舞台裏日記
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2007/02/28(水) 忘れてた〜!!!
午前中から池袋でレッスン。
音大入試の真っ最中にいる受験生。
ちょっと緊張してきているのか、硬い感じだったのですが、
丁寧にアドバイスしていくといつもの調子に戻りました。
音大入試は本当に厳しい世界ですから、精神力が大事です!
頑張れー!!

午後はマザーコーラス。
もう4月のコンサート本番まで残り練習日数が10回を切りました。
まだまだ「完成」までは遠い道のりですが、
一歩一歩焦らず着実に上達していきましょう。
「三つの抒情」は音も詩も非常に難しいのですが、特に詩の内容を読み解くのが大変です。
もっと具体的なイメージを全員で描けるように指導していかねば・・・。
「サウンド・オブ・ミュージック」は逆に伸び伸び歌っていらして、
とても良い感じに仕上がってきています。
----------------------
夜は「魔笛」の稽古。
京王線の中で爆睡していたのですが、全然違う稽古場に行ってしまって、
慌てて引き返しました。30分遅刻・・・(すみません)。

昨日の反省を活かしつつ、また自分自身やってみたいパパゲーノ像もあったので、
思い切って役作りを方向転換してみました。
たぶん他の人にはわからないほど表面的には変わらないのですが、
自分の中では大きな変化でした。

まだ徹底できていない部分が多々あるのですが、
自分自身の中にとても冷静な側面を作ることができたと思います。
まだまだ今の段階では試せることを全部試してみる時期ですから、
思い切って頑張ります。
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・・・で、タイトルの「忘れてた〜!!!」の真相ですが。
中学の学年末試験を作ることを忘れていました・・・。
来週じゃね〜か!!
今日で2月が終わり。3月になったらすぐ試験じゃあないですか。
急いで作らなきゃ!!!

2007/02/27(火) 奥さんが帰ってきました
寝不足な感じで学校へ。
中2の最後の授業でした。
最後まで思い通りには授業ができなかった中2・・・。
悔しい思いもありながら、全員の歌声を聴いていて何とも言えない感覚になりました。
今聞こえている歌声が、良くも悪くも僕の授業にとって完成した「作品」ですから、
それはそのまま自分のものとして受け止めようと思います。

でも歌の試験が終わった後にも「もう一回歌っていい?」と言ってくる子達が、
だいたい授業中に手を焼いた生徒たちで、
それでも最後に楽しそうに歌ってくれていたから・・・
「これでいいのかな・・・」
もっともっと深い意味での音楽の楽しさを伝えたかったけど、
とりあえずは「歌うのは楽しい」という気持ちを残してくれただけでも、
その笑顔は彼女たちから僕への最高の贈り物でした。

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放課後に聴音を勉強にくる中2の子たちの勉強に付き合いました。
芸大入試の過去問をやってみたら、意外とあっさりできてしまったからビックリ。
すごいな、この子らは・・・。
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夜は「魔笛」へ。
タミーノ役の父もいたので、いろいろ芝居や立ち位置などについて入念に打ち合わせをしながら。
こういうのが遠慮なくできるのは親子ならではですね。

昨日の疲れもあったのか、ややナチュラル・ハイ・・・。
おかげでちょっとテンションが上がり過ぎて、
芝居も声も上ずる。表面的な上っ面な芝居になってしまいました。
明日も稽古があるから、少し落ち着いたところで演じよう・・・。

帰宅すると、奥さんが帰省から帰ってきていました。
なんだか久しぶりで変な感じ。

2007/02/26(月) 長い一年でした〜!!
今日はオペラ研修所の終了試験。
オペラのワンシーンを演奏していきました。

まずゆっくり起床したら、しっかりと朝食を食べてのんびり。
落ち着かない気持ちを抑えながら時間の経過を待ちます。
2時過ぎにようやく家を出て、ちょっと銀行に寄ってから駅へ。
池袋に出て「肉を食べよう!」と思い、メトロポリタンプラザ7階の「つばめグリル」へ。
"つばめ風ハンブルグステーキ"とご飯大盛りを注文し、
前菜の生トマトからゆっくり食べました。
お肉のエネルギーをしっかりと身体に充填して、いざ千駄ヶ谷へ。
まだ少し時間があったのでカフェでモカを飲んでから、会場入りをしました。

研修所での試験は舞台装置から小道具に至るまで、全て自分たちで管理しなくてはならないので、
イスやら机やらのセッティングやバミリをチェック。
発声を軽くしてから控え室に入って準備をしました。
他のクラスの助演で来ている知り合いの歌い手さんたちに会い、
とてもリラックスした状態でスタンバイしましたが、実際舞台袖に入るとすごい緊張。
本番でもこんなに緊張したことはないのに・・・。

「ドン・パスクァーレ」
「椿姫」二幕
舞台転換
「リゴレット」二幕

とにかく緊張の連続と気持ちの切り替えで、めまぐるしく時間が過ぎていく。
終わってみればあっという間でしたが、体力も使い果たし、
カーテンコールのときにはヒザが笑っていました。
つくづく体力がモノを言う・・・。
今回一番学んだことの一つです。

個人的には最後の「リゴレット」でミスをしてしまったので落ち込んでいましたが、
打ち上げで先生方のお話をうかがうと思ったよりも高く評価してくださいました。
「課題はもちろんあるけど、今日君はとても輝いた瞬間があった。
 輝く瞬間があるヤツが将来生き残っていけるんだよ。」
と、ある先生がおっしゃっていました。
ミスばかり気にしていた僕は「目から鱗」。
失敗を恐れてミスなく歌うよりも、輝く瞬間を増やしていける歌い手になりたい、と思いました。

この一年・・・。
本当に苦悩の連続でした。ストレスで声が出なくなったときもありました。
2月に入ったときまで研修所に通うのが辛くて辛くて、
何度も辞めようと思いましたが、
最後の最後に多くのことを学びました。
きっと一年前の自分からは想像できないほど、
心技体すべてにおいて少なくとも成長できたのではないでしょうか。
いい一年だった。
ご指導くださった先生方、本当にありがとうございました。
クラスメイトのみんな、お世話になりました。また会いましょう。
来年度は・・・まだ何も考えられませんが、勉強の日々は一生続きます。


さ!!
これで全身全霊を「魔笛」に注げる!
よーし、やるぞー!!
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明日、奥さんが帰ってくるそうです。
短い一人暮らしも今日が最後。

2007/02/25(日) パパゲーノってば・・・
奥さんがまだしばらくは帰って来れなそうなので、
朝からお洗濯。
2回洗濯機を回しました。昨日から計4回。
乾いた洗濯物を取り込んで清々しい気持ちに・・・すっかり主夫です。

午後から「魔笛」の稽古。
今日はニ幕を中心に練習しました。まだ荒立ちを固めている段階。
シーンをつないでいくと、いろいろ起こる不都合や矛盾を解消していきながら、
ワンシーンずつ作っていきます。
基本的にパパゲーノというのは自由な存在だから、気ままに動くことが許されていますが、
だからこそ他の全ての人物との関係性を保ちながら、
自分がいるべき必然的な空間を見つけながら動いていかなければならないです。
まるでバスケのポジション取りみたいな感じ。
でも常にレーダーを利かせながら飛び回るパパゲーノはやっぱり楽しい。

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練習後は父とステーキを食べに行きました。
300グラムは多いかな・・・と思いましたが、ペロっと食べてご飯もおかわりしました。
・・・これで何で太れないんだろう・・・(???)

池袋のスタジオでソルフェージュのレッスンを一人して、
その後、もう一時間部屋を借りて自分の練習をして帰りました。
最寄り駅に着くと、もうお腹が空いていたので再び食事。
・・・歌うとお腹が空くんでしょうかね〜。
-------------------------
さて、今日は【パパゲーノ】についてちょっとだけ語ってみましょうか。
作曲者のモーツァルトと台本を書いたシカネーダ(初演時パパゲーノを演じた人物)は、
このパパゲーノにとても重要な役割を与えています。
それは哲学とも言えるような内容です。

いい例が第6曲と第7曲の間のシーンの台詞。
パパゲーノ(黒人のモノスタトスと遭遇して・・・)
「ああ、驚いた。
 しかし、考えてみりゃあ鳥にだって黒いのがいるんだから、
 黒い人間がいたっておかしかないわけだ・・・。」

オペラの中で誰からもはじかれて人種差別を受け続ける奴隷のモノスタトスを、
唯一「人」として認めて受け入れているのはパパゲーノなんです。
そういう偏見とか、差別的な考えをもともと持ち合わせていないことは他のシーンにも表れています。

第2曲の後のシーン。
タミーノ「君は誰だい?」
パパゲーノ「誰って?あんたと同じ人間さ。そういうあんたは誰だい?」
タミーノ「私はたくさんの人々と国を治める王国の王子だ。」
パパゲーノ「たくさんの人々?国?王子?」

パパゲーノにとってタミーノの身分が王子であろうが何であろうが、関係がありません。
ただパパゲーノにとって大事なのは、相手が自分と同じ人間だということだけです。
・・・このことが当時の、貴族や市民階級などの身分がくっきり分かれていた社会において、
とても重要なことであったことは言うまでもありません。
パパゲーノはその当時のヨーロッパ社会情勢から離別した、
新しい感性の持ち主であったと言えます。
それは同じモーツァルトの作品「ドン・ジョヴァンニ」の主役:ドン・ジョヴァンニにも当てはまります。
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ところでパパゲーノを「野生人」のように演じる人が多いのですが、
それは全くナンセンスです。
パパゲーノはむしろ感性豊かな芸術家です。
彼は鳥を捕まえて、それを夜の女王や侍女たちに持って行き、
その代わりに食べ物や飲み物をもらって暮らしています。
「鳥を捕まえる」という行為を「狩をする」ことだと勘違いしている人がいますが、大間違いです。
彼に捕らえられた鳥たちは「観賞用」であり、女王たちは焼き鳥を食べるわけではありません(笑)。
『美しい』ものを愛すという感性をパパゲーノは持っていますし、彼は決して鳥を殺しません。
また夜の女王たちも美しいものを愛でる趣向を持っていたことも重要です。
(オペラ冒頭に登場する大蛇は殺しちゃいますけどね・・・)
パパゲーノ「取替えっこさ。星に輝く女王様とその侍女のためにいろんな鳥を捕まえて、
その代わりにオレは女王様から毎日食べ物や飲み物をいただくのさ。」


心優しいパパゲーノ。
いつも美しい鳥を追いかける生活は、実は貴族の暮らし以上に優雅だとは言えませんでしょうか。

2007/02/24(土) じたばたす・る・な・よ
何か一度にいろんなことが降りかかってくるときってありますね。
こういうときはじたばたすると逆効果。
大人しくしています・・・。
------------
さてさて話は変わりますが、明日は芸大入試の初日。
僕も10数年前に芸大入試を経験していますが、すごかったです。
まず控え室に入ったときの、他の受験生たちの殺気立った視線。
忘れられません。
とにかく一次試験から三次試験まで半月かかりますから、体力勝負。
今年も大変な倍率をみんな戦っていくのですね。
ガンバレー!

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奥さんは未だに病床についているそうです。
今日は点滴を受けたんだけど、うまく血管に入らなかったらしく、
5回も刺されたそうです。

2007/02/23(金) お好み焼き
今日は午前中からレッスン。
午後は池袋のスタジオでレッスン。
夜は熊谷へ行くので、その前に実家に立ち寄りました。
先日退院した祖母(父方)と母方の祖母の、
二人のおばあちゃんを囲んでお好み焼きを食べました。

その後、車で熊谷へ。
ベーレンタール男声合唱団の指導。
フォスターの曲を練習していますが、移動ド唱法を取り入れるようにしてから、
本当によくハモるようになった!
今日は発声を中心に練習したのですが、声もよく揃うようになってきました。
新しい曲も音取りを開始。
僕がソロを歌い、皆さんにオブリガードを歌っていただく編曲です。
男声がハモると倍音がたくさん聞こえますから、
ソロもとても歌いやすかったです。

強風の中、電車を乗り継いで帰宅。
毎度のことながら日付が変わっていました。
とっても寒いですね。
明日も寒いらしいから、風邪をひかないように気をつけなくては。

・・・とか日記を書いていたら鼻血が出た・・・。
早く寝ようっと。
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【画像】かつおぶしをあげたら熱い眼差しで待つハナ

2007/02/22(木) あ、今日って「2」のゾロ目の日だ!
今日、実家に帰省していた妻が戻ってくる予定だったが、
どうやらあちらでインフルエンザにかかってしまったらしく、
帰省が延期。
相当つらいらしく早朝からメールが届きました。
大丈夫かなぁ・・・。

さてさて・・・。
午前中ゆっくり起きて病院へ。
昨日くじいた手首を診てもらうが、大したことはなさそうなので、
湿布薬だけ処方してもらう。
まだ、物を持ったり、手をひねる等すると痛む。
まずはできるだけ負傷した筋肉を休めることだそうだ。

午後は一時間だけ授業。
中2の歌の試験で、「蛍の光」を3人ずつ歌わせる。
ワンフレーズを2人ずつ歌ってローテンションしていきながら、
最後のフレーズだけ3人全員で歌う。
声の重なり方で音色が変わるし、
たった3人でも2人のときよりも1人増えるだけで音に厚みが出ることを感じながら、
その中で「自分の声」・・・「自分という存在」を感じながら歌えていたら嬉しいな。

夜はオペラ研修所の最後の授業。
来週月曜日の試演会(重唱試験)のためのゲネプロでした。
早めにスタジオに入り、舞台転換の練習(舞台転換も自分たちでするのです)。
それから一気に全演目を上演します。

僕は・・・
2番目の「ドン・パスクァーレ」1幕
5番目の「椿姫」2幕
8・9番目の舞台転換と
11番目の「リゴレット」2幕

「ドン・パスクァーレ」では今日の声の調子を探りながら歌ってしまった感じなので、
もう一つ100%出し切れた感じではなかったのですが、
いちおう大まかな外枠はきちんとできたと思います。
あとはあと一歩の思い切り。

「椿姫」は、やや音色を気にしすぎたばかりに、
声に関しても演技に関しても小細工をしすぎた。
結果としてどちらも外に出ず、自分の中でもがいてしまった。

舞台転換はちょっと手首が痛くて・・・。

「リゴレット」では、とにかく思い切り頑張った。
細かいテクニカルな部分で甘さが出てしまったけど、
表現としてリゴレットの狂気性は今までで一番できたと思う。
ただ、まだまだ100%・・・この役は120%にまで達しないと、
そのキャラクターの異常性が出てこない。
でも最後まで集中力を切らせず演じきれたのは自信になった。

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ゲネプロ後は各先生方から個別にダメをもらう。
その内容は細かい部分に対する指摘はあったにせよ、
皆さんとても温かいものでした。

最近、涙腺が緩みがち。
目には見えない、自分に対する深いところからの「愛情」を感じると、
ついつい胸にこみ上げるものが湧いてしまう。
自分は実はとても「愛」に飢えていたのかもしれない、と気づく今日この頃でした。

・・・これで研修所での授業も終わりなんですね。
長い一年だった・・・。
(まだマスタークラスという上のクラスがありますが・・・)
月曜日は悔いが残らないように全ての想いをぶつけないとな。

2007/02/21(水) 独り想う
午前中は池袋のスタジオでレッスン。
受験生なのだけど、いちおう伝えられること、教えられることは全て教えきれた感じ。
あとはそれをどう吸収し定着させていけるか。
そして審査員の先生方にどう評価されるか・・・。

午後はマザーコーラス。

夜は「魔笛」でした。
今日は少し集中できていなかったかもしれません。
台詞や音楽の中でのリアクションも、少し新鮮さが薄れてきているみたいです。
自分では集中しているつもりでも、どこか抜けているんでしょうね。

稽古中に手首をくじいてしまいました・・・(-_-;)

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(以前記載した文章について、ご忠告があったため削除いたしました。
 文章の内容は自分自身に対して問いかけたもので、
 誰かを誹謗・中傷したものではなかったのですが、
 不快に感じた方からのご指摘を受けました。
 今後は誤解されてしまう可能性のある表現にならないよう、
 常に気をつけていきたいと思います。)

2007/02/20(火) 今日も川口へ
今日は学校で授業をして、
夜は川口へ。

川口市民合唱団の女声パート練習でした。
毎回書きますが、この合唱団はとても練習熱心です。

先週の木曜日に練習をして、おととい日曜日に4時間練習して、
そして今日火曜日にパート練習をして、またあさって木曜日は通常練習です。
本当にすごい・・・。

今日は発声を中心に「紅葉」と「歌の翼」を練習しました。
一人ずつ歌っていただいたパートもあり、
粘り強く指導していくと声が突然変わり、いい声になりました。
他の団員さんからも喝采。

声を押し出さずにやわらかい響きで統一できましたし、
ハーモニーもきれいになり、音程が下がる傾向も修復できました。
身体を使って歌ったので、皆さん「お腹が空いた」とおっしゃっていました。
このほど良い疲労感がいいですよね。
------------------
うちの奥さんは帰省休暇を満喫しているようですね・・・。
http://yaplog.jp/piropan/

こちとら寂しいなんて思う余裕もないほど忙しいや。

2007/02/19(月) 研修所・・・通し稽古
お昼にお一人レッスンをしてからオペラ研修所へ。
今日は午後に2時間補講をやってから、夜は来週の試験のための通し稽古。
「ドン・パスクァーレ」の二重唱(マラテスタ役)
「椿姫」の二重唱(ジェルモン)
「リゴレット」の二重唱(リゴレット)
という三つの役を代わる代わる演じていくのですが、
声質も違うし、キャラクターも全く違う三役。

・・・ダメだ〜全然対応できてない。
結局、片付けなどで終わったのは10時。
それからインペクの三人でご飯を食べて、終電で帰ってきました。

2007/02/18(日) 「合唱」な日
今日はまず午前中からレッスンをして、
午後から川口市民合唱団の指導。
4時間の練習に団員さんたちも最後まで頑張ってついてきてくれました。
武満徹の作品と、フォーレの「レクイエム」を練習しました。

川口から今度は八王子へ移動。
夜は八王子の若者男声合唱団「漢(仮称)」のヴォイトレへ。
今日がはじめての指導でしたが、若い人たちの合唱団だから、
みんなとってもいい声。
合唱経験者が集まった合唱団だからハーモニーもキレイでした。
これからが楽しみです。

2007/02/17(土) 妹とちょっとだけデート
早朝、一人で帰省する奥さんを見送り、再び就寝。

2時間ほどしてから起床し、午前中から東京ミューズアカデミー音大予備校で授業。
入試直前の生徒さんはお休みだったので、いつもよりは授業数が少なくて楽でした。

2〜3時のお昼休みに妹と待ち合わせをして、
以前こちらでもご紹介した魅惑の「マッシュマンズ・カフェ」でランチをしました。
実家のことや、妹の近況などを話していたらあっという間に1時間。
ちょっとだけの安らぎの時間でした。

6時まで授業をして、その後教室が空いていたから2時間ほど自分の練習。
昨日の父のアドバイスを思い出しながら深い音を目指して歌ってみました。
いい感じだったけど、お腹が空いてクラクラしてきたので夕食を食べて帰りました。

家に帰っても奥さんがいない・・・さびしいなぁ〜なんて思う暇もなく、
仕事や問題が山積み。
いちおう一段落して時計を見たら2:30になっていました。
そんなわけで、一応この日記を更新してから寝ようと思います。

明日は8:30起きだ。
寝れるかなぁ。
----------------
《画像》
マッシュマンズカフェのランチメニュー:タイ風どんぶり。
甘辛くてウマイ!!・・・カウンター席にはおもちゃがいっぱい。

2007/02/16(金) 困ったときの父頼み
今日は昼間に研修所の補講。
「椿姫」を歌いましたが、どうもここのところずーっと声のバランスがおかしくなっている。
声を出すのがすごく苦しいんです。

落ち込みつつ早退させてもらって実家へ。
病院におばあちゃんのお見舞いに行きました。
一人にしてしまうと怪我をしていることを忘れて無茶をしてしまうので、
家族の誰かが24時間そばにいるようにしています。
母がピアノのレッスンをしに家に帰っている間、僕がおばあちゃんの相手をしました。
塗り絵をしたり、テレビを見たり30分ほど。
二人でたくさん笑いました。

その後、熊谷に行きベーレンタールの指導。
今日もフォスターを練習しました。
とても優しい美しいメロディと裏腹に、歌詞の内容は人生の苦悩を表したものです。
このギャップがフォスターの曲の深みでもあるのです。
本当の悲劇とは。。。泣き笑い・・・。

22時に実家に帰り、声の調子を修正してもらうために父にレッスンを申し出ました。
快く引き受けてくれて1時間。
どうやら僕は身体を使うことをさぼっていたようです。
疲労にかまけて手を抜いていたんですね・・・。
少し改善の余地が見つかり、ホッとしました。
「困ったときの父頼み」ですね。
ありがとう、父。
---------------
明日から奥さんが実家に帰省します。
(ケンカとかしたわけじゃないですよ:笑)
一人で5日間・・・耐えられるかなぁ〜。

2007/02/15(木) 食べると違う!!
今日は天気が良かったので、すがすがしく・・・

・・・花粉がすごかったです(涙)
そんなわけで午前中に時間があったので耳鼻科に行ってきました。
アレグラというアレルギーの薬が結構僕は合っているので、
それを1シーズン分(4週間分)もらいました。

学校で授業。
授業の後に生徒二人が「二人で一個です」と言ってチョコをくれました。
一日遅れなのに(昨日僕は授業がなかったから)用意してくれたというのは、
・・・義理じゃあないですよね(涙!!)
大喜びしました。

-------------
夜は研修所。
今日は僕が関わる演目は当たっていなかったので、
インペクとして裏方に徹しました。
舞台転換とバミリ、稽古場(スタジオ)のセッティングなど、
今日は力仕事がほとんどで、実際に歌うよりも疲れた・・・。
-------------

ところで今日昼間に少し歌の練習をしてみました。
ためしに最初は空腹のまま歌うとヘロヘロでしたが、
すぐその後パンとコーンポタージュを食べてから歌ってみると、
声が良く出る!!
やはり、食と声には密接な関係があるんですね。
これからは歌う前はガッツリ食べることにしようと思います。

2007/02/14(水) オペラ「魔笛」立ち稽古スタート!
午前中に池袋でレッスン。
その後中村橋でマザーコーラス。
ちょっと数日前にコーラスをめぐって事件があったのですが、
士気は下がらないように自分を奮い立たせていました。

夜はオペラ「魔笛」の初立ち稽古。
父と稽古場で会うのも今日が初めてでした。
やっぱ親子で芝居をするのは楽しい・・・。
でも、ぶっちゃけ暗譜がすごく不安定なことに気づき凹む。

パパゲーノのキャラクターだけど、
今までの経験で確立してしまっているものを超えられない。
これではダメだ・・・。

でも、いろんなものをゴテゴテ付け加えていくのではなく、
まずは自分の引き出しに入っているものを全部出してしまおう。
それからいろんなものを削ぎとっていって残ったものだけで演じられたらいいな。
そしてその中で新しいものが見い出されるはずだ・・・。

4月まで時間があるから、ここからきちんと組み立てていこうと思います。

稽古の後は、父としゃぶしゃぶを食べに行きました。
豆乳スープで豚しゃぶをするのがすごくおいしかった。

2007/02/13(火) 「魔笛」マエストロ稽古
今日は午前中から授業をしてから、夜は「魔笛」のマエストロ稽古。
日曜日の稽古が中止になった関係で、練習不足のまま立ち稽古に入る前の最後の音楽稽古です。

今日は橘マエストロが久々の登場。
前回お会いした1月頭のときは僕が譜読み不十分な状態だったので、
今日はリベンジ!と思ってのぞみました。

若干、自分の思い描いていたテンポと違っていて、最初はうまく曲に乗り切れなかったのですが、
じょじょにマエストロのテンポに自分がリンクしていく感じで、
最後の方はこちらからもやりたいテンポを提示できるようになり、
いいアンサンブルができたような気がします。

出演者が多いオペラですし、どうしてもアンサンブル練習が中心になりますので、
アリアやソロの部分が多いパパゲーノの練習は割愛されてしまいます。
明日から立ち稽古なのですが、まだアリアは計2回しか歌わせていただいていない・・・。
大変だ〜(汗)

パパゲーノは芸人・興行主であるシカネーダが演じるために作り上げられた人物ですが、
モーツァルトの書いた楽譜を読む限り、
パパゲーノはただお客さんを笑わせるだけのために存在するのではなく、
一人の生きた人間(このオペラの中で一番リアルな人物)として書かれていると思います。
真剣に生きて、それがあまりにもリアルだから見ていて面白いのだと思います。

僕はオペラの最後の「パ・パ・パ」はお客さんに楽しんでもらうと共に、
『涙』してもらいたいと思っています。
そこを目標にオペラの冒頭から演じます。
どうぞお楽しみに。

----------------
奥さんからバレンタインチョコをもらいました。

2007/02/12(月) ボーっとしてるよ・・・
今日は池袋のスタジオで一人レッスンして、
その後、音大予備校でコールユーブンゲンの補講。

それから夜はオペラ研修所に行きました。
調子良かったはずが「リゴレット」でガチガチに声が力んでしまう。
なんでだろう?
おかしいな、おかしいな、と思っていたら終わってしまいました。

その後「椿姫」が当たったのですが、先生方から・・・
「古澤くん、ボーっとしているよ」
「目が開いていない」
「ちゃんと食べてる?」
などと言われてしまいました。
体調やテンションは絶好調のつもりだった僕には全く自覚がなかったので、
何が何やら・・・。

最後に「ドン・パスクァーレ」では、思いっきり楽しんで演じていたのに、
「本人が楽しめるテンションでなければ演出もつけようがない」
とバッサリ。
もはやパニックですよ。

で、自分なりに考えてみたのですが、もしかしたら花粉症のせいかも・・・。
でも確かにご飯を食べる時間をかなり割愛していますし、
一日中眠い(もう慣れちゃったけど)のは確かです。

疲れてますよ〜。「魔笛」の暗譜もあるし、精神が休まる時間は全くないのかも。
(夢の中でも暗譜をしている・・・)
あと数日でオペラ研修所も終わり、この息つく暇のない生活から解放される・・・。

あと少しの我慢です。

2007/02/11(日) インフルエンザの猛威
今日は「魔笛」の練習があったのですが、稽古中止になりました。
なぜかと言うと、僕が仕事の関係で休んだ金曜日の練習に参加したメンバーが、
皆インフルエンザに感染した模様。
指揮者、ピアニスト、そして僕の父もインフルエンザにかかってしまいました。

実は父から「練習から帰ったら高熱が出た。」と聞いていたから、
ちょっとそんな予感がしていたのです。
今日行ったら僕もうつされちゃうんじゃないか?・・・とハラハラしていたので、今日の稽古中止はホッとしました。
それにしても怖いですね・・・。昨年末にワクチンを打っているのですが、保障はないですから。
-------------
午前中にレッスン。
午後は時間ができたので、妻を連れて実家のおばあちゃんをお見舞い。
1時間半かけて行って、2時間だけ一緒にいました。
僕は眠くて眠くて病室で船を漕いでいました。
おばあちゃんはとっても元気そうでした。
夜は池袋で一人レッスンだったので、1時間電車で移動。
その間も爆睡・・・。寝すぎだ・・・。
帰りは再び妻と待ち合わせて、居酒屋で夕食。
飲めない二人、食べに食べて、会計は九千円を超えていました。
食べすぎだ・・・(汗)。。。

2007/02/10(土) 母方の祖母の誕生日
昨日の日記に登場した「祖母」は父方の祖母ですが、
今日は母方の祖母の誕生日です。
え〜と90・・・91?歳になるのかな???
とっても元気です。

ソプラノ歌手なのですが、今でも僕らの前で歌ってくれたりします。
声は揺れていますが、未だに音のピッチは正確だし、
小さいのになぜかよく通る声なんです。
すごいです。

---------
今日は午前中にレッスン。午後は音大予備校です。
新しい生徒さんを僕が担当することになりました。
音大受験とは関係なく趣味で歌を習いにいらしている方で、
合唱団でバスを歌っていらっしゃるそうです。

歌というのは楽しくなくてはいけません。
音が合っているのかどうか不安だとおっしゃっていましたが、
いいんです、そんなこと気にしないで。
パヴァロッティだって楽譜を読めないんです。
でもだからこそ個性があるし、聞こえる音に反応しながら歌えるのです。

歌には歌詞があります。
歌詞の意味を読みます。歌詞の意味にしたがって音が書かれています。
音が下降するのは言葉の意味がそれを求めているからです。
その「意味」が表現できれば、自然と声の音程もリンクされるはずです。

歌を楽しんでください。表現することを楽しんで欲しいです。
今まで知らなかった人生の楽しみを増やしてください。

2007/02/09(金) おばあちゃんも無事回復
今日は午前中お二人をレッスン。
お昼から受験生を一人レッスンしてから実家へ。

家には寄らず、真っ直ぐ病院にお見舞い。
先日足の手術を終えた祖母が入院しているのですが、すっかり元気になっていました。

もう90歳を過ぎ、元気いっぱいとは言え、
精神的には子供にかえっていますから、何だかかわいい。
パンダのぬいぐるみがお気に入りで、枕元に置いていました。
それにしてもご飯もお肉とかよく食べるし、
肌もつやつや、プリプリしているし、本当に血色がよくて元気。

抜糸が終われば退院できるそうで、本当に良かったです。
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その後、実家の車を借りて熊谷へ。
ベーレンタール男声合唱団は「草競馬」と「スワニー川」を練習しました。
ハーモニーは以前に比べたらとても上達しましたが、
発声をもっと充実させて、ハーモニーに厚みを増したい!

そのためにも徹底して各パート(各人)のレベルアップを図っています。
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実家ではネコのハナに久しぶりに会いました。
ハナも大喜びでしたが、僕はすぐ帰らないとだったので泣く泣く実家を後にしました。
熱い缶コーヒーを買って終電で帰宅。
今日はあったかくて眠かった・・・。
乗り過ごさず、無事帰宅しました。

2007/02/08(木) 技術か表現か
今日は学校で1時間授業。
バッハの「小フーガ」を鑑賞。
フーガを説明するために、この曲を4人の家族による物語として解説。
・・・我ながら意味がわからない・・・。

そのあと学校にお客さんを呼んで合わせをしてから、
オペラ研修所へ。

正直「魔笛」の暗譜などに追われて全然練習できていないのが現状ですが、
それとは別に最近悩んでいることがあります。

感情を表現したい、という気持ちをどこかで冷静に、
発声を重視して歌わなければいけない・・・ように感じていました。
特にこの研修所に来てから、自分の成績順位などを見ても、
結局は声に徹したときの方が評価されている現実を見て・・・。

しかし、それではいけない・・・と今日、改めて思いました。
結果的に自分の中で心と体の欲求を、理性で押さえつけている形になり、
どっちにも行けず声が詰まってしまっていた。
それをある先生に指摘されました。
全くその通りで、自分が正しいと思うことをやらずして何の為に歌うんだ・・・。

自分の思うことをやろう。
そこを評価してもらえないなら、それはそれでいいじゃないか。
研修所修了まであと数日。
頑張ろう。

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画像は先日の入籍記念日に奥さんからプレゼントされた時計。
時計コレクターの僕はもちろん感激。

2007/02/07(水) 何往復???
今日はスタジオへ何往復しただろう?

午前中から西武線に乗って池袋へ。
池袋のスタジオ・ノアで2時間レッスンしました。
入試も近いので、課題曲を細かく練習。
みっちり時間をかけたので、あっという間に時間が立ちました。

すぐ駅に戻り、西武線に再び乗って中村橋へ。
15分で昼食を食べ、学校へ。
PTAマザーコーラスの指導を2時間しました。
三善晃の「三つの抒情」と「サウンド・オブ・ミュージック」を練習しました。

学校を出て、また池袋へUターン。
スタジオ・ノアに舞い戻って1人レッスン。
その後、すぐ近くの音大予備校へ行って受験生の聴音を補講。

マッシュマンズ・カフェで夕食を食べてから、三たびスタジオ・ノアへ。
ソルフェージュ(音感)のレッスンをして今日も終了!!

「魔笛」の暗譜は電車の中で・・・ブツブツつぶやいていて隣の人怖かっただろうな。
昨日覚えたフレーズが今日出てこない。
あぁ〜記憶力が落ちてる〜。

2007/02/06(火) 面接&選考
今日は学校を早退させてもらって(生徒のみんなごめん・・・)、
面接&弾き語り(ピアノを弾きながら歌う)の試験を受けてきました。
仕事をしなきゃね。生活できませんから。
必死でございます。

どうも頭がボーっとしているのか(それともいつものことなのか?)、
目的地と全く違う駅で電車を降りてしまい、交番で道を聞いても「わからない」と言われるし、
バスの運転手さんに聞いても「そこには行きません」と言われるし・・・。
自分のミスに気づくまでかなりの時間がかかりました。

無事遅刻もせずに、面接などを終えてホッとしました。
さぁ移動。
新宿に戻り、埼京線で赤羽、京浜東北線に乗り換えて川口へ・・・。

・・・のはずが、なぜか埼京線を池袋で降りてしまう。
さらにホームから改札に向かって階段を下りきったところで気づく。
「あれ?僕どこに行くんだっけ?」
と思うこともなく、自然にどこかへ行こうとしていた僕。
・・・疲れてますね(笑)

思いのほか川口に早く着いてしまったのでファミレスで時間を潰しました。
ドリンクバーだけで2時間半。
「魔笛」の楽譜でも持っていれば暗譜ができたのに、中途半端に思い出そうとしたら、
どうしても思い出せない歌詞があって、気になって気になって仕方がなくなる。
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夜は川口市民合唱団のパート練習。
今日は男声の日だったので「荒城の月」と「筑波山麓男声合唱団」を練習。
後者は音取りだけで、前者は詩の世界が表現できるように細かい部分まで音楽作りをしていきました。
ハーモニーはだいぶ安定してきたので、あとは内容を全員が理解して「作り上げる」気持ちを大切にすることが課題です。
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花粉が飛んでますね。この時期の花粉は気管に入って咳が出るからツライ(汗)
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画像は夕べ食べたケーキ。昨日は入籍記念日だったのです。6年目突入です。

2007/02/05(月) さっすがに疲れました
連日バタバタしていますが、
今日は朝から聖歌隊の仕事のために舞浜へ・・・。
・・・遠い・・・(>_<)

ディズニーランドの近くに新しくオープンするホテルのチャペル献堂式。
まだ新築の匂いがする建物の中に入り、ピッカピカのチャペルで歌いました。

厳粛に行なわれた献堂式が終わり、一度東京駅に出てから丸の内線で池袋へ。
モスバーガーできのこのクリームフォカッチャを食べてからスタジオでレッスン。
レッスンをしながら一度意識を失いかけましたが持ち直して3時間レッスンしました。
さっすがに疲れた・・・。

夜になり代々木上原のオペラ研修所。
睡魔・・・というか意識を保つのがやっと・・・。
本当につらかった。

2007/02/04(日) 可能性
朝から2時間レッスン。
連日レッスンに通ってきて、少しずつ上達していく彼女。
是が非でも志望校(僕の母校なのですが)に受からせてあげたい!

府中へ移動してオペラ「魔笛」の音楽稽古。
このオペラは出演者が多い!!
部屋に入りきらない・・・体をキューっとしながらの稽古でした。

パパゲーノってもう何回も演じた役で、ある程度自分の中で確立しすぎてしまっています。
もっと可能性はないのか?楽譜や台本からもっと読み取れるんじゃないだろうか?
模索の日々です・・・。

一つ絶対表現したいことは、彼は最後まで「自由な生き方」を優先したことです。
笑いたいときに笑う。
しゃべりたいときに笑う。
自由で何が悪い。
パパゲーノは客席から見ると面白い人物ですが、本人はいたって真剣に生きているのです。

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僕の悪い癖なんですが、役作りが固定するまでに時間がかかってしまうんです。
何よりも「決めつけて」演じたくない・・・という思いがあるからです。
そのために思いっきり真っ白にしておきたい時期があります。
色をつけるのは、構図が決まって、色が決まってから。
それまではあらゆる可能性を探して立ち止まる勇気を持ちたいと思います。

さてさて、パパゲーノ・・・僕はどんなパパゲーノになるのやら。

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夜は音大予備校の補講のために池袋へ。
コールユーブンゲンと新曲のレッスンをしてきました。

間の休憩中にビル内のトイレに入ると、小便器のセンサーが勝手に反応。
誰もいないはずの便器の水が流れていました・・・。

え・・・?僕には見えないどちら様かがいらっしゃるのかしら?
霊感が弱くてよかった・・・(汗)

2007/02/03(土) 素敵なお店発見。
今日も土曜日ということで音大予備校のレッスン。
もう入試も間近。こっちも緊張してきた。

さて、休憩中に池袋で素敵なお店を発見しました。
人に教えたくないほど素敵なカフェ。

僕の好みのカフェには二種類あって、
一方は・・・
■一杯のコーヒーをクラシックのBGMを聴きながら、
 じっくり味わえるお洒落でシックな喫茶店。

もう一方は・・・
■まるで学園祭の模擬店のようなゴチャゴチャした店内に、
 ロックがガンガン鳴ってるようなファンキーなカフェ。

今日のお店は後者です。
マスターがバンドマンらしく、その趣味がいたるところに満ち溢れている感じで、
店内のテーブルやイスも全てマスターが自分で作ったというこだわりぶり。
いや〜デコボコなテーブル!いいね〜。
「店そのものが作品だ」という言葉通り、個性豊かな空間になっています。
それなのに居心地がいい…。

アーティストなお客さんの作品が並べられていたり、
マスター自らが歌う自主製作CDが500円で売っていたり…。
一番良かったのは「ビートルズ曲解説」という本が、よっぽどマスターが読み込んだらしく、
ボロボロになりながらも棚に置いてあったことです。

料理がまたニンニクがガツンときいていて、これまた『ロック』な感じ。
「おいしい」というより「うめぇ!」と叫びたくなる感じです。
…わかるかな?…

ロックな精神を持っているアナタはぜひ行くべし。

2007/02/02(金) レッスン&ベーレンタール
今日は朝からレッスン。
声に関しては素質がいいし、勘がいいから確実に上達している。
僕は発声法を教えるというより(だって僕自身が悩んでいるんだから)、
客観的に聴いて感想や理想のイメージを伝えることに徹しています。

あとはイタリア語の発音や単語、内容のイメージ作り。
曲の内容をきちんと身体の芯で表現すれば自然にいい声になっていく。
・・・自分が学んだことの受け売りのような気がしますが、いいんです!

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夜は熊谷でベーレンタール男声合唱団。
「草競馬」:フォスターの音取りをしました。
英語の発音がとても歯切れよくて、それだけで楽しめる曲です。

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先日足の手術をおこなった祖母は順調に回復している模様。
・・・よかった・・・。

2007/02/01(木) ジェルモンが見えてきた
今日は中学入試の採点のお手伝い。
社会科の採点をして、正答率などを調査していたら2時間くらいかかりました。
結局昼食を食べ損ねた・・・。

仕方なくマックでハンバーガーを食べ、再び学校へ。
来週早退しなければならないので、そのために自習課題を作成。
全ての準備を終えてようやく学校を出ました。

夜はオペラ研修所。
今日は2箇所で同時展開授業。
「ドン・パスクァーレ」の立ち稽古と、音楽稽古。
「椿姫」の音楽稽古でした。

特に「椿姫」は1時間レッスンしてもらいました。
細部に至るまで入念に音楽作りをしていく過程はとても楽しかったです。
先生によって意見が違うのですが、指揮の先生は、
「ジェルモンは悪いやつじゃあないんだ。ただ家族を守るために必死だったりするんだ。」
とおっしゃっていました。僕も全く同感です。

格式と家族の愛。
そしてその完成された人格をもってしても動揺や感情を抑えきれない瞬間がある。
それを楽譜の中に見い出し、それを抽出し、自分の体内に取り込んで歌う。
そういう作業の繰り返しだったのですが、1フレーズ毎にジェルモンの人物像と声が深さを増す感じでした。
これをキープしたいです。

「ドン・パスクァーレ」は対照的に、マラテスタの人物像よりも、
楽譜通り、正しいピッチで歌うことでキャラクターも芝居も作られてくる。
全く違うアプローチをしなければならない・・・。

ヴェルディとドニゼッティでは違う角度から譜読み・練習をしなければいけないんだということを勉強しました。


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