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2020/03/31(火)
老兵は死なず。ただ消え去るのみ。
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あなたがこの文章を読んでいるということは、私はもうこの大学にはいないでしょう。多分。
ということで、4年生の竹内です。 寝坊ばかりしていた私も無事大学を卒業し、陸上部を引退することになりました。 本当ならフルマラソンを走って燃え尽きて引退。という綺麗な引退プランを考えていたのですが、コロナウイルスの影響で残念なことに、ベッドの中で、マラソン中止のメールを見て引退してしまいました。 まあベッドの中で引退というのも自分らしくて悪くないかなと思います。(ついでにいうと、卒業証書は実家で、パジャマで受け取りました)
この日記では、最後ということで4年間の振り返りとか、お世話になった方への感謝とか、後輩に言い残したいこととかを書いていこうかなと思います。
しっかし、もう4年ですよ。4年。はやいなあ。 1年生の時、腹筋のやり方が下手すぎて先輩に笑われてた時間が昨日のように思い出せるのに。 この4年間は本当に色々な事がありました。
1年目:入部。陸上をやった事がなかったので同期や先輩に色んな事を聞きまくり。面倒がらず、教えて頂きありがとうございました。 2年目:走りすぎ?で鉄欠乏貧血になってインカレドベ2。回復した後は異常に調子が良くなり5000m自己ベスト。陸上が一番辛かった年と楽しかった年はこの年でした。 3年目:ブロック長に。へっぽこブロック長でご迷惑をおかけしました。 4年目:就活就活就活。で思ったより、陸上ができなかった。辛うじて最後の最後に10000m自己ベスト(31分台ギリギリ出せないあたり、自分らしい詰めの甘さ)
そんな感じで、最終的に僕の陸上人生は、 5000m 15分25秒90→三重大学歴代10位 10000m 32分03秒79→三重大学歴代7位 (HP委員早く更新してくれ!) で終わりました。
結局、ずーっと目標にしてたアゴが割れてる先輩の記録は抜けなかったな。もっとこうしてたら、ああしてたら。と、後悔する事なんていくらでも出てきます。ただ、ああすればよかったな、って事を伝えても、それをしていたら上手くいったかどうかなんて分からないので、僕が4年間陸上をする中でこれはよかったな、と思った事でも後輩に向けて書いておきます。
1つ目。「頭を使って練習する事」 すごく当たり前すぎることでごめんなさい。でも本当にこれは大切だったと思います。 中高と野球部だった僕は、監督からよく「頭を使って練習しろ!」と言われていました。言葉では理解していましたし、自分なりに実践しているつもりでいました。でも本当の意味でこれを実践できたのは大学の陸上部に入ってからじゃないかなと思います。具体的にはというとしっかり練習にテーマを持って臨む事が良かったと思います。例えば、「今日は呼吸法を変えてみよう」というテーマを持って練習に臨むとしたら、呼吸法以外の条件はいつもと同じにして、呼吸法だけ変えて色々試してみる。とか。 気をつけたいのはいきなり一気に色々変えたり、結果を焦ったりしないこと。何が悪くて何が良かったか判断できないですからね。後は、先輩や本だったりから色々なアドバイスや情報を受け取って一つ一つ実践していけば、何が自分に合って、何が自分に合わないのか選び取っていけるんじゃないかなと思います。 そういう意味では、陸上競技っていうのは自分の体を使った実験みたいで凄く面白かったです。 僕が、大学3年の時、一時期、内臓を守れば速くなるんじゃないかと考えて、走る前にウコンを飲んでいたのもそういった頭を使った練習の一環だったわけですね(多分違う)。ちなみにウコンの力は効果がなかったので、皆さんが試す手間は省けましたよ。笑
2つ目。「とにかくたくさん距離を走ること」 結局、これですよ。力こそパワー。距離こそストlongですよ。効率の良い練習とかいいフォームとかも勿論重要だとは思いますが、結局一番はどれだけ距離を走ったか、だと思います。速い人に話を聞いたら、練習法とか筋トレとか云々かんぬん以前にすごい距離走ってましたもん。距離を踏むという点では、良かったなと思う反面、もっと距離を踏みたかったな、という後悔もあります。 実際、僕が一番記録を出せたのは一番距離を多く走ってた2年生の時でした。たくさん距離を走る先輩方に引っ張られて、たくさん距離を走る事ができました。ぜひ仲間や同期で刺激し合って、たくさん距離を走ってみてください。
3つ目。「コミュニケーションを取ること」 なんかもう、当たり前のことしか書いてませんね。期待してここまで読み進めてくれた人には申し訳ない。でも本当に大切だったと思います。これに関しては、たくさんコミュニケーションを取ってくれた先輩方に本当に感謝したいです。 特に、貧血になって、それに気づかず走れば走るほどタイムが遅くなっていった2年生の時。あの時は本当に心が折れそうでした。それでも心が折れなかったのは、先輩方が気にかけて声をかけてくれたおかげだと思います。自分と向き合う時間が長い陸上競技だからこそ、誰かが気にかけてくれているという事が、とても大きな心の支えになったんだと思います。本当は、個人名を挙げて一人一人お礼を言っていきたいところですが、キリがないので、またそのうち、機会があれば、感謝の言葉でも述べたいなと思います。
・・・つらつらと書いてきましたが、まあ、あんまり読んでも役に立たない思います。笑 結局人に何言われようが、自分で実感したことの方がよっぽど大切だし、身に残りますしね。ただ、もし何か迷ったり、何か聞きたくなったらいつでも連絡してきてください。いつでも喜んで飯を奢りに行きますので。 そして、この日記を読んだ先輩方もいつでも飯を誘ってください。いつでも喜んで奢られに行きます!
最後に、感謝の言葉を。可愛げがあって、一癖二癖もある後輩、五癖くらいはある同期たち、そして素晴らしい先輩方に恵まれました。本当に賑やかで面白くて、尊敬できる人がいっぱいいて、楽しかったです。 4年前陸上競技部に入って本当に良かったと思います。ありがとうございました。
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