舞台裏日記
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2006/09/25(月) 前期試演会
今日は衣裳やら小道具やらをバッグに詰め込み、開智高校へ。
夜はオペラ研修所の試験なので、疲れないように駅からタクシー。
帰りもタクシーで・・・今日ぐらいは許してね。
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【重唱試験:試演会】
まるで長距離走でした。
まず到着するなり舞台のセッティング。
その後場当たりを14組同時に・・・できるわけがない。
声出しを全員で・・・できるわけがない。
・・・とりあえず控え室に避難し、最初の役に着替えます。

1演目目は「ルチア」の二重唱。エンリーコ役。
すごく緊張しました。役に集中できずに形にこだわってしまった。
簡単に言うと格好つけてしまいました。
でも後で聞くと、指揮者のH先生からは、
「いい声だったよ。練習からあの声が欲しかった。」と言われました。
先日のゲネプロで少し声がこもってしまっていたので、今日は思い切り歌いました。
それが良かったみたい。

終わると速攻控え室に戻り、次の演目の役に早着替え。
他の組の1曲分しか着替える時間がない!慌てて役を切り替えました。
2演目目は「清教徒」のジョルジョ役。
先のエンリーコの迫力を一切消して、今度は深い親の愛情を引き出します。
声の出し方も多少変えなくてはいけない・・・と思ったら、支えが浮いてしましました。
とにかく落ち着いて演じるように頑張りましたが、
集中力が最後には切れかけました。

休憩をはさんで、腹にタオルを二枚詰め込みます。
3演目目は「ドン・パスクァーレ」の二重唱。ドン・パスクァーレ役。
もし普通の公演なら、自分の姿でドン・パスクァーレを演じるところですが、
研修所では型を学ぶ・・・という名目もあり、
一般的なイメージのドン・パスクァーレに自分を当てはめる作業。
ここに妥協するまでにかなりの時間がかかりました。
なんでブッファだからって面白い動きをしなきゃいけないんだろう?
その役を真剣に演じても面白いのがブッファだと思っていたのですが・・・。
でもどんな形の役でも演じられるようになるのが、
研修所での勉強ということで、型で演じていきました。
今日は徹底的に演じ切ることができましたが、
ゲネプロのときの方がウケた。
・・・どこか前回に味を占めて、ウケを狙ってしまった部分があり、
うまく噛み合えなかった・・・。
終わった後、シャツがまるでプールに落とされたみたいにビショビショでした。
やっぱ緊張していたんだな。

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打ち上げにて反省会。
もっとアピールしなきゃいけない。
公演が立て続けだったこともあったのですが、
どこか公演の近い順に優先順位をつけながら練習している悪いクセがある。
自分の中では仕方がない・・・と思っていたけど、
それでは高い授業料を払って研修所に来ている意味がない。
ここでのアピールが自分の今後の歌い手人生を大きく左右するものであるなら、
もっともっと貪欲に勉強をしなくてはいけない。
後期はちょっと真剣にやらなきゃ・・・と反省。
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と思っていたところに電話が鳴る。
またオペラの出演依頼。
研修生としての勉強と、プロのオペラ歌手としての勉強。
これを両立できないようじゃあ先には進めないんだ。


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