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2006/07/25(火)
「知覧の花」合わせ
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え〜研修所の翌日は調子悪し・・・。
今日はセシオン杉並(最寄り駅:東高円寺)で、 来月3公演ある、音楽劇「知覧の花」の合わせ。
この作品とはもうかれこれ2002年から毎年の付き合いなので、 4年目ですね。 そのつど楽譜が書き換えられたり、自分の中での役作りもだいぶ変わってきていて、 どんどん難しく感じてきています。
バリトン歌手には物語りの進行となるナレーションと手紙の朗読が任されているのですが、 これが難しい!! BGMとタイミングを合わせながら読まなくてはいけないし、 役作りも、どうイメージしてもこれから特攻隊として散っていく青年兵士の心情が、 どうしても自分の中に入ってこない。 本当に難しいです。
初めてこの役を演じたときは、どちらかというとリアルな自分のまま、 現代の若者のまま手紙を読んでいったのですが、 やはり「戦争」という時代がイメージすればするほど、 僕らにとってリアルではない。 当時の若者たちは自分たちの価値観や生き様に、誇りを持っていた。 何の迷いもなかったんだろうか? 日本の勝利を疑うことなく、無残に散りゆく命をどのように思っていたのだろう? 純粋さ故に信じて疑わなかった生き様・・・。 理解はできても、共感はできても、どうしたって同じ心情体験はでき得ないような気がする。 ・・・もしかしたらそう思ってしまうこと自体が、 「戦争」というものをリアルなものではなく「夢物語」として捉えてしまっている障害そのものなのだろうか?
「戦争」って何だろう? あの「時代」はなんだったんだろう? 命とは?生きるとは?そして愛とは?
本当に難しい・・・。
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