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2006/07/30(日)
オペラ「仮面舞踏会」終了!
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今日は朝からとてもすがすがしい気候。 サンパール荒川へ、会場入りすると、すでにオーケストラと合唱さんが練習している。 昨日も本番だったというのに、頑張るなぁ〜。 いいですね、こういう熱意のあるオペラって。
客席ロビーで発声練習。 今回はとっても歌う部分が少ない役ですから、逆に第一声からアクセル全開の状態にしたい!
開場するあたりでメイク開始。 まずはヘアメイクさんにカーラーで髪をクルクルしてもらい、 続いて顔のメイク。 今日は少し時間が余ったらしく、かなり念入りにメイクしてもらいました。 顔がじょじょにイタリア人になっていく様子を楽しみました。
キャストの皆さんもさすが、本番に向けて調子を上げていく感じ。 幕が上がると最初から熱い!! 最初からサム&トム役の熊谷さん、菅原さんの深い低音が物語の悲劇を予感させます。 オスカル役の三浦さんが華やかにアリアを歌い上げると、 リッカルド役の真野さんが透き通る声で高音を響かせます。 素晴らしい滑り出し!
そして僕は今回ほんとうに大ファンになってしまった平良さんが、 見事なレナートのアリアをどっしりと歌いました。 存在感、表現のキレ、リッカルドとの関係性、そして素晴らしい声。
判事役の榎本さんも安定した演技力で締めてくださいます。
一幕一場が終わり、舞台転換をするといよいよ一幕ニ場! ウルリカの勝又さんが、不気味なアリアを低音から高音まできれいにつないで歌われると、 ついに僕の出番。
本当に「ここだけしか出番がない」と思うと力みますね。 ちょっと発声に関しても試したかったことが、きちんとできたので、 まだ発展途上ではありますが、なんとかやりたいことは全部できたかしら? 横を向いたり、少しセンターからずれると声の響きが半減してしまうホールですから、 遠慮せずに堂々とド真ん中で歌わせていただきました(笑)。 あ〜緊張した。
アメリア役のジュディスさんも素晴らしかった〜。 ニ幕の2つのアリアは完全に聞き惚れてしまいました。 そしてバリトン最高で最も難しいアリア! 平良さんは一瞬の隙もない表現と、いつまでも味わっていたい素晴らしい歌声で、 観客を魅了しました。「ブラボー!」が響き渡りましたね。
三幕一場のリッカルド真野さんによる最後のアリアが、 この公演をきっちりとまとめ上げました。 ラストのレクイエムのようなコーラスを、 僕はカーテンコールのスタンバイのため舞台袖で聴いていたのですが、 思わず熱くこみ上げてくるものがありました。
オーケストラも日に日に音が良くなっていって、素晴らしかったです。
終演後、客席ロビーに出てお客様たちにご挨拶。 知らない方からも「とても満足しました」と言ってもらえて、 嬉しかったです。
・・・いい公演だったな・・・。参加できて良かった・・・。
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