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2013/12/12(木)
来年こそは!
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1年細澤です。
20歳です! お酒飲めるんですよ! 高校生と間違えないでください。19歳のひよっこと間違えないでください。 若く見られるのは嬉しいんですけど、幼く見られるのはあまり嬉しくない今日この頃です。
さて、話は変わって、東海学生駅伝の話。 僕にとって、同じチームの人と走る初めての駅伝でした。
目標は6位入賞。そう決めて、みんなで半年間練習してきました。メンバー決めから、試走、前日のワンピースくじなどなど、駅伝が終わるまで、様々なドラマがありました。
僕は、2区担当、三重大エースとして、大役を任されました。白井さんから襷をもらい、仁志さんに襷を渡す。相手は、各校のエースたち。来年、目標が全カレ出場の僕にとって、区間賞が今回の駅伝の目標でした。 駅伝1ヶ月前からの練習は、絶好調。全身全霊、駅伝のために捧げてきました。 キャプテンの坂倉さんや、4年生の森さんが出場できないこと、4年生や院生は今年で終わりであること、それが、自分が練習に取り組む起爆剤となりました。 駅伝前日、キャプテンの坂倉さんが、「これからが三重大の黄金期...!その幕開けが明日だ!」と言ったとき、チームのメンバーみんなが本当に感動しました。 駅伝当日。少し寒くはありましたが、晴天で風もなく、とてもよい気候でした。付き添いには森谷さん、森さん、武藤に来ていただき、サポートしてくださいました。今年で最後の森さんが、僕のサポートに来てくれたのは、とても心強かったし、走れないことが誰よりも悔しいはずだと思ったので、森さんの分も走る!と考えました。 始まりました。まずは1区。今年最後の白井さんが、全力を出して、襷を届けてくれます。白井さん!ラスト!! 死にかけの顔で、必死にこちらに走ってくる白井さんから受けた襷を握りしめ、駆け出しました。見える奴は全て抜かす。そう決めて、最初からかなりハイペースで進みました。現在の順位はよくわからない。でも、とにかく1つでも多く順位を上げる!初めの1キロは2分55。そこから5キロまで、3分のペースで刻みました。2キロ通過で、見えていた人全員抜かしたのですが、そこからがツラかった!誰も見えなくなったところからは、完全に一人旅で、時計だけが頼りでした。 6キロ通過。この1キロ、3分10! 遅れている!そこからが本当の勝負でした。まさしく自分との闘い。自分が遅れれば、チームに迷惑をかける!仲間のため、1秒でも速く!死ぬ気で走りました。自分が6位まで持っていかなければ、入賞の道はないと思っていました。残り2キロ。1人見えた!400メートルほど先。あいつは抜く!絶対抜く!そう決めました。段々近くなる。もう必死でした。ラスト600。もう少し。全てを出して、走りました。結果、前には0,6秒足りず。抜かせなかった。あとからわかったことですが、その人はBチームの選手だったため、順位には関係ありませんでした。そして、6位に届かなかった。とても駅伝の厳しさを知りました。しかし、まだ終わっていない!最後まで、何が起こるのか分からないのが駅伝。最高のメンバーで、最高の走りを。みんなが信じてくれたのだから、今度は僕がみんなを信じる番。抜かしてくれ。お願いだ!そう思って、応援に向かいました。仁志さんから中田さん、斎木さんと渡ったところで、斎木さんの応援に間に合いました。恐らく今年が最後の斎木さん。顔が苦しそうではありましたが、何とか襷を届けようとする必死の姿がとてもかっこよかった。斎木さんから石野に渡った。6区の石野には、同じ1年として、一番頑張ってもらいたい存在。走る前に、声をかけれたことは、とてもよかった。襷が繋がるかは、全て石野にかかっていました。頼んだ、石野。最後の7区。ここまで襷が繋がったことは、ここ数年はなかったそう。車で急いで向かった6区中継点。しかし、間に合わなかった。見えたのは、白襷で走る選手たち。そこに、7区の航太さんはいなかった。繋がったんだ。初めて安堵しました。石野、しっかり役目を果たしてくれた。さあ、あとはゴールに向かうだけ。航太さんならやってくれる!誰よりも陸上熱心で、誰よりも走り込んできたあの人なら、大丈夫。みんなで信じました。 ゴール地点到着。航太さんが見えた!必至の応援と、必至の走り。泣いている人もいました。本当に感動しました。 結果は、8位。 個人としては、区間3位。区間賞には全く届かず。 厳しかったな… 駅伝は、タイム以上のものが必要。1人でも走れる力、コンクリートに耐えられる肉体。 まだまだ自分が、弱かった。自分が区間賞をとれていれば、また違う結果になっていただろうと考えてしまいます。 でも、これでこのメンバーで走るのは終わり。襷が繋がったことは大きな進歩。でも、6位になるのは大きな壁。
来年は、今の主力が4人ほど抜ける。新しい世代に期待するのも1つだが、今いるメンバーが、これからもっと強くならないといけないと思います。キャプテンは坂倉さんから中田さんに。中田さんは、坂倉さん同様、とても頼れる人。 お疲れ様会で、坂倉さん、中田さん、仁志さんが3人でいたあのとき、僕は本当にこのチームの一員であれてよかったと思いました。言葉で言い表せない、もう、最高のチームでした。
さあ、来年は後輩もできます。いつまでも1年面ではいけない。中田さんに頼ってばかりでもいけない。新しい時代の幕開けです。黄金期は、まだ始まったばかり。
来年は、見とけよ!
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