LEMON☆DIARY
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2006/08/28(月) 遠い思い出
昨日の大昔の宝物の中から、こんな写真が!
実家で飼っていたオスのマルチーズ・マル。
学生時代と会社勤めの時に、定期入れに入れておいたものです。

マルは、頭のリボンをちょっと外して付け直しただけでも、「ハイ可愛くなったよ〜♪」の言葉に
大喜びするオシャレさん。
頭が良くて、芸をたくさん覚えました。

そのマルが、ある日いなくなり、母親が自転車で探したり、新聞広告に出したり、
八方手を尽くしましたが、見つかりませんでした。

その内、メスのマルチーズ・マーコを飼うようになったのです。

会社勤めで帰省したある日、マーコを撫でながら母親とマルの話になりました。
「きっと誰かに飼われて元気にしてるよ」と言う私に、母親が重い口を開きました。

「マーくん、一度帰ってきたんだよ」

驚いている私に、それまで内緒にしていたことを話し始めました。

ある日、ずぶ濡れのみすぼらしい姿のマルチーズが実家に来ました。
家にいた人たちの中で、「マーくんでない!?」という話になり、確かめてみることに。
「○○ちゃん」と、マルが大好きだった子供の名前を言ってみると反応!
やはりマルでした。

マルが帰ってきたことで、みんなは大喜びでした。

しかし、私は思いも寄らぬ母親の話を泣きながら聞いていたのでハッキリとは覚えていないのですが
夜、家族が出かけているうちにか、寝ているうちに、マルはいなくなってしまったのです。

マルが必死になって戻って来た家には、もうすでにマーコがいて、自分の居場所がないと思ったのか。
それとも、家族にお別れを言いに来たのか。

私にはわからないけれど、今でも思い出すと、とても悲しくなる出来事でした。


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