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2000/02/01(火)
放浪人的青春日記〜保健室編〜10
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ところがその数秒後、槙は思いがけない人物から足止めされることになる。
「槙ぃっ!!」
「!!」
聞きなれた呼び声に勢いよく振り返ると、凄い形相で仁王立ちした男がそこにいた。
「ひ…寛さん…」
槙の顔がひきつる。
「どこ行く気だ?部室はそっちじゃないぞ」
「や、今日はちょっと用事が…」
「そう言って昨日はクラブで知り合った女の子とデートだったらしいな」
「……」
宇佐のやろぉバラしやがったな!!
そう思うのも束の間、 ゴンッ!!
「いってぇ!!!」
槙の頭上に怒りの鉄拳が炸裂した。
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