舞台裏日記
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2006/11/16(木) 研修所リベンジ???
今日は高3の模試で試験監督。
一生懸命頑張っている生徒たちに心の中でエールを送る。

中2の授業を終えて、千駄ヶ谷へ移動。

とってもいいお店を発見しました。
あまりキレイではなくて、なんだか学園祭で教室をお店にしたような感じ。
食器とかも力が抜けていて「好み」。
・・・また行こうっと・・・。

研修所では今日は「椿姫」の2幕ジェルモン。
「声がやさしすぎる」と言われた・・・。
↑これ、いつも言われちゃうんだよな。
今後の課題だ。
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ヴィオレッタを追い詰めて欲しいからか、
ジェルモン父をもっと嫌な人で演じて欲しいみたいなことを言われるのですが、
本当に世間体を気にする人は、わざといい人を演じると思います。
クールを装い、理詰めで追い込む・・・それがジェルモンだと僕は思うんだけどな。
音型を見ても、ネットリとした嫌味なメロディではなく、
どちらかというと軽やかで、マルカートな形。
スタッカートがたくさんあるのも、一つ一つの音を細やかに歌う「冷静さ」が要求されているのだと思います。
その中で言葉と音の一つ一つを念を押すような感じで歌いたいです。

あのシーンはスカルピアとトスカの「トスカ」2幕とは違う。
強制でも、駆け引きでもなく、
ヴィオレッタが自分で考えて、自分で判断するのを待つジェルモンの姿が大切です。
ヴィオレッタは、
精神的にまだ幼いアルフレードと、
世間を知り尽くしたジェルモン父とのちょうど間の知性を持った女性です。
追い詰められたからアルフレードとの別れを決めたのではなく、
ジェルモンの冷静さと親子愛から出る情熱を目の当たりにし、
自分自身の冷静さを取り戻したのです。
自分で考え、自分で決めたことなのです。

クールに。氷のようにクールに。
そして身体の中は炎のように燃え上がりながら歌う・・・。
それが僕のジェルモン像です。


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