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2000/01/12(水)
放浪人的青春日記・11
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キーンコーンカーンコーン…
授業の終わりを告げるチャイムとともに、教室の廊下側の窓には人だかりができる。その視線は皆、ある1人の人物に集中していた。 転校生の駿である。
『えー、あれがぁ?全然弱っちそうじゃーん』 『てか白っ!あたしより美白だし』 『だから噂って当てになんねんだよなー』 『いやでも人は見た目によらないって言うし…』
「……」
イヤでも聞こえてくる耳障りな誹謗中傷の言葉達。 居心地の悪さに駿が席を立とうとしたその時だった。
「清牙〜!一緒にメシ食わねぇ?つか食おっ!」 「へっ…?」
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