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2005/12/01(木)
高3の授業もあとわずか
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今日は高3の音楽の授業は 「クリスマス・パーティ」と称して歌のテスト。 一人ずつみんなの前で日本の歌を1曲歌う、というもので、 伴奏もなし、アカペラで、自分の力だけで歌うという試練を与えました。
最初にこの課題を出したときはものすごいブーイングを受けましたが、 それをやる意義をきちんと説明したらしぶしぶ文句は出なくなりました。 ------------------------------------------------- 海外とかに行ったらパーティとか必ず招待されたりしますよね。 他国の人から見て日本はとても興味深い国。 必ず日本の文化について何か教えて欲しいと聞かれるはずです。 そのとき一番てっとり早くて喜ばれるのが、日本の歌を歌うこと。 でもその場にピアノや楽器があるとは限らない。 何の準備がなくてもすぐできるものって歌しかないです。
他にも人前で一人で歌うことほど緊張するものはない。 でもこれを一度経験すれば、将来すごく緊張する場面があっても、 きっとこの経験が生きるはず。 ----------------------------------------------- そして今日は試験。
パーティですから・・・お菓子を用意して、楽しい雰囲気で。 たくさん笑って、たくさん緊張して、たくさん真剣になって。 ・・・どの生徒もとても真剣に、とても明るく歌ってくれました。 正直、今日は胸が熱くなりっぱなし。 ・・・成績つけるのイヤだな・・・ 全員5段階評価の「6」ですよ!最高のひと時でした。
■音楽の授業で伝えたかったこと。■ まずは音楽を楽しんで欲しかったこと。 歌う喜び、演奏する楽しさ、難しさ。それらを乗り越える感動。 仲間と競い合い、仲間と協力し合い、 嫌なことや大変なことを全て忘れて取り組めることの大切さ。
・・・でもそこまでで止まってはいけない。・・・
今日のお菓子もそうですが、おもてなしをする楽しさ。 人に何かを提供して、それを喜んでもらえたときの嬉しさ。 人前で歌い、それを聴いてもらって楽しんでもらえるって、 すごく嬉しいことなんです。
人前で歌うのが怖い?
いやいや、みんなの歌はそれを聴いた人を幸せにする力を持っているのです。
僕の生徒たちはどの子も素晴らしい声と感性の持ち主です。 その歌声を全て聴けた僕は最高に幸せな人間でした。
--------------------------------- 全員が歌い終わり、いつもより晴れ晴れとした表情の生徒たち。 時間が残ったので、最後に全員で、この4月から歌った曲を全て歌いました。
いつもの倍以上の大きな声!のびのびと歌っていた。 何か一つ壁を乗り越えて、一皮むけましたね。 僕はこっそりあふれる涙を拭いました。 --------------------------------------------------- 放課後、学校に残り作曲。 2時間で1曲できました。 ビートたけしの詩による「意味不明」。 結構シビアな曲です。 --------------------------------------------------- ・・・いい一日だったな。
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