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2000/03/18(土)
放浪人的青春日記〜つよがりB〜
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ドキッ。
「図星って顔してる」 「ドラマみたいな台詞言ってんなよ」 「まあ立ち話も何だから」
そう言って連れてこられたサボリ場は別館にある美術室。
「ここって厚志のお気に入りなわけ?」 「まーね。静かで落ち着くし、古びた美術室とかなんかよくない?」 「ロマンチストくさい」 「あは、バレた?」 「そんな顔してね」 「駿ちゃんこそ可愛い顔して酷いことサラッとゆーよね」 「可愛いゆーな!お前だって…」 「はいはいもー話進まないからここまで」
俺の言葉を遮るように言うと、近くにある椅子を窓際に二つ並べて座り、空いている方の席をポンポンと叩いた。
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