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2000/01/23(日)
放浪人的青春日記〜保健室編〜1
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「失礼しまぁーす」 ガラリ。 ノックもなしに宇佐が保健室のドアを開ける。 そこに先生らしき人物は見あたらず、部屋の中は静まり返っていた。 「なぁんだ、裕ちゃんいないじゃん。言って損したー」 「裕ちゃん?」 「ここの保健医。先生のくせにサボリ魔でさー」 そう言いながら宇佐は駿を中へ入るよう促す。それと同時に5限目の予鈴が鳴り始めた。
キーンコーンカーンコーン…
「げっ!もぉそんな時間かよ!」 「うっさん、教室戻りなよ。後は俺1人で大丈夫だから」 「そう?悪ぃね!俺出席日数ヤベーから…」
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