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2000/03/24(金)
放浪人的青春日記〜きずあとB〜
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「そこまでは言ってな、」 「同じだろ!!」
急に怒鳴り声を上げた厚志に思わず肩が震える。
怒、った…?
「あ…あつ、」 「見損なったよ駿ちゃん」
そう言って立ち上がった彼はもう一言残して行ってしまった。
『しばらく口ききたくない』
どうして。
傷つかないための道を選んだのにやっぱり傷ついて。
どうしたらいい?
俺はどうすればよかったの?
わかんないわかんない
「…も、やだぁ…っ」
苦しいよ 助けてよ
「兄ちゃん…」
会いたくてたまらない人の名を 泣きながら無意識に呟いていた。
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