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2007/03/11(日)
花粉症最悪だ〜
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雨が降り、昼前にその雨が止む。 するとアスファルトの上に落ちた花粉たちが舞い上がる。 ・・・そして僕の鼻が詰まる・・・。
今日は最悪の花粉日和。 外に出たくないけど、家の中にいても結局花粉の被害にあうのだから関係ない。
午後は川口市民合唱団を4時間指導。 今日は参加人数が少なかったのですが、とても有意義な練習ができました。 音程がどう、とか、ハーモニーが、声がどう、とか・・・。 そういうことよりも、その曲に描かれている世界をしっかりとイメージして、 それを全力で表現しようとすれば自然に「生」の「真実」の声が出るし、 気持ちの高揚がそのまま音の抑揚になるのだから結果的にそっちが近道なんです。
フォーレ『レクイエム』 「オッフェリトワレ(OFFERITOIRE)」では、まるで底なし沼にはまってしまった人が、 必死に助けを求めているようでした。 「リベラ・メ(LIBERA ME)」は、まるでその景色が目の前に広がるようでした。 天が渦を巻く・・・地が揺れる! 「イン・パラディズム(IN PARADISUM)」で、温かい音に包まれました。
休憩後、武満徹の「島へ」。 とても清々しい曲で、レクイエムとは対称的。歌い方も変えなくてはなりません。 作為的な技術や作られた硬質な声を捨て、 素直に、のびのびと歌い上げる・・・これが意外と難しい。 たくさんの記号や指示も、客席に伝わってはならない・・・。 それらが全て有機的に、自然発生的に表現されなければ、 この曲のメロディの美しさや、微妙なハーモニーの移り変わりはただの人工的な音の羅列に聞こえてしまう。 そういう素晴らしさと危険が伴う曲と言えるでしょう。 何かわざとらしくクレシェンドなどを強調する演奏をする合唱団が見受けられますが、 それでは武満さんの真意は伝わらないと思います。 まずは、武満徹のエッセイや随筆(音楽とは関係ない内容のものも多い)を、 たくさん読んでみてはいかがでしょう〜? ---------------- 夜は一人レッスン。 その後は自分の練習をしました。
---------------- 画像は夕食に出てきた豆腐「ジョニ男」
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