舞台裏日記
ホームページ最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2007年1月
前の月 次の月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
最新の絵日記ダイジェスト
2009/02/05 引越ししています
2007/05/31 Libera me!
2007/05/29 滅多にしない料理
2007/05/27 「おとこ」だぜ!
2007/05/26 レッスンに行ってきました

直接移動: 20092 月  20075 4 3 2 1 月  200612 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200312 月 

2007/01/30(火) いざ浜松!!
目覚ましの音に布団から這い出すように起床。
遅刻寸前で学校に到着しました。

午前中は中2の授業。
午後は、卒業生へのメッセージビデオの撮影。
N川先生の伴奏で、Oさだ先生とデュエットを歌いました。
それからまた中2の授業。

授業の前に高3の生徒が訪ねてきました。
何??愛の告白??・・・しかし僕には妻が・・・(=_=)゜
・・・なんてのは妄想でした・・・。
「もうすぐ入試だから応援メッセージをください」
とのことでしたので、サイン付きでメッセージを書きました。

------------------
授業を終えたら飛び出すように学校を後にしました。
西武線に飛び乗り池袋へ。
池袋から山手線外回りで東京駅。
東海道新幹線に乗り込み「浜松」へ!!

■9月16日(日)
浜松アクトシティで公演するオペラ「ラ・ボエーム」の結団式のため、
浜松へ向かいました。

平日の夕方ということもあり自由席は空いていました。
お茶を買って、車内でカロリーメイトのチーズ味をむさぼりながら発車。
こだまだったのでちょっと時間がかかっちゃいましたが、
無事18:30に浜松駅に到着。すっかり暗くなっていました。

新幹線のホームからエスカレーターで改札階に下りると、
駅構内にYAMAHAのクラヴィノーヴァが展示してある!!
しかも囲いもないし、「お手を触れないでください」とも書いていない。
これって弾いてもいいってこと???

-------------------------

改札を出て北口へ。
近未来的な地下広場を通って名鉄ホテルに。3階の宴会場が会場でした。
ロビーで以前お会いした指揮者の渡部成哉先生と、演出家のダリオ・ポニッスィさんに会いました。
ダリオさんはベルベットのワイン色のスーツ姿。
イタリア人はやっぱりオシャレでかっこいい!!

ダリオさんは昔、NHKのイタリア語会話に出演されていた頃、
毎週ビデオに撮っていました。
毎回ダリオさんが一人芝居でイタリアの偉人たちを演じているコーナーが大好きで、
あのコーナーで演劇的なイタリア語を勉強したのを覚えています。
そして昨年春には「ジャンニ・スキッキ」を観劇にいらしていて、
その時は緊張のあまり話し掛けられなかったのですが、
秋に二期会会館にいらしたときに思い切って握手を求めました。
「いつかご一緒できるように頑張ります!」と言ってお別れしたのですが、
思いがけずこんなに早く夢が叶うなんて・・・。
やはり夢は口に出すと魔法がかかるんですね!!
---------------------

結団式では大学時代の同期:柳澤利佳ちゃん(ムゼッタ役)と再会。
ミミ役の長瀬さんや、コッリーネ役の伊藤さん、ショナール役の河野さんともお話し、
何だか初対面とは思えないほど自然に親しみを覚えました。
このオペラはチームワークが大切ですから、今日がそのための最初の稽古だったように感じました。

結団式後の親睦パーティでも皆さんとっても優しくて、あったかい。
よそ者の僕は実はすごくビクビクしていたのですが、本当にいい方ばかり。
いい現場になりそうで、ワクワクしてくると同時に、マルチェルロ役の責任の重さに武者震いしました。

うぉっと気が付いたらあっと言う間に時間が過ぎ、
慌てて浜松駅に走りましたが乗りたかった電車に乗り遅れ結局最終の新幹線に。
パーティでほとんど何も口にできなかったので車内販売のサンドウィッチとコーヒーを買いました。
今日もらった資料とスケジュール帳をにらめっこしていたら品川到着。

ぐったりした身体で山手線に乗り込むと、無意識のうちにカバンの中の「ラ・ボエーム」のスコアを取り出し、
譜読み。

早く音楽稽古が始まらないかな・・・。
でもなるべく早く暗譜していきたい!!
全力で初マルチェルロ役に臨みたいと思います。

2007/01/29(月) ジェルモン・・・まだ迷う
今日は昼から池袋で2人レッスン。

じっくり時間をかけて音楽作りをしていく。
音楽を作っていくことで声の出し方も追求していく。
・・・そんなレッスンだったと思う。

夜は研修所。
インペクとしてまず鍵を開けにスタジオまで行き、
それからファーストフードで腹ごしらえ。
今日は「椿姫」2幕の二重唱。

とにかくジェルモンの頑固さと、年齢的な年輪を、
姿勢を保つことで表現することを考えて演じました。
今までは「感情を抑える」ことでそれらを演じていましたが、
「感情はむしろ熱いんだよ」と先生から指摘されたので方法を変えてみました。
心なしか声の力も抜けたというか・・・余裕を持って声を出せました。
まだまだ支えが浮くんだよな〜。

でもあと1ヶ月。
少し目指すベクトルが見当たった感じ。
スタート地点にやっと立った・・・ようです。

-----------------
※妹の今日のブログで実家の愛猫ハナの写真が見れます。
かわいいです。世界一かわいいです。
http://yaplog.jp/pikarin_f/

2007/01/28(日) レッスン&「魔笛」&レッスン
午前中から近所で場所を借りて受験生の聴音・新曲・声楽のレッスン。
最後はうちの奥さんにもギャラリーになるために来てもらい、
その前で歌わせました。
奥さんも「とてもいい声だ」と感激していました。

奥さんと近くの近くのギャラリーカフェで昼食。
僕はお店の自慢のロールキャベツを食べました。
そのあと駅前に出て、本屋で立ち読み。
某・クラシック音楽雑誌で「日本のオペラ」について紹介していました。
新国立★場や、●期会や藤■歌劇団などが紹介されていました。
大小さまざまなオペラ団体が紹介されている中・・・アレ???

・・・おいおい、日本オペラ振興会がないじゃないか!!
日本人の新作オペラを数多く初演し、
本当の意味で日本のオペラの下地を作っているはずのこの団体が紹介されてないだなんて。

少なくとも「日本のオペラ」というテーマを銘打っていながら、
日本人が作ったオペラに対して意識が向かっていないというのは?
逆にこれが日本人のオペラに対する意識なのかな?と思い知ってしまいました。
それでは日本に本当の意味でオペラは根付かないだろう・・・。

-----------------
本屋を出て喫茶店でカフェをしてから電車に乗って「魔笛」へ。
久しぶりに「魔笛」の音楽稽古に参加しました。
暗譜までは届かなかったけど、譜読みに関しては9割近くたどり着いたかな・・・と。
表現や役作りに関しては徐々にいろいろ試し始めています。
まだ固めずに、毎回1フレーズ毎に違う歌い方をしています。
・・・たぶん聴いている側には聴き比べられないほど、微妙な違いなんですけどね(笑)

今日は少し時間もあったようだったので、3つのアリアも歌わせてもらいました。
きちんと歌えているつもりが、音程がふらついたりしてしまう。
やはりモーツァルトは難しい!!
基礎を大事に歌えるようにならねば。

-----------
夜は再び自宅近くの会場で2人レッスン。
教える側としては、生徒さんの声を客観的に聴けるので、
問題点や改善点を指摘できます。
でも、
自分が歌う側になると、客観的に自分の声を聴けないからなかなか難しい。
僕が自分をレッスンできたらいいのに・・・('〜')

--------------------
※画像:昨日は父がオペラ「トゥーランドット」の本番でした。
中国の王様役。かっこいいです。

2007/01/27(土) 土曜日は〜
毎週土曜日は音大予備校の授業。
今日も12時から21時まで8時間レッスンをしました(1時間休憩)。

毎度ヘトヘトになるけども、指導しながら自分も勉強になっていることに気づきます。

センター試験も終わり、みんなこっから本腰を入れなければね。
・・・でも焦らず、ラストスパートだからこそ基礎を見直すべきです。
粘り強く一緒に頑張りましょう!

う〜明日は久々の「魔笛」音楽稽古。
暗譜がまだまだ追いつかない〜。

2007/01/26(金) 雨の日は・・・
軽い天パーの僕は、雨の日が苦手。
(【天パー】:「天然パーマ」の略 ×「天然ボケクルクルパー」ではない)
右側と左側の髪の毛の跳ね方が違うので、
あたかも右方から強い風邪が吹いたかのような・・・
まるで「ちびまるこ」に出てくるはなわ君のような具合である。

雨の日の朝は、ドライヤー片手に悪戦苦闘するりひとを想像してください。
-------------

今日は昼間に自宅近くの公民館で一人レッスン。
そのあと隣駅でバイトしている妻に薬を届けつつ、知人(憧れの人)の出産祝いを選ぶ。
夜は池袋に出て受験生のレッスン。
Bellini "Vaga luna, che inargenti" (「優雅な月」ベッリーニ)を勉強しました。
この曲にはかなりこだわりがあるので、
単語1個1個、伴奏の1音に至るまで寸分の隙もなく曲作りを伝授しました。
勘のいい子だから、最後は見事に仕上がって二人で満足。
レッスンの終わりに、教える側と教わる側が無言でニヤリとするって・・・アブナイ・・・。

-------------
昨日の話ですが、「りひと通信」最新号が完成しました!
ご希望の方には近日中に郵送します。

2007/01/25(木) 寝不足では声は出ない
当たり前ですが寝不足は良くない。
夕べは夜中の4時まで「魔笛」のリブレットを枕にしながら(汗)、
ウンウンうなされていました。

まぁ・・・とにかく寝不足だったわけで・・・。
中2の授業ではイライラしてしまうし(生徒も悪い:怒)、
研修所では声がカスッカスになっちゃうし、いいことない。

研修所が終わってからインペクの3人でちょっと打ち合わせをして・・・
(僕はただいただけだけど・・・)
帰ってきたら午前様でした。

2007/01/24(水) コーラスの上達
今日はマザーコーラスの指導。
先週やった「サウンド・オブ・ミュージック」お練習で気になったところを修正。
最後にはずいぶん伸び伸びと歌われていました。

後半は久しぶり(秋以来)に三善晃の「三つの抒情」を練習。
1曲目をパートごとに音の確認をして、
それぞれのパートで注意点や課題を設けてアドバイスしてから、全パートで合わせ。
音楽的な表現を細やかに指導しました。

毎回思うのですが、本当に皆さん上達しました。
・・・でも本当はまだまだなんでしょうね・・・。
ついつい親心で上達ぶりに満足してしまうのですが、
指導者としてはもっと客観的に、厳しい目で見なければいけませんね。
もっと自分自身を律しなければ。

・・・でも、皆さん上向きですよ〜自信を持ってくださいね。

------------
さて、夜は個人レッスン。
長年習いに来ている学生さん。

久しぶりのレッスンでしたが、ちょっとしたアドバイスでいい声が出るようになりました。
・・・でも妥協しちゃいかんな・・・。
頑張ろうっと。

2007/01/23(火) やっぱり授業は楽しい
今日も中2の授業。
前回ご紹介した同じ授業を別のクラスで実施。
案の定、同じような盛り上がり。
一人一人と少しずつでもコミュニケーションが取れるのがいいです。

目の前でをつけてもらっている様子をキラキラした目で見ている生徒たちを見ていると、
こちらまで幸せになります。

--------------
夜は受験生を一人レッスン。
二日連続のレッスンだったので、とてもいい声を出していました。
後半は新曲視唱の特訓。
コツさえつかめばできるということがわかった模様。
入試まであと1ヶ月。まだまだ伸びますよ!!

スタジオを一度出てモスバーガーで腹ごしらえ。
新作のフォカッチャを食しました。
ふむまるでグラタンを食べているような感じ。

再びスタジオに戻り、社会人の方を一人レッスン。
この方もソルフェージュのレッスン希望なのですが、
音感は耳や脳で養うものではなく身体で覚えるものですから、
その音の持つ「性格」を「身体で感じ取る」訓練をしました。

1時間のレッスン。
体をいっぱい使ったからヘトヘトになったかもしれませんが、
たぶん心地よい疲労感だったと思います。
-------------
僕もなんだかクタクタ。
現在、眠くて仕方がありません。
あ〜、でもそろそろ「りひと通信」を書かなきゃ・・・。

2007/01/22(月) 歌ったあとは眠れない
夕べは試験の後でテンションが下がらなかったのか眠れなかった。
そのせいか朝からお腹が痛い・・・。

昼間に受験生を2時間レッスンして、夜は研修所へ。
試験の翌日ということもあって何か気分は乗らなかったけど、
僕は幸い歌う機会がなかったので、ずーっと見学。
・・・でもインペクとしての仕事があるので、なんだかんだでバタバタしていた。

昨日の試験について先生方からコメントをいただきました。
思ったより悪くなかったようで、
「中間音域もよく響いていて、とても聴いていて心地よい声だった。」
と言っていただいたのは嬉しかったです。

お腹も痛いし早く寝よう。

2007/01/21(日) やっぱり試験は嫌い
今日は研修所のアリア試験。
「ドン・カルロ」の"Io morro..."を歌いました。
録音(本当は禁止!)を聴いてみると、う〜んイマイチ。

声はだいぶ安定してきたとは思うけど、どこか面白くない。
自分が守りに入っていたり、楽譜をただ追っているだけのように聞こえる。
なんだか下手になったな・・・。

熱い想いを出し切りたい、という自分と、
冷静にいい声をキープしたい、という自分。
実はどちらも同じことなんだけど、なぜかそれがバラバラになっているのかも。
自信を持って歌えなくなっているんだと思います。
-------------------
さてと・・・そろそろ「魔笛」の暗譜&台本の読み込みをしなきゃ。

2007/01/20(土) センター試験のため・・・
今日は受験生たちはセンター試験でしたね。
みんな頑張っているのかな・・・陰ながら応援していますよ!!

そんなわけで音大予備校も閑散としていて、
残った数名だけレッスンしました。

僕も明日はオペラ研修所のアリア試験。
無理せず、普段どおりの生活を心がけました。

でも夕食は牛角で焼肉でした。
うまかった(*^▽^*)
-----------------
※4月オペラ「魔笛」公演のチケット予約を開始しました!!

2007/01/19(金) 回復の兆し
今日も池袋のスタジオで2人レッスンし、その後に実家へ。
実家・・・というよりも実家近くの総合病院へ。
祖母がまだ入院しています。
今日からリハビリが始まったそうで、回復の兆し。
それでもまだ足が痛いようで、本人は落ち込んでご飯もノドを通らないらしい。
大丈夫。もうすぐ治るんだよ。
と声をかけるのが精一杯でした。

母と交代して僕は車で熊谷へ。
ベーレンタール男声合唱団の指導です。
今日はフォスターの「故郷の人々」を練習しました。
移動ド唱法を取り入れてから音程・ハーモニーがかなり安定してきました。

練習も終わり、車を再び病院にいる母に返して、電車で帰宅。
今日も午前様。
-------------
ところで・・・

昨夜のうちの奥さんの寝言・・・。
「うっそ・・・マジで・・・?」

2007/01/18(木) クールなジェルモン・・・ではダメ
今日はこのホームページからレッスンを申し込んでくれた新しい生徒さんの初レッスンを池袋で。

その後、オペラ研修所へ行きました。
今日は「リゴレット」2幕の二重唱と、「椿姫」2幕の二重唱。
このニ作品について、ちょっとしたエピソードがありまして・・・
「リゴレット」の初演でタイトルロールを歌ったバリトン歌手ヴァレージは、
とても音域も広く、演劇的な表現力も持った素晴らしい歌手だったそうです。
実はこのヴァレージが「椿姫」初演のときにジェルモンを歌うことになったのですが、
作曲者ヴェルディは猛反対したそうです。

結局、作曲家の意向を劇場側が無視する形でヴァレージ:ジェルモンが初演を歌ったのですが、
この初演は失敗に終わったそうです。

バリトンがタイトルロールだった「リゴレット」に比べて、ジェルモン役は歌う部分が少なく、
そのためヴァレージがやる気を失っていた・・・とか、
すでにこの時点ではヴァレージは声のピークを過ぎていた・・・など、
様々な説がありますが、ヴェルディの反対の仕方からいっておそらく、
【リゴレット】歌手=【ジェルモン】歌手は成り立たない、
という考えが作曲者にはあったようです。
・・・現代では、ヴェルディ・バリトンならどちらも歌えなきゃ・・・みたいな概念が成り立ってしまっていますが。
---------------------
そんなわけでこの2役を同時に歌うのは非常にキツイ!!
・・・という、ただの言い訳です・・・m(_ _)m
---------------------

さてさて、ジェルモンという人物像を僕は「非常にクール」に演じていました。
しかし彼の腹の中には子供たちへの強い愛情があり、
それゆえにヴィオレッタにアルフレードとの交際を断念するよう強く説得するのでした。

僕はその【強い意志】を表現したくて、一切動じない真っ直ぐな歌い方をしていたつもりでしたが、
結果的に棒歌いになってしまい、微妙な心の変化を表現しきれていませんでした。
(年齢を老けさせようとしていたのも原因なんだろうな)

まずは内面の動きを表現しなくては・・・。
その後に「外側の殻」を形成していく方法にシフトチェンジしよう!
上っ面で演じちゃあダメだな〜と改めて気がついた授業でした。

2007/01/17(水) また食べるのを忘れた・・・
昨日電話が入り、急きょ今日は先生にレッスンをしてもらうことになりました。
池袋に出て1時間みっちりレッスンしてもらいました。

急いで池袋を出て、マザーコーラスへ。
今日は学校の講堂での立ち稽古。
「サウンド・オブ・ミュージック」でマリア役を歌っていただくヴォイトレのバトラー先生にも来ていただいて、止めながらの通し稽古。
後半は音楽室に戻って「アニメソング」の練習。
こちらはバトラー先生に指揮をしてもらうので、僕は見学。
客観的に聴くといっぱい粗が見える・・・。
次回、修正せねばですね。

マザーコーラスが終わると同時に電話が鳴りました。
オペラ研修所のクラスメートに学校まで来てもらって、合わせをしました。
1時間半ほど合わせをして、学校を出て今度は「池袋→新宿→分倍河原」と移動。

夜は「魔笛」の音楽稽古でした。
僕は20時入りだったので、すでに稽古は行なわれてました。
前回のマエストロ稽古で玉砕だったので、気合いを入れて歌いました。
さすがに声が疲れたけど、毎晩枕もとにリブレット(台本)を置いて寝ていた成果が出せて良かったです。
早く暗譜せねば・・・。
--------------

・・・で。
帰宅しようと電車に乗ったときに、朝食を食べて以来何も口にしていないことに気づきました。

こんなんだから太れないんだな・・・(汗

2007/01/16(火) 授業は楽しい
今日は中2の授業で(他のクラスもやっているのですが)、
合唱の練習をした後に、自作プリントを配りました。
1枚配り・・・

「全問できた人はをつけるから持っておいで!
 1枚目ができたら2枚目を渡すよ〜。
 2枚目も終わった人から帰ってよし!」


これが生徒たちは燃えるんですよね〜。
先を競って問題を解いていきます。
問題数は少ないし、解いていきながら自分で考えて、自分で学べるようになっているし、
その中にちょっとだけ難しい問題があるから、少しだけつまづくようにできています。

解き終わってプリントを持ってきた生徒たち1人ずつ相対せるし、
彼女たちも目の前でたくさんをつけてもらう快感ってあるはずなんです。
そして、1、2問間違える。
教えずにその場で自分で考えさせる。友達に教えてもらったりもしています。
間違えた問題を直して、正解するとです。

ちょっとだけつまづいて、それをクリアしたときの快感というのが、
子供たちの脳を発達させるのです。

そして次の課題を出される→それをやり遂げる。
そしてをもらい、褒められる。

どの生徒も楽しそうでした。
1年に1回はこの形式の授業をするようにしています。
------------------------

夜は川口市民合唱団のパート練習。
僕は男声を担当。もう1人先生(僕の友人)を呼んで、彼には女声をお願いしました。
2つの部屋で別々の曲を練習しました。

男声は出席率が低く、6人しかいませんでしたが「荒城の月」を練習。

2時間の練習を終えた後、ベテランの団員さんに、
「今日は楽しかった〜」と言っていただき、すごく嬉しかったです。

厳しく、細かい曲作りをしながらも楽しんでいただける・・・。
これが理想ですもんね。
指導している間は団員さん1人1人の様子をうかがいながら・・・

「飽きてないかな?」
「一つのパートにばかり関わりすぎていないかな?」
「楽しんでもらえているかな?」
「物足りなくないかな?」

など心を読みながら、時計とにらめっこしながら練習を組み立てています。
それでも実は常に不安なものです。

指導者の役目って、その時間をいかに多角的に充実したものにできるか・・・だと思います。

・・・本当に良かった・・・。

2007/01/15(月) 緊張の連続でお腹痛い・・・(汗
今日は急遽、レッスンをしてもらえることになり、
駅前のマッサージ屋で15分だけマッサージしてもらってから、
電車を乗り継いで、某音大に行きました。

母校とは違うキャンパス。
若い大学生たちがいっぱい。
なんかウキウキしている自分がいました。
大学生に戻りたい・・・。

レッスン室に入ると、先生のほかに数名の生徒さんがいるのでした。
「ギャラリーがいるけどいい?」と先生に言われて、「イヤ」とは言えず、
緊張しながらのレッスン。
・・・・音大生は、自分もそうでしたが、他人の歌には辛口ですからね。
いちおうプロで歌っているわけだから、下手な歌は歌えない。
・・・超緊張しました。

「ドン・パスクァーレ」の二重唱と「椿姫」の二重唱をレッスンしてもらい、
細かい表現までみっちり伝授してもらいました。

あ〜緊張した。ちょっとお腹が痛くなりました。
近くに住んでいる研修所のクラスメートと待ち合わせをして一緒に授業に向かいました。
-------------

研修所では演出のS先生がいらっしゃいました。
昨年末の授業から冬休みをはさみ、
1月に入ってからHマエストロと音楽稽古を重ねた成果を発揮せねば!!
昨日夜に稽古をした「ドン・パスクァーレ」が今日のトップバッターでした。

今日がある意味勝負だと思ったので、本番のつもりで臨みました。
むちゃくちゃ緊張した。
精一杯やった結果、「よくなった」と久しぶりにポジティヴな評価をしていただいて、
ホッとしました。

まだまだ足りない部分をたくさん指摘されましたが、
やるだけやった結果を評価をしてもらえるのはとても励みになります。
毎回こうならいいんだけどな・・・。

それにしても今日は緊張の連続でお腹が痛くなった。
歳を重ねるにつれて、緊張する場面が増えた気がする・・・。
それも自分の成長なのかもしれません。

2007/01/14(日) 飛び回り
今日は川口市民合唱団の練習。
13:00〜17:00の4時間練習ですが、それでも時間が惜しいほどじっくり練習しました。
まずは発声練習20分。
続いて「見上げてごらん夜の星を」を歌いました。
特に各パートの低音域で声が奥に引っ込まないように徹底して練習。
小さい休憩をはさんで、武満徹の合唱曲を練習しました。
「小さな空」「さくら」「島へ」「死んだ男が残したものは」「○と△のうた」
音域や和声的な変化を発声法でコントロールするよう訓練。
大きい休憩をして、最後はフォーレ「レクイエム」の"Agnus Dei"。
パート間のバランスも考慮して、緻密な音楽作りができました。
もっと全員が音楽上のストーリー展開を理解できたら、より深い音になりそうだけどな・・・。

車で駅まで送ってもらって、西川口→池袋に移動しました。
池袋の風俗街にある「一蘭」でラーメンを食べました。
ここはカウンターが前横に仕切られていて、
隣のお客さんはもちろん、店員さんの顔すら見えないようになっています。
「ラーメンを味わうことに集中して欲しい」というお店側の工夫ですが、
最初はちょっと変な感じがしました。
しかし、ラーメンのスープを一口すすった瞬間、すべてが納得できました。
これはうまい・・・そして深い。
それほど特徴のあるラーメンというわけではないのですが、とても繊細な味。
とんこつ醤油でありながら後味のさっぱり感となんとも言えないのど越しは、お店の自信を裏付けるものでした。
久しぶりにスープを最後の一滴まで飲み干しました。
・・・それでも脂っこさや臭みが全く残らない。すばらしい。

18:30から池袋のスタジオでレッスン。
今日初めてレッスンに来てくださった方ですが、
ソルフェージュを勉強したい、とのことでしたので、
『発声法から見たソルフェージュ』を指導させていただきました。
「教える」ことは僕自身「考える」ことにもなりますから、とても勉強になります。

1時間のレッスンをして、池袋→秋津と移動。
20:30〜22:00公民館で研修所のクラスメートとオペラ重唱の合わせ。
めいっぱい飛び回った一日でした。
こういう充実した日は楽しい・・・。

2007/01/13(土) 音大予備校に缶詰
土曜日は池袋の音大予備校で12時から21時までレッスン。
受験生はこれからが勝負。
聴音・新曲やコールユーブンゲン、そして声楽の個人授業をするのですが、
入試も間近なのでこちらにも力が入る。

・・・で、疲れた・・・。

まぶたが重いことこの上なしです。

2007/01/12(金) お見舞い
おばあちゃんが足を痛めて先週から入院中。
そんなわけで実家の近くの病院へお見舞いに行きました。
母がずーっと付っきりで相手をしていました。
一人になると泣いてしまうんだそうです。

おばあちゃんは思っていたよりも全然元気で明るかったので
(足を痛めていることも忘れているから)
安心しました。

5分ごとに同じ話をするのですが、そこがまたかわいくて、
ずっと一緒にいても飽きませんでした。

おみやげに持ってきた飴細工を何度見ても、まるで初めて見たかのようにリアクションするから、
毎回感動しているんですよね・・・それってすごく幸せなことかも。
人間の幸福って、いかにたくさんの「感動」を得られるかだと思うのです。

そんな感じで1時間ほどお見舞いして、一度母と共に実家に帰宅。
母はピアノのレッスン。
僕はカレーを食べてから再び病院へ。
交代でお見舞いに来てくれていた伯母にカレーを持っていきました。
伯母が帰ってからは僕一人でおばあちゃんの相手。
さっきと同じ会話を何回も繰り返し、それでもたくさん笑って話をしました。

母がピアノのレッスンを終えて病院に戻ってきたので、交代して、
車を借りて熊谷へ。

-----------------
ベーレンタール男声合唱団の練習は、今日は「さくらめいと」で行なわれました。
昨年11月から始めたフォスターを復習してみましたが、
皆さん完全に忘れてしまっていて、『ふりだしに戻る』。

もう一度パート毎に音取りをして、再スタート。
曲を4拍子でとらえないで、メロディの流れで歌うよう練習しました。
ハーモニーはだいぶまとまってきたので、あとは各パートが自分の歌うメロディラインをつかんで歌えるかどうかが課題です。

もっとメンバーが増えるといいな・・・。
内声の人数が多いので・・・。
-----------------

今日はその後、昨年の「熊谷第九」の合唱指導陣で新年会だったのですが、
僕はもう一度病院に行かなければならなかったので、泣く泣く不参加で帰りました。

病院に戻ると、おばあちゃんはすでに寝ていて、母が病室(個室)に布団を敷いて寝ていました。
車のキーをテーブルの上に置いて、ちょうど帰るところだった父と病院を出ました。
そのまま父に車で駅まで送ってもらい、電車で帰ってきました。

家に帰ると、今度は妻が熱を出して寝ていました。
・・・今日は「看病」DAY・・・。

2007/01/11(木) 教師に戻る
今日から3学期の授業再開。
先生スイッチがまだ入っていないのか、1時間だけの授業なのに疲れました。
でも生徒はかわいいですね。元気をもらいました。

夜は研修所。
うまくいきませんでした・・・。

あっちへ行けばダメ。
こっちへ行けばダメ。
なんだか迷路をさまよっているようです。

オペラってこんなんだったっけ?

2007/01/10(水) レッスンにて
今日は新年最初のマザーコーラスの練習。
いよいよ4月のコンサートに向けてラストスパート。
とにかく細部にまで気を配って曲を作りこんでいきました。
まだまだ粘り強くやっていかなければ・・・。

-------------
夜は久しぶりに先生にレッスンをしてもらいました。

・・・レッスンしてもらってよかった・・・

昨年末の体調不良から完全にバランスを崩していたみたいで、
それを必死に補おうとして、どんどん悪循環に陥っていたみたいです。
息を出すところから全部修正してもらいました。

ドイツ語が回らなかったのも身体が緊張しまくっていたから。
口先だけで歌っていたんですね・・・。

今日からまた再スタート。
もう一度深みのある歌を歌えるように、頑張ります。

レッスンの後、先生と一緒に帰り(家が同じ方向なんです)、
途中でジェラートをおごってもらっちゃいました。
やさしい先生だ・・・。心から尊敬します。

2007/01/09(火) 「魔笛」でのテンポの話
今日は「魔笛」のマエストロ稽古。
初めてお目にかかるマエストロの情熱溢れる棒は圧巻でした。
それについていけない自分がいた・・・悔しいです。

ともあれ、とても早いテンポに声と想いを乗せるのはすごく難しいと思いました。
もちろん機械的にテンポに言葉を乗せていけばモーツァルトの音楽が僕らを牽引してくれるのかもしれない。
・・・でも、そのことで音一つ一つ、言葉一つ一つが持つ「中身」が希薄になることもあります。
(僕はベーム崇拝者なのかも・・・)

モーツァルトの素晴らしさは、その軽快さの中に、それをも飲み込むほどの深みがあり、
それでいてその中身が決して表面の薄い膜(軽快さ)を突き破ることがないことだと僕は思います。

たとえばフィナーレのパパゲーノ「首吊りのアリア」では、
ワンフレーズごとにパパゲーノの気持ちや考えることが変わります。
そのコロコロと変わる表情の中にも、彼なりの深い「葛藤」が渦巻いていると思うのです。
パパゲーノはとても軽い性格で、早口で、子供のようにドタバタとしていますが、
それなりに彼はいつも真剣で、いつも冒険していて、一瞬一瞬を大切にしているのです。
しかもあのシーンはしっかりと聴衆の反応を見ながら、その反応に更に反応して歌っていきます。

あまりにジェットコースターのようなテンポだと、
まるでブラウン管の中で暴れまわっているコメディアンになってしまいます。
パパゲーノは同じコメディアンでも絶対に「舞台芸人」なのです。
常にお客さんと話をしているのです。

そのためのテンポ。
どこかに必ず余裕があるテンポというものがモーツァルトにはあるのです。

それを僕なりに見つけていかねば、この作品は歌いきれないと改めて感じました。

2007/01/08(月) 書きこみがないのです(涙
昨日、あんな恥ずかしい日記を書いたのに、
「楽屋で雑談」に誰も書きこみをしてくれないのです・・・。

(T_T)

2007/01/07(日) ハラハラドキドキな一日
今日は早朝から聖歌隊の仕事で高田馬場へ。
目覚まし時計もしっかり鳴って、きちんと起きることができました。
西武線の中で必死に「魔笛」の譜読み。
ブツブツ言っていて、きっと周りの人は気味が悪かったでしょう(汗)

ブライダルフェア1本を終えて、一度コーヒーを飲みに出て、
お昼に再びホテルに入り、今度は挙式を1本。
やっぱり結婚式っていいもんだ。
こちらまで幸せな気持ちになれます。
------------------
府中での「魔笛」の稽古が4時入りになったので、
腹ごしらえをしようと新宿へ。
レストランに入りメニューを選んでいると、大変なことに気づく。

・・・なんと財布が空っぽ!!
スイカとパスネットで電車移動をしていたので、うっかりしていた!!
(恥・・・)
「すみません、時間がなかったので出ます」とお店の人にウソを言ってレストランを脱出(汗)

スイカの中にチャージしてあるのを当てにして、
超遠回りで一時帰宅。
ギリギリでJRの駅を出ることができました。
帰宅してから財布の中身を補充し、再び外出。

府中に向かうと、今度はJR武蔵野線が強風で遅れている。
焦っても仕方がないので、徐行する電車の中で再び「魔笛」の譜読み。
なんとか時間ちょうどで稽古場に着くと、すぐ歌うことに。
パミーナとの2重唱と「パ・パ・パ」を歌って稽古終了・・・。

大変な想いをした割りにあっさりした稽古で肩透かしでした。

ところがここからが大変。
今度はJR武蔵野線が完全にストップ。
仕方がないので南武線で立川に出て、中央線に乗り換えて国分寺へ向かい、
そこから西武線の乗り継いで何とか帰宅。

夜に1人の生徒をレッスンすることになっていたのですが、
生徒くんも電車のストップで苦戦している模様。
1時間遅れで彼も到着したので、レッスンを開始しましたが、
大変な想いをして来てくれたのだから、せっかくだから長めにレッスンしました。
さすがに僕も疲れた・・・。

そんなわけでスリル満点な一日でした。

・・・あれ・・・気がついたら今日一日ちゃんとしたご飯を食べてないや・・・。
だから太れないんだな・・・。

2007/01/06(土) ドイツ語に苦戦
今日は一日聖歌隊の仕事。
空き時間に譜読みをしました。

イタリア語は歌っていて単語の意味がわかるから暗譜するのが速くなってきたんだけど、
現在「魔笛」でドイツ語に悪戦苦闘。
学生時代はリートばかり歌っていたから、ときどき知っている言葉が出てくるけど、
やはり知らない単語の方が圧倒的に多い。

ましてやパパゲーノは早口だから…脳みそを噛みそうです。

いろんな公演を見てきましたが、パパゲーノは良い声で歌っても面白くない。
むしろ声が美しすぎて違和感を感じる場合が多いです。

しかしそれでいて、ある程度の品格は保ちたい…。
難しい役です。


…ってまだそんな段階じゃないな…早く暗譜せにゃあ〜。

2007/01/04(木) 年末から新年まで
すっかり遅くなりましたが・・・
明けまして
おめでとう
ございます!


昨年末は毎年恒例のディズニーリゾートIKSPIARIの公開リハ&本番のため、
舞浜のホテルで過ごしていました。
30日のGP時は冷たい強風が吹いて凍えましたが、
31日の本番は風が止み、寒くなかったので助かりました。
GPには奥さんの実家の家族が観に来てくれました。

今回は父:泉との共演となり・・・実は《第九》初共演でした(たぶん)・・・、
お互いにいつもと違う緊張感を抱きつつ・・・でした。
今回はオケの後ろに合唱、その後ろにソリスト(ここまでは例年通り)、
さらにその後ろにスクリーンが設置されるなど、新しい試みも見られました。
-----------------
ディズニーランドのカウントダウン花火を見てホテルに戻りましたが、
安心したのか僕は腹痛。

『新年早々腹くだす』
2006年はとにかく身体&ノドの故障に苦しんだ一年でしたから、
今年は健康第一で行こうと思います。
・・・きっとこの腹痛は、そのための警告ですね。
------------------
正月は僕の実家で過ごしました。
祖母二人を囲んで、古澤家で団らんは楽しかったです。
ネコのハナも絶好調でした。
なぜかハナはうちの奥さんに一番なついている・・・。

1日はおせちとお雑煮を食べました。
2日は、ちょっとしたお話がありまして・・・
【母=ソプラノ、妹=アルト、父=テノール、僕=バス】
のカルテットで賛美歌の録音をしました。
いや〜さすがによくハモるんだけど・・・みんな個性が強いから大変でした。
でも貴重な体験でした。楽しかった。
3日〜4日は古澤家一同で秩父の旅館へ。
古い造りの風情のある旅館でした。料理がすごくおいしかった!
おばあちゃん二人とトランプをして盛り上がりました。
二人の楽しそうな表情を見れて嬉しかったです。
-----------------------

そんなわけで年末・正月はのんびり、とはいきませんでしたが、
リフレッシュできました。

今年も皆さん、よろしくお願いいたします!!

2007/01/03(水) IKSPIARI第九の写真4
IKSPIARI第九の写真その4

2007/01/02(火) IKSPIARI第九の写真3
IKSPIARI第九の写真その3
左からテノール:古澤泉(父)、ソプラノ:永安淑美さん、アルト:笠原朋子さん、バス:僕

2007/01/01(月) 正月の写真
モノレールの駅で・・・アレ・・・昨年と同じ服装??


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.