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2015/11/29(日)
好きな食べ物はミルクフランス
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こんにちは。この度5区を走らせていただく伊藤です。
私の良き友人中田君からお題を3つも貰ってしまいました。日記を書くのは久しぶりなので色々と心配ですが、最後まで目を通していただければ幸いです。
さて、あっという間に大学生活4度目の駅伝がやってきました。今年は就活の年であったため、部活に復帰できたのは8月の終わりの頃でした。
去年は1年を通して陸上にかなりの力を費やしていたので、残された3か月と少しでは正直なところ去年ほどの状態まで仕上げるのは難しいと考えていました。
そんな弱気な考えもあり、復帰当初は新しく手に入れたバイクのことばかり考えていて、バイクさんに見合う体型を手にすべく、上半身の筋トレばかりするといった長距離らしからぬ筋肉生活を送っていました。
しかし、それでも去年体感した走りが忘れられず、バイクを心底楽しむことのできない踏ん切りのつかない状態でした。
そんな中、僕を再び駅伝のステージへと引っ張り上げてくれたのは、3年生の幹部が作り上げてくれた今年のチームの空気と中田君の言葉でした。
今年のチームはみんな、のびのびといきいきと練習をします。
就活という先の見えない不安な日々を過ごしていたから、なおさらそう映るのかもしれませんが、復帰してみんなと練習を重ねていくうちに走ることの楽しさを思い出しました。
さらに僕の練習意欲に拍車をかけたのが中田君がしきりに言ってきた「今年は絶対に勝つ」という言葉です。
やはり中田君は僕が単純なことをよく知っています。
その言葉で僕はまんまと乗せられ、闘争本能に火が付き、夢中で練習に取り組めるようになりました。
練習に励む後輩の姿を見ていると、まだまだやれることが沢山あることに気づかされ、練習や日常生活に新たな試みを取り入れてみたりもしました。
結果、今の自分があります。
これらのように、今年の僕は仲間なくしては絶対にありえないのです。断言します。
陸上部を構成する一人ひとりが集まってできた雰囲気に僕は影響され、そのおかげで最良の決断をすることができました。
結局最終的に戻ってくる場所は陸上「部」であって、同じくらい好きだと思っていたガンプラや自転車といった「趣味」とはやはり違う魅力があるようです。
去年が幹部としてチームを導いていく年だとしたら、今年は仲間に救われた年でした。
今年の駅伝は、そんな僕を支えてきてくれた仲間に対して少しでも恩返しができるような走りをして見せたいです。
当日は6位入賞に向けて貢献します。
そして今年は、忘れてはならないのが筋肉至上主義の始まりの年でもあるのです。
なにはともあれ上半身の筋肉がなければ今の走りは生まれませんでした。
やっと中田君の筋肉をごり押ししたお題にたどり着きました！
『バイクと筋肉』『ＰＧと筋肉』『駅伝と筋肉』
23号線をトコトコと音を立てて走るヤマハのSR400。バイクと聞けば大抵の人が思い浮かべるオーソドックスな形をした愛くるしさと無骨さを兼ね備えたそのマシンは、乗る人に幸福感と自由を保障する。
機能的な特徴は何と言ってもキックペダルと単気筒であろう。
自らの足で心臓（エンジン）を始動させるという高揚感、単気筒ならではの胸を伝わる振動に心は震え、全身の筋肉！！がマシンの一部になっているような感覚さえ覚える。
ヘルメットに装着されたスピーカーからはユニコーンガンダムの「BANSHEE」が流れる。バンシィとは死を伝える妖精を意味し、限りなく黒に近い深い青色のモビルスーツのことである。この前私はこのプラモデル、pg（パーフェクトグレードの略。その名の通り、ガンプラの最高峰に位置するキットである。人体の筋肉！！の動きをトレースしたかのような非常になめらかな可動が再現されている。）を購入した。この機体はNTD（ニュータイプデストロイヤーシステム）を搭載しており、ニュータイプを見つけると機体の装甲が割れ、禍々しい金色のサイコフレームが露出したデストロイモードへと変形する。そして、ニュータイプを排除するまで活動を停止しない。その機体をイメージして作曲されたというこの曲からは、かつて各大会や駅伝のラストスパートで他の選手を圧倒させた森無双が思い出される。
駅伝へ向けて筋肉！！の疲労をためないために今日もSRにまたがり、私は大学へと向かう。
次は坂倉先輩お願いします。お題は「駅伝についての意気込み」に加え、「今年食べておいしかったもの３つ！」教えてほしいです。
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