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2000/04/12(水)
B
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何よりも願ってたあの子の笑顔が今そこにあって。 嬉しいはずなのに妙に切なくて。
「ちょっとスッキリしてくるぅ〜」 「おー思う存分出してこい」 「つかウィンクいらね!!」
寛さんと松ちゃんの前を作り笑いで横切って部屋を出た。俺のキャラと演技は完璧だ。
「はぁ…」
トイレの個室でようやくため息をつく。 これ以上幸せが逃げないように一回にしておこうなんてしょーもないこと考えながら。
「…やべ、まじヘコみかも…」
何でこんなに辛いかなんて、 とっくにわかってる。 それがおかしいことだってことも。
だけど 僕は
あの子の事が…、
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