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2005/12/22(木)
サントリーホール「カルミナ・ブラーナ」鑑賞
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今日はお昼からクリスマスコンサートの合わせ。 電車が強風で遅れていて、見事に遅刻。 合わせはスムーズに進み、少し早めに終わりました。
その後は夜7時までヒマなので、ファミレスで時間を潰していたのですが、 携帯の電池が切れてしまい、あわてて一時帰宅しました。
いったん自宅に帰り、充電をしてから再び外出。 今日はサントリーホールに「カルミナ・ブラーナ」を聴きに行きました。 その前に1曲目はシューベルトの未完成交響曲。 大友直人さんの指揮は実に簡素でありながら、まるで絵画を描いているように、 様々なタッチで音を積み重ねていきます。 決して派手さはありませんでしたが、深みのある知的な演奏。 東京交響楽団の弦(Vn.)の音がやや乾いていたのが残念・・・ ・・・というかサントリーホールはどこのオケが演奏してもそんな風に聞こえます。
休憩中にサンドイッチと紅茶を口にして、 いざ「カルミナ・ブラーナ」。 一転して重厚な音ときらびやかな響き。目が眩むような錯覚。 1曲目は特にラテン語の発音をしっかり立てていて合唱もよかったです(中盤以降ちょっと疲れたか)。 バリトンの成田博之さんの声、大好きです。 確実に無理なく体の周りを響かせて、その響きが心地よい。 音楽的にもいろんな工夫をされていて素晴らしかったです。 大友直人さんは「間」をうまく使う指揮者ですね。 曲と曲の間や、曲中のシーンが変わるところの間がとても有機的で自然。 最初から最後まで爽やかな緊張感が会場中に漂っていました。 また指揮する姿勢が、最初から最後まで身体の芯が崩れなかったのが驚き。 足の位置がほとんど動いていないんです。 これって結構すごいこと。常にクールに振っている表れです。
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