を再現して書きました。
こういう自己の影の部分をさらっと書けるようになった自分の成長ぶりを知りました。

2005/12/19(月) 14曲目「理由」完成&レディースシンガース
今日は朝から中学の答案返却。
採点ミスがあると生徒が来るので音楽室で待機。

数人の採点ミスを確認して成績などを入力入力。
それから時間が空いたので、音楽室で歌の練習をする。
・・・で疲れたのでまた詩集をパラパラ・・・

・・・で、指一本でピアノを「ポーン」と打って、
その音から曲を作り始める。

そして2時間ほどで14曲目「理由」
が完成。
この曲はかなりの問題作かも。
なんとなんと、この曲はポップスです。
aikoとかSMAPとかのいいとこ取りで、当然いい曲です。

ただ詩はとても短いもので、かなり工夫が必要でした。
普通ポップスの曲は
【Aメロ(×2)→Bメロ→サビ(×2)】
という構造でできていますが、この詩はその3分の1ほどの分量しかない。
当然メロディも、
【Aメロ→Bメロ→Aメロ】
という縮小版になってしまうのですが、
コード進行のスピードを変えるとか、強引な転調をするとか、
様々な工夫を盛り込んでポップス1曲分の分量に錯覚させることに成功しました。

この歌曲集では、これまでいろんなスタイルで曲を作ってきたわけですが、
「こういう曲はいつでも書けますよ」
という自信の表れのような曲です。
こういう曲を書ける僕が、ああいう曲も書ける。
『引き出しの多さ』をひけらかした歌曲集にしたいんです。
これまでに絶対に無かった歌曲集になることは間違いありません。(自画自賛)
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夜は女声合唱:レディース・コーラスのXmasコンサートを聴きに行きました。
僕が指導している富士見マザーコーラスの前任の指揮者だったバトラーあかね先生が、
所属するプロ女声合唱団:レディース・コーラスの素晴らしい歌声とハーモニーを堪能。
途中あかね先生の双子のお嬢さんもステージで歌い、かわいかったです。

ところでこのレディース・コーラスのメンバーは知り合いがたくさん入っていてビックリ!
熊谷での後輩の高橋ちはるちゃん。
オペラでご一緒した三宮さん、梅津さん。
大学時代の同期の宍倉さん(しっしー)と純P(じゅんぴー)。
終演後に楽屋で皆さんと会えたのが嬉しかったです。

2005/12/18(日) エンターティンメントということ
オペラをやっている人間はオペラだけを知っていれば良いのか?
もちろん否。
今、世間では何が流行っているのか?
時代は何を求めているのか?
そういった感性を持っていた上で舞台を作っていかなければならない。
どんな歌が流行っているのか?
世界の音楽事情はどうなっているのか?
それらを知らずして「オペラってのは素晴らしいんだ」と語ったところで"裸の王様"だ。

ファッションも昔の良いものをそのまま着ていてかっこいいか?って言ったら・・・。
親父が若い頃着ていた服を、現代の服とのコーディネートして着ることで、
親父の服は更に味わいを深める。
古来からある着物はそのままでも美しいが、
気候、季節、天気によってその日の色合いを決める。

・・・今、流行っているものの中にも「本物」がある。
その本物をしっかりと見極め、その価値を認め、それを取り入れなければ、
今の時代に求められたものは生み出せないと思う。

2005/12/17(土) JT主催「泣いた赤鬼」観劇
今日はJT主催のオペラ「泣いた赤鬼」。
岩田達宗氏による演出ということで、一体どんな公演になるのか楽しみ。
また青鬼に黒田博さん、木こりに峰茂樹さん、百姓に市川和彦さん・・・
という過去お世話になった方々も出演。
その他のキャストも実に豪華!!
成瀬一裕さんの照明だし、中村真理さんが舞台監督だし。

かなりオリジナルの台本に手を加えた内容で、
音楽のテンポも全体的に重め。
一つ一つのシーンにこめられた想いが散りばめられている感じだった。
台詞部分が多くなって、やや子供には集中力を保つのはきつかったかもしれないけど、
演じる側がとても楽しんでいるから、客席も自然に暖かくなる。


それにしても黒田さん演じる青鬼に驚いた。
なんて言ったっていきなり関西弁!!
かっこいい黒田さんがコミカルでアホっぽい役を演じているのも最高だけど、
何より「あ〜こういうヤツ実際にもいるよな〜」と実に自然に受け入れられるところがすごい演技力!
声も素晴らしい!!
・・・僕ももう一度、青鬼を歌い演じたいって思った。
もちろん黒田さんのような味は出せないけど、
古沢利人の青鬼をもう一度作り上げていければ、と思った。

2005/12/16(金) ※おやすみ
前日に採点を終え、今日は学校へ。
パソコン入力をしてから、模範解答を添えて各クラスの担任の先生に答案を返却。

夜は今年最後のベーレンタール男声合唱団の指導。
「Amaging Grace」の音取りをしました。
とてもきれいなアレンジのもので、音取りは少し難しい。
完成まで時間はかかりそうだけど、やりがいがあります。

2005/12/15(木) IKSPIARI「第九」合唱指導:最終回
昨日は結局4時頃までかかりました。
※昨日の日記を読んでくださった方からメールをいただきました。
・・・大丈夫です。ご心配をおかけしてしまって・・・。
ちなみに昨日の日記は学校批判とかではありませんので。

今日は朝から○つけの続き。
奥さんが仕事に行ってからも家でもくもくと○つけ。
で、時間が来たので夜はIKSPIARI「第九」の合唱指導へ。
今日は最後の合唱練習でした。とにかく時間が惜しい!!
細かい部分もやっていきながら、パート練習も交えつつ、
最初から最後までザーっとやっていきました。
6:45〜9:00みっちり。

帰宅して○つけの続き。日付が変わってやっと終わりました。
これからもう一度チェックです。
明日には学校に答案返却しなきゃだから、今夜も遅くなるなぁ〜。

2005/12/14(水) 期末試験終了→採点地獄スタート
2学期の期末試験が終わったことで、今日から採点地獄がスタート!!
明日あさっての夜は仕事で遅くなるので、今のうちにできるところまでやらねば・・・。
っていうか締切が土曜日の午後1時って。。。
何日間徹夜しろってんだ???

お昼はマザーコーラスのクリスマス会。
池袋の「銀兎」というお店でコースメニューを食べました。
とてもオシャレなお店で、料理もとてもおいしい!
また行こうっと。

ヤマハによって楽譜を物色。日本の歌のいい合唱アレンジはないかな?
・・・と考えてみたら・・・自分で作りゃいいんだ、と気づく。

いったん学校に戻り、別の件で楽譜を探したが見つからず帰宅。
職員室では他の先生方が眠い目をこすりながら採点中。
ほんと、先生って大変な仕事だ。

2005/12/13(火) 13曲目
極寒の音楽室(暖房は切られてしまっている)で歌の練習。
主に「第九」のソロを練習しました。
とにかく寒い寒い・・・。
書道室は暖房が入るのに、なぜ音楽室は暖房が入らない・・・差別だ。

そんなこんなで凍えながら、ちょっと休憩。
何気なく詩集を開くと、開いたページの詩からメロディが・・・。
出てきてしまったものは仕方がない。
あわてて五線紙を出して音符を書きとめていく。
・・・で気がつくと夜9時・・・。
すでに音楽室の中では息が白くなり、手はかじかんで痛い。

でも13曲目「蜂」(ビートたけし:詩)が完成。
今までで一番スケールの大きな伴奏(オケっぽい)で書きました。
4度進行を繰り返し、どんどん音の厚みを増やしていくパターンで、
はっきり言ってプッチーニのパクリです(-_-;)
でもその中にも節々に自分らしさが入っていて、なかなか完成度が高いです。

彼女との奇跡的な出逢いをドラマチックにスケール大きく描いてみました。
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■今日のりひと■
高2は今年は音楽の授業がなく、高3は選択音楽です。
今日は廊下で会った高2の生徒に、
「来年は先生の授業がいい!」
と言われた。うれしいことだけど、その決定権は僕にはないから。
教頭とか教務の先生に言ってくれ・・・。
でも僕もまた高3の授業をしたいんだけどなぁ〜。

2005/12/12(月) 新版「第九」を体験!
今日も藤原歌劇団合唱部に紛れ込んで、
キーウェアソリューションズ創立40周年記念コンサートで、
「第九」(第4楽章のみ)に出演しました。

まずゲネプロで驚いたのはテンポ。
慣例となっている従来のテンポとは全く違う部分が多々あり、
「はは〜ん、これが噂の新版だな・・・」とピーンときました。

最近ベートーヴェンの直筆譜を再研究して出版された新版があるという話を聞いていました。
日本ではケント・ナガノが音楽祭で演奏しましたね。
でもまさかここで僕もこの版で歌えるとは思いませんでした。

これはおそらく室内楽的なアンサンブルのような演奏なんだと思います。
軽やかにスルスル進むテンポで、めまぐるしい。
普通フェルマータにする部分が完全につながっていて、
前のシーンの最後の拍と、次のシーンの最初の拍が重なっていました。
とにかく面白かった!!

今日のマエストロ、金聖響さんの指揮も非常に歯切れがよく、
一見すると日本刀を振り回すかのような切れ味と激しさがあるのですが、
そこからフッと力が抜けたときに、何かこちらに熱い風が吹いてくるような感じがありました。
「気」で指揮を振るタイプですね。
僕は好きなタイプでした。音楽的な解釈でも非常に共感できる部分がありました。
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帰り道、今夜の月はキレイでした。
僕の名前「りひと」はドイツ語で「光」という意味。
『光り輝く人になろう』と今までは思っていたのですが、
最近はちょっと考え方が変わりました。
僕の持つ「光」は自らが輝くためだけのものでなく、
『その光で他の人を照らすことのできる人間になろう』と。
今夜の月はそんな想いを表現したかのような輝きでした。

 

2005/12/11(日) 今日はおやすみ
今日はレッスンをしている間にちょっと雪が降っていたそうですね。

BBSのレスで頑張りすぎたので、今日は日記はおやすみしま〜す。

2005/12/10(土) 期末試験&「僕は馬鹿になった」
昨日作り直した期末試験のデータを学校でプリントアウト。
その後、楽譜を切ったり貼ったりして、コピーを繰り返し、
問題用紙完成!
こっからが大変。レイアウトをデザインしてから解答用紙を作ります。
パソコンの画面だと実寸がわからないから、
プリントアウトしてみないと解答欄に文字が入りきるかどうかがわからない。
何度も手直しをしてやっとこさ解答用紙ができました。

今日は疲れたのでここまで。
後は全部を印刷して、手で一枚一枚きれいに折って、
解答用紙を問題用紙に挟みこんで約250部作らなければいけません。
全部手作業!
教師って結構こういう職人的な作業が多い・・・。
内職だったら相当稼げるだろうな。
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日が暮れるころには疲れたので音楽室で歌の練習。
11曲になった歌曲集「僕は馬鹿になった」を1曲目から歌ってみました。
小曲集なので一つ一つは短いのですが、
どれも個性的で・・・結構目が回るかも・・・。
まだ僕は観ていないんだけど、
北野たけし監督の新しい映画もこんな感じかも。(一緒にするな?)
でも詩集がそんな感じなんですものね。

ブルースで始まり、日本歌曲風のもの、演歌っぽいもの、
シャンソン、ジャズ、表現主義っぽい現代曲、童謡・・・。
とにかく盛りだくさんの支離滅裂な作品集です。
・・・いいんです。
独りよがりに、遊びながら作ってます。
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【今日のりひと】
・・・廊下で生徒に「先生かっこいいね」とサラッと言われ、
こちらがドギマギする。・・・あぁ、服のことだったのか・・・。

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深夜1時。
歌曲集12曲目「普通の彼女」が完成。
1時間ほどで書き上げる。
ほとんど迷いもなく消しゴムも使わずに一気に書き上げた小曲。
2曲目の「魔法の言葉」と同じハ長調でスタート。
「魔法の言葉」ではそこから最終的にニ長調(1音上の調)へ転調するが、
今回は変ホ長調へ行って、更に別の調へ転調すると見せかけて、
再びハ長調へ返される。
"自分に酔ってはいけない"という歌詞の通り、現実に引き戻される訳です。

曲全体はとてもかわいらしいメロディと簡素な伴奏。
おそらくたくさんの人から気に入ってもらえる曲になることでしょう。

2005/12/09(金) データ消失
作成中の期末テストのデータが入っているフロッピーディスクが壊れた。
うっかり携帯電話と同じポケットに入れてしまったのが原因か?

とにかく期末テストのデータが消失してしまった。
家のPCのフォルダの中に途中までのものが保管してあったから助かったけど、
一瞬もうダメかと青くなった。
皆さんもお気をつけください。携帯電話の電磁波は強力です。

夜は熊谷へ。ベーレンタール男声合唱団の指導。
日曜日にちょっとしたステージがあって、そこにゲスト出演します。
と言っても「第九」の有名なメロディだけを斉唱で歌うもの。
ここのところ毎日「第九」「第九」・・・。
しかし読み込めば読み込むほど深い曲だ。
今日も新しい発見がありました。
しかし、第九の指導はかなり自信が出てきました。
IKSPIARIでは回数が少ないので、やりたいことの半分もできないのですが、もっともっとたくさん練習したいなぁ。
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深夜3時。
11曲目「パンツを脱いだサル」が完成。
増8度、長7度を連続に使うというかなり無謀なことをしていますが、
でもすごくリアルに描けたと思います。
なんだかんだ言ってすごく綺麗な作品に仕上がりました。
12曲目もメロディだけ先に浮かんできたので慌てて書きとめたところ。
今日はここまでで寝ようっと。

2005/12/08(木) 第九、合唱で出演
学生時代以来の合唱での第九出演!
久しぶりに歌いました。
第1楽章からステージにいなくてはいけないので、
「これは結構しんどいな・・・」と思っていましたが、
とんでもない!
最高に楽しかったです。

・・・というのもマエストロ広上淳一氏の指揮の素晴らしさ!!
もうずっと引き込まれていました。
一つ一つの音に意味があって、全ての音に愛情があって。
楽譜を音符の羅列のように扱って音楽作りする指揮者がいますが、
広上さんは音符を言葉や情景のように描いていました。
そして演奏者との音楽でのコミュニケーションを心から楽しんでいる感じ。

一番驚いたのはオーケストラの楽譜をめくる人の、めくり方が速いこと。
要するに、速くめくって少しでもマエストロとの音楽を楽しもう、という気持ちが表れていました。
本当に楽しかった!
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今回はなぜか藤原歌劇団合唱部に紛れ込んでの参加(僕はどこにも所属していないのです)。
う〜んすっかり取り込まれているなぁ〜。
でも知り合いも多いし、楽しいなぁ〜。 

2005/12/06(火) 「言う」と「やる」では大違い
今日はあさっての「第九」の合唱練習に参加しました。
今回は合唱団の1人としての参加です。
「第九」の合唱なんて学生時代以来です・・・懐かしい。

普段は合唱団を指導する立場なのですが、
自分が指導者として言っていることを実際にやっているつもりが、
なかなかできない。

まさに「言う」と「やる」では大違いなんですね〜。
うん。
次回からはIKSPIARIの合唱団の皆さんにも優しく指導しなきゃね。

※それにしても"sanfter=「やわらかい」の意"をなんであんなに激しく歌わせるんだろう?
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今日は練習会場に行く前に、電車で寝過ごすわ、
やっとの想いで着いてみたら練習会場(新百合→大井町)を間違っているわ・・・。
そんなわけで1時間も遅刻するわで・・・。
ボロボロでした。

2005/12/05(月) IKSPIARI第九:合唱練習V
「第九」の練習も3回目。
先週やったことをもう一度ふり出しからやり直します。
結局、みなさん今まで歌ったクセが強くて、一度や二度直したぐらいでは元に戻ってしまいます。
4回しかできないので、やれることは限られているのですが、
その中で僕がどうしても重視したいのは、
音楽の後にある内容や表現

音楽的にもっと煮詰めたいのだけど、
それ以前に意外と言葉の意味をわからずに、
もしくは単語や対訳は覚えていても、
それがどんな場面なのかイメージできていないで歌っている方がとても多いです。
歌はまずはじめに言葉ありき。

その言葉(詩)を読んでベートーヴェンは、その詩の内容を音楽で表現したので、
最低限その言葉とその世界観は見えていて欲しい。
さらにはその言葉の背景にある「時代」や、
その「時代」としての言葉と、現代の僕らの「時代」にはどのような密接な共通点があるのか、
それを理解することから『第九』を歌い始めたいのです。

「なんで日本人は第九を歌うんだろう?」
「なんで年末に第九が演奏される機会が多いんだろう?」

それはその内容にこそ、僕らが共感しているからです。
「第九を歌う」ということ自体より、
それを歌うことで表現(メッセージ)する内容にこそ意義があるのです。

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そんな訳で今日は内容について、
「音」の翻訳をしていきました。
この曲は同じ歌詞を何回も繰り返し違うメロディで歌うのですが、
(ただしメロディの元となる動機は同じものだし、各パートの全フレーズに意味がある)
全く同じ歌詞でも、その表現している風景は全然違う。
ここがベートーヴェンのスゴイところだなぁ、と改めて感じます。

2005/12/04(日) 11曲目
今日は夜に2人レッスンするだけのゆるいスケジュールだったので、
昨夜から作曲を進める。
「パンツを脱いだサル」
ビートたけしさんの詩の中でも避けていたタイプのものです。

生命の不思議、生殖の神秘と残酷さ、そしてサディスティックなまでのリアルさ。
これを音として表現することの難しさ・・・
・・・というよりはそれを表現するためには、こちらもとことんリアルに描かなければいけない、という厳しさ。
そしてそれはこれまでの曲のように、誰からも愛されるタイプの曲にはなり得ない。
これがこれまでこのタイプの曲を作曲するのを避けていた一番の理由。

表現主義的な面や、かなりきつめの音を使っていく。
聴いていて不快に感じる音もたくさん出てくる。
でもそれを書き留めていく。

いずれにしても、現在製作中の「歌曲集」は、
恐らく大きな転機を迎えています。

2005/12/03(土) 機種変しました
実家がついにパソコン購入。
そのうちBBSにも妹あたりが登場するでしょう。

2005/12/01(木) 高3の授業もあとわずか
今日は高3の音楽の授業は
「クリスマス・パーティ」と称して歌のテスト。
一人ずつみんなの前で日本の歌を1曲歌う、というもので、
伴奏もなし、アカペラで、自分の力だけで歌うという試練を与えました。

最初にこの課題を出したときはものすごいブーイングを受けましたが、
それをやる意義をきちんと説明したらしぶしぶ文句は出なくなりました。
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海外とかに行ったらパーティとか必ず招待されたりしますよね。
他国の人から見て日本はとても興味深い国。
必ず日本の文化について何か教えて欲しいと聞かれるはずです。
そのとき一番てっとり早くて喜ばれるのが、日本の歌を歌うこと。
でもその場にピアノや楽器があるとは限らない。
何の準備がなくてもすぐできるものって歌しかないです。

他にも人前で一人で歌うことほど緊張するものはない。
でもこれを一度経験すれば、将来すごく緊張する場面があっても、
きっとこの経験が生きるはず。

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そして今日は試験。

パーティですから・・・お菓子を用意して、楽しい雰囲気で。
たくさん笑って、たくさん緊張して、たくさん真剣になって。
・・・どの生徒もとても真剣に、とても明るく歌ってくれました。
正直、今日は胸が熱くなりっぱなし。
・・・成績つけるのイヤだな・・・
全員5段階評価の「」ですよ!最高のひと時でした。

音楽の授業で伝えたかったこと。
まずは音楽を楽しんで欲しかったこと。
歌う喜び、演奏する楽しさ、難しさ。それらを乗り越える感動。
仲間と競い合い、仲間と協力し合い、
嫌なことや大変なことを全て忘れて取り組めることの大切さ。

・・・でもそこまでで止まってはいけない。・・・

今日のお菓子もそうですが、おもてなしをする楽しさ。
人に何かを提供して、それを喜んでもらえたときの嬉しさ。
人前で歌い、それを聴いてもらって楽しんでもらえるって、
すごく嬉しいことなんです。


人前で歌うのが怖い?

いやいや、みんなの歌はそれを聴いた人を幸せにする力を持っているのです。

僕の生徒たちはどの子も素晴らしい声と感性の持ち主です。
その歌声を全て聴けた僕は最高に幸せな人間でした。

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全員が歌い終わり、いつもより晴れ晴れとした表情の生徒たち。
時間が残ったので、最後に全員で、この4月から歌った曲を全て歌いました。

いつもの倍以上の大きな声!のびのびと歌っていた。
何か一つ壁を乗り越えて、一皮むけましたね。
僕はこっそりあふれる涙を拭いました。
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放課後、学校に残り作曲。
2時間で1曲できました。
ビートたけしの詩による「意味不明」
結構シビアな曲です。
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・・・いい一日だったな。


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