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2000/03/11(土)
放浪人的青春日記〜こんらん@〜
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「おーい、いないのかー?」
ピンポーン、
二度目の寛さんの呼びかけと共にチャイムの音が鳴り響く。
「…出ないの?」 「…も、ちょっとだけ…」
『このままでいさせて』?
なんて、言われてもない台詞を都合良く付け足してみる。 同じ気持ちだったらいいなって思ってたらさっきより強く抱き寄せられて、
「あと五秒」
なんて名残惜しそうに言うから満更ハズレでもないみたい。
いち、
に、
さん、
し、
ご…
ちゅ。
「…は…?!」
槙さんの顔が近づいたかと思ったら唇に柔らかな感触。 驚いて顔を見上げると彼も同じ表情。
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