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2011/12/08(木)
穴埋めかしらん
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子どもの頃、好きだった本があります。 ダンボールで作ったロボットが動き出す話です。 ダンボーではないです。
そのロボットはわがままばかりでみんなに嫌われたりもしたんですが、 なんやかんやあって祝福されながら、ロボットの国に帰ることになりました。
その時そのロボットは嬉し涙を流すのですが、 その時のセリフが「何で涙が出るんだろう。ぼく、悲しいのかしらん。」でした。
子供の自分は思ったのです、「かしらん」ってなんだろうと。
そう森岳彦と「かしらん」の初めての出会いです。その時僕、6歳くらい。
それまで男口調だったロボットの口から、突然表れた「かしらん」。 なんで急に女口調? むしろそれなら「かしら」でいいよね? 「ん」ってなに、「ん」って いや、というかずっと男口調だったじゃん、 何、涙と共に女に目覚めたの?、ニューハーフなの?
とか子供心に不思議に思ったわけです。
そんな子供の僕は自分の疑問にこんな結論を出しました。 あれは、「ぼく、悲しいのか 知らん?」という疑問なのではないかと。
これはこれで急に関西っぽくなってるなぁとは思ったんですが、 ニューハーフに目覚めた説よりは、 しっくり来たのでこれで納得。
そうして月日は流れていきました。 今でも真相はわかっていません。
すみません、特にオチはないです。 でも本当にこの本大好きだったので、 何回も読んで、読むたびに「かしらん」について不思議におもってました。 だから「かしらん」って見るといつもこの本を思い出します。 でも本のタイトルは思い出せません。 知ってる人がいたら教えて下さい。
今回の日記の結論、 ・日本語って難しい ・児童文学は面白い
最近、I先輩のしんぶん!が素晴らしすぎて あんなふうに書けたらいいな、と思います。 でも僕はI先輩じゃないので無理です。 でもちょっとは影響を受けてる気がします。
最後にふと思ったけど ロボットって製作者が性別決定しなければ、 両性具有、つまりニューハーフとも言えるのではないでしょうか、 どうなの、教えてエロい人。
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