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2006/11/20(月)
合唱の授業終了。
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開智高校の合唱の授業は今日が最後でした(次回は試験なので)。 モーツァルト「レクイエム」を最初から終曲(再現部の前まで)まで歌いました。 コツコツ少ない時間で練習してきたので、伝えたいことの一部しかアドバイスできなかったけど、 来月の本番に向けていちおう形にはなりました。 ひとまずホッとしました。
夜はオペラ研修所。 今日はちょっと疲れていたので声が出なかったのですが、 先生の指導のおかげで何かつかめた気がします。 今日は良かったなぁ〜。 ----------------------- 来週の「蝶々夫人」について。 何度も書いていますが、今回の公演はスカラ座初演版。 現在のリコルディ版との違いをいくつかご紹介しますね。 いっぱいあるのですが・・・
@スズキが紹介されるシーン ・・・通常よりも長い
A蝶々さんの登場シーンのメロディ ・・・一番重要な蝶々さんのメインテーマがそもそも違います。
B蝶々さんの自己紹介&親戚紹介のシーン ・・・シャープレスに自己紹介する部分が通常よりも長い。 従兄弟の子供たちも登場します。
Cヤクシデのアリア ・・・ヤクシデが酔っ払って踊りながら歌うシーンがあります。 宴会が盛り上がっていた様子が加わることで、その後のボンゾ登場のショック度が倍増します。
D蝶々さんが子供と遊ぶシーン ・・・子供と遊ぶ短いシーンがあります。
E幸せな夢のシーン ・・・ニ幕フィナーレのハミングコーラスが通常よりも短く、夢のシーンが挿し込まれます。 ピンカートンが帰ってくる幸せなシーンが入っています。 このシーンの有無で三幕の蝶々さんの失意ぶりが強調されます。 本当に涙が出るようなシーンです。
Fケイトの歌 ・・・現在の版では蝶々さんが歌っている部分をケイトが歌っています。 ケイトが本当に心から蝶々さんに同情している様子がわかり、ケイトの印象が全く違います。 ---------------- などなど・・・。 きっと上演時間や歌手の都合などで削除・変更してしまっている現版に比べ、 非常に日本の風習などが忠実に盛り込まれ、 また劇的にも初演版の方がかなり中身が深く、ドラマチックです。 ぜひ今後はこの初演版がもっと上演されて欲しいと思いました。
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