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2007/03/08(木)
スカラ座の「魔笛」
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僕のパパゲーノを役作りするにあたって参考にしているのが、 1995年にスカラ座で公演された「魔笛」(指揮:ムーティ)のものなのですが、 今日は久しぶりにそのビデオを引っ張り出してきて鑑賞しました。
やっぱり、いいですね〜。 何よりもかわいい。なぜか見ていて切なくなるほどかわいいんです。 ほとんど「鳥人」に近いので、感情もあまり表情に出さないのですが、 だからこそその秘めた感情に共感できるし、なんか純粋すぎて健気で切なくなるのです。 最後の『パ・パ・パ』では心から「良かったね〜」と言ってあげたくなって、 胸に熱いものがこみ上げてきます。
笑いと取ることや、野暮ったさを出すことよりも、 この『純粋さ』を一番前面に出したいです。 タミーノのような一直線な純粋さではなく、 散って消えてしまうような透明な純粋さでパパゲーノを演じたいです。 --------------- 夕方に池袋で一人レッスンをして、 夜は川口市民合唱団へ。
9月の公演に向けて、この時期はガマン。 今現在もっとも不安な部分、苦手な部分を粘り強く潰していく練習。 今日は2時間のほとんどを「さくら」(編曲:武満徹)のコーダの部分に費やしました。 結局、不安感を拭うところまでたどり着けなかったのですが、 それは僕の指導力不足。 悔しいですが、団員の皆さんの力を引き出しきれなかったです。 でもこういう地道な作業をこの1、2ヶ月にじっくりやらなければ・・・。 とにかくガマンです。
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