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2006/05/13(土)
エンリーコの音域
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今日も「ルチア」の稽古。 昨日は楽譜をずーっと眺めていました。
エンリーコのアリアや二重唱は、ほとんどの音が五線譜の上空を漂っている…。 重々しい表現をするために一生懸命に声のポジションを下げていたのですが、 これでは中間音から上の音が表現できない。
そこで、同じドニゼッティのオペラ「ドン・パスクァーレ」の、 マラテスタのアリアを歌ってみる…エンリーコとほぼ同じ音域なのに、 楽に歌える…。 …なぜだ???
やはりエンリーコを歌うときに僕はポジションを落として、声を作りにいっているんだ、 ということに気づきました。
思い切ってポジションを全体的に上げて、開き直って明るく歌ってみました。 やっぱりそうだ!この方が断然歌いやすい!
むしろ細かい表現ができるので、この方がキャラクターを出しやすい。 こっちの路線で練習していこう。 声は明るくなっちゃうけど…自分を信じよう。 きっと遠回りだけど、きっと近道だ。
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