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2000/04/13(木)
C
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「槙さーん…?」
(!!)
キィ、とトイレのドアが開く音とともに聞こえた俺の名を呼ぶあの子の声。に、過剰反応する心臓、心拍数ハンパねぇ。 なんてことは悟られないようにいつもの声トーンで話かける。
「はいはーい、ここいるよー」
存在証明のため個室のドアを軽くノックすると、ドア越しに駿ちゃんの気配が近づくのを感じた。
「駿ちゃんもレッツトイレッツ?」 「さむっ!!違くて。その、…大丈夫?」 「え、ぇ、と。オツムは至って正常ですが」 「いやいやそんなん心配てしないから」 「あいやーサックリきたー」 「……なんとなし、元気無く見えたから」
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