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2005/06/22(水)
歌曲「追憶」が完成
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先日、冒頭のメロディだけ作ってあった「追憶」が完成。あっと言う間にできました。 ビートたけしさんの詩による歌曲集・・・順調です。これで、え〜っと・・・5曲目か・・・。 最低12曲は作りたいからまだ半分もいってないですね。
今回の「追憶」は、自分で言うのもなんですが、 "低俗な曲"です。
--------------- 1曲目「死んだ犬」でいきなりビートたけしさんは、自分のことを「いんちき芝居の緞帳を上げて・・・」と詠っています。 世の中を、そして自分自身を思い切り卑下しているこの詩を表現するのに、小難しい音はいらない。 ただ血生臭いほどの骨太さ、そしてあまりにも純粋すぎるロマンチシズム。
この詩を読むにあたって、たけしさんは自分自身も世間も、そして人生をも「くだらねぇ」と嘲笑している。 現代版「ピエロ」を体現して見せているように思える。またそこがあの人の『芸』なのだと思う。
モーツァルトは注文された曲を何の苦労もなくサッサと作っていった。ぶっちゃけ「やっつけ仕事」だ。 彼の曲のすごいところは当時流行っていた音楽の全てのジャンルを模倣し、自らのものとして消化しきっていることである。 ●ソナタ形式を事実上「完成させた」ハイドン。 ●ロマン派の扉を開いたベートーヴェン。 ・・・モーツァルトはそういった人たちとは無縁である。
【音楽とは、あれこれの音楽を言うのではない、あらゆる音楽こそ音楽である。そういう確信がない処に、どうして彼の音楽の多様性が現れようか。】小林秀雄:著「モオツァルト・無常という事」(新潮文庫)より
この詩集に音をつけるにあたって、僕はモーツァルトであろうと思う。 新しいものを歌う必要はない。現代(いま)という世相をそのままえぐり出す。 グロテスクなまでの低俗さで・・・笑い飛ばすのだ。 --------------- 今日の痛い! 足が筋肉痛・・・なんでだろ・・・と考えたら、おととい駅に忘れてきた自転車を取りに家から走ったのが今ごろ来たらしい・・・。 2日後に筋肉痛・・・歳だ・・・。
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