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2000/01/20(木)
放浪人的青春日記・19
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「そーなんだ、よろしく!俺は…」 「駿ちゃんだろ?」 「え?」 「今や駿ちゃんの事知らないヤツなんざぁ、鈍なうっさんくらいだよな〜!」 「悪かったな!」 宇佐をちゃかし始めた晃達の和やかな雰囲気とは対照的に、駿の表情が微かに曇る。
(みんな…俺のことどう思ってんだろ…)
噂の内容からして、決して良い印象ではないことは確かだ。
―――…怖い。
その笑顔はホンモノ? 俺にかけるその優しい言葉達に嘘偽りはナイ?
駿の心に黒いモヤが陰り始める。
“ホントはずっと大嫌いだったよ、お前なんか”
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