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2017/04/02(日)
春休み終わりました
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こんにちは。あれこれ2年近く投稿していなかったことに気づいたらあっと言う間に卒業してしまい、明日から社会人生活が始まります。
OBの岡田和磨です。出身は伊勢高校、学部は教育学部の社会科経済ゼミに所属していました。明日からは三重県庁で働きます。 学生ラストレースが終わり、追いコンが終わり、いろいろ思うことがありながらなかなか言葉にする機会がないので最後にここに書いてみようかなと思い、約1ヵ月かけて少しずつ思い出を振り返り、文字に起こしました。長くだらだらと書きますが、最後なのでお付き合いください。
入学当初僕はトライアスロン部に入っていました。浪人時代に椎間板ヘルニアを発症して、完治させるにはお金や時間などたくさんかかるとのことで、陸上競技は高校までにしようと決めていました(今思えばトライアスロン部も相当体を酷使するのですが..)。でも、グラウンドで走っている集団を見るとやっぱり全力で走りたいなと思ってしまい、6月中頃思い切って陸上部に入部しました。 最初は自分のペースで練習しよう、○曜日は部活休んでバイトの日にしようとかいろいろ思って過ごしていたのですが、全力で練習してる先輩方・同期の姿を見て自分が恥ずかしくなり、気が付いたら高校の時のように1分1秒でもタイムを縮めようと努力するようになってました。合宿や県外のレースなど初めてづくしで高校とは違った陸上競技生活を楽しんでいました。 2年生になって、学業も部活もプライベートも充実して大学生活を満喫し始めていたとき、母親の癌が再発しました。どうしていいのかわからず、部活どころか大学までやめようか本気で悩みました。その旨を当時のブロック長の中田さんや同期に伝えたとき、いつでも戻ってこれるように優しい言葉がけや、勇気づけをしてくれたのを覚えてます。兄弟もいなくて、相談できる人や頼れる人がいなかった僕にとって、陸上部は唯一安心できる場所でした。 一旦は母の介護や勉学だけを優先しようと陸上部を離れる決意をしました。でも、無理をしていることをすぐ母に見透かされ、自分のことは気にせず、僕が一番やりたいことをやればいいと背中を押してくれ、再び陸上部に戻る決意をしました。母が苦しんでいるときに僕だけ練習や合宿でみんなと楽しんでいるのは気が引けたし、楽しみきれない部分が最初はあったのですが、僕が頑張ったり、楽しんでいる姿を見せたり、その話をすることで母が元気になってくれるのであればという思いで陸上競技を全力で続けることを決意しました。 実は今日、当時母のケアを行ってくれていた施設の人が家に来てくれ、あるノートをくれました。その中には、2年前の夏の日付で「かずまがまた陸上競技してくれてよかった。わたしのせいでやめなくてよかった」という記述がありました。僕は部活を続けて良かったのだと今日改めて知ることができて心が救われたような気持ちになりました。あのとき辞めなくて本当によかった。 そして自分たちにもいよいよ幹部の年がまわってきました。これまでチームをまとめたりする立場になったことなどなく、ブロック長になるのは思い切った決断だったと思います。歴代の先輩たちの仕事を見ていて、最初は自分なんかに務まるものかとすごく不安な気持ちもありました。それでもどうしても一緒に頑張る同期たちに駅伝のとき、気兼ねなく思う存分走り切ってほしいという思いと、今までの自分を変えたいという強い思いからブロック長になることを選び1年間やってきました。実際、本当に大したことをしてあげれた自信などないんですが、最後終わったときにみんながかけてくれた「お疲れさま」の一言や、前日ミーティングで渡された色紙をみたときに、この1年間のすべてが報われた気がして本当に嬉しかったです。さらにこの1年で長い間更新が途切れていた800mの自己記録を数秒だけ更新することもできたので、陸上競技の楽しさにも改めて気付けたいい1年となりました。 幹部が終わってから卒業までは一瞬のように感じました。まずは就職先を決めること。教育学部に所属していながら、違う道を選ぶのはわりと大変で、勉強することがたくさんありましたが、早く終わらせて部活へ戻りたい一心でなんとか乗り切り、無事第一志望から内定をいただくことができました。 後輩たちが企画してくれた駅伝にでたり、いつか走りたいと思っていたハーフにも出場したり、卒業ぎりぎりまで陸上競技を楽しめました。春合宿にも参加させていただき、後輩たちが暖かく迎えてくれてとてもうれしかったです。イベントもたくさん企画して思いっきり楽しみました。参加してくれてありがとう。アルバムも写真も全部宝物です。 4年間お世話になりました。気まぐれでめんどくさい性格なのは自分でもよく自覚してましたが、仲良くしてくれて、ついてきてくれて、力になってくれて本当に感謝しています。 これからも三重大学陸上競技部みなの活躍と、悔いなく学生生活を終えられることを心から願っています。
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