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2000/04/01(土)
放浪人的青春日記〜ひとすじのひかりD〜
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あなたが創り出す空気はこんなにも心地よい。
『誰にでもそーゆーことする人だから』
厚志はああ言ったけれど それは悪い意味なんかじゃなくて。
「喧嘩の原因とか俺知んねーから。よくわかんねーけど、」 「ん?」 「厚志は優しい奴だからさ」 「…うん」 「怒るってことはきっと、心配してるんだと思う。駿ちゃんの事」 「…そっかぁ」
きっと誰にでも平等に優しいんだ、この人は。
「槙さん」 「ん?」 「ありがと」
笑って言うと、答えるように向けられたその笑顔に
真っ暗な雲の隙間から輝く星を一つ、見つけた
そんな気がしたんだ。
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