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2005/08/09(火)
ピアノ・ソナタ・・・完成??
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やっとこさピアノ・ソナタが完成した。 ・・・でも改めて曲全体を眺めてみると・・・ あかんわこれは、支離滅裂だ。
スクリャービンに夢中になっていた頃に書き始めたモノなので、 神秘和音や調性をめいっぱい崩した第1主題、 調性を維持しつつ思いっきりロマン的なメロディと和声を使い、 リズムの揺らぎや複数のリズムを同時に絡み合わせた第2主題。 それらの動機を展開させて混ぜ合わせた展開部(ほぼ第3主題と言ってもよい)。 ・・・と進んできて改めてこの曲をソナタ形式として構築していく難しさを感じる。
「ソナタ形式」は調性を前提にした構成法だから、 半音階的転調と全音階的和声をふんだんに使ったこの曲では、 再現部でインパクトが停滞してしまうことがもったいない。 しかもそこからもう一度コーダへ引っ張っていく推進力が、 再現部にはない。 動機操作でどんどん変奏されていった主題も、結局は和声的な展開しかしていない・・・。
そもそも無調と新ロマン主義的調音楽の大きな振れ幅の中で作曲している現在の感覚で、 完全にその手前でとどまっている数年前に未完のまま残っていたこの曲を、 仕上げていくという難しさに打ち負かされそう・・・。
まだまだ仕上げまで時間がかかりそう。 ------------------- ↓音符がいっぱいでクラクラ(-_-;)
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