舞台裏日記
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2005/12/12(月) 新版「第九」を体験!
今日も藤原歌劇団合唱部に紛れ込んで、
キーウェアソリューションズ創立40周年記念コンサートで、
「第九」(第4楽章のみ)に出演しました。

まずゲネプロで驚いたのはテンポ。
慣例となっている従来のテンポとは全く違う部分が多々あり、
「はは〜ん、これが噂の新版だな・・・」とピーンときました。

最近ベートーヴェンの直筆譜を再研究して出版された新版があるという話を聞いていました。
日本ではケント・ナガノが音楽祭で演奏しましたね。
でもまさかここで僕もこの版で歌えるとは思いませんでした。

これはおそらく室内楽的なアンサンブルのような演奏なんだと思います。
軽やかにスルスル進むテンポで、めまぐるしい。
普通フェルマータにする部分が完全につながっていて、
前のシーンの最後の拍と、次のシーンの最初の拍が重なっていました。
とにかく面白かった!!

今日のマエストロ、金聖響さんの指揮も非常に歯切れがよく、
一見すると日本刀を振り回すかのような切れ味と激しさがあるのですが、
そこからフッと力が抜けたときに、何かこちらに熱い風が吹いてくるような感じがありました。
「気」で指揮を振るタイプですね。
僕は好きなタイプでした。音楽的な解釈でも非常に共感できる部分がありました。
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帰り道、今夜の月はキレイでした。
僕の名前「りひと」はドイツ語で「光」という意味。
『光り輝く人になろう』と今までは思っていたのですが、
最近はちょっと考え方が変わりました。
僕の持つ「光」は自らが輝くためだけのものでなく、
『その光で他の人を照らすことのできる人間になろう』と。
今夜の月はそんな想いを表現したかのような輝きでした。

 


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