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2007/05/31(木)
Libera me!
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お昼から「椿姫」の音楽稽古。 ところが電車が人身事故で止まっていて、遠回りして電車を乗り継ぐ。 結局10分弱の遅刻・・・凹
今日は僕が参加できる最後の音楽稽古だったので、 頑張って暗譜で歌う。 ドゥフォール役を経験したことがある人ならわかると思うけど、 2幕2場のポーカー決闘のシーンは難しい!! 流れているオケの音型は常に同じ。 ずーっと繰り返されるミニマム的なオーケストラが緊張感を生み出すんだけど、 歌う方もオケの動きを頼りにできないんだから嫌な緊張感の中で歌うわけです。 本当に相手の言葉と芝居の間だけで歌い出さなければなりません。
今日は・・・でも、まぁまぁいちおう暗譜で歌えたし、 あとはこの「間」で演じればいいんだから・・・特別な指示がない限り、もう立ち稽古にいつでも入れるでしょう。
その後、早めに出番終了したので、 同じく一緒に帰ることになったガストン役のY君とドトールで食事することに。 2人で今後のオペラについて、音楽界について熱く語り合った後、川口へ。
夜は川口市民合唱団の指導でした。 まずは「千の風〜」で声慣らしです。 どうも音が安定しないので、かなりしぶとく、厳しく練習しました。 発声の問題でも音感の問題でもなく、どうやら「聴く」ということが足りないのかも。 少人数ずつ声を出していって、細かく修正していくしかない。 時間をかけて音を合わせていき、最後には上手くいきました。 アレンジがいいので(自画自賛)とても温かみのある深い合唱を歌ってくださいました。
今日は、先週課題を残したフォーレクの「Lebera me」を特訓。 最後の"Libera me"のユニゾンの部分がどうもイメージが違ったので、いろいろ練習してみました。 休憩を挟んで、思い切って歩きながら歌う練習をしてみました。 2拍子ではありますが、拍に合わせて歩くのではなく、 2小節で1歩のテンポで歩きます。 "Libera me"・・・で1歩。 "Domine"の"Do"が2歩目。 言葉のリズムからいけば当然このテンポで強拍を感じることになります。
・・・で、これをやったらイメージがつかめたらしく、とてもいい流れに! 曲の緊張度を増すこともできましたし、結果的に声の支えが一定になりました。
あとは発音のスピードをゆっくり丁寧にすることを徹底。 強調して欲しい言葉や、シーンの内容を表現していくこともできました。
ずーっと不安だった"Libera me"もこれでクリア。 同じ練習のくり返しをしていけばクセになって完成度が高まっていくことでしょう。 もう安心。
残りの15分は同じく練習量が少なかった武満徹の「死んだ男の残したものは」。 これも曲のイメージがまだ定まっていないので、今日は僕が一緒に歌いました。 とにかく最初から最後までテンションが下がることも上がることもなく・・・分厚い流れの中で歌って欲しいです。
これは次回の課題。 一歩一歩すすんでいる合唱団の様子に僕も久々に気持ちが高揚したまま帰路につきました。
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